相手との距離を縮める方法と心理スキル

生きていれば、必ず人間関係の問題にぶつかります。

そもそも、この世の中で起きる問題は全て人間関係からといっても過言ではありません。

 

アドラー心理学の提唱者、アルフレッド・アドラーはこう言いました。

 

「すべての問題は対人関係にある」と。

 

そのくらい私たちは人間関係の中で揉まれて生きているわけです。

 

生きている限り人間関係を断ち切ることが難しいのであれば、効率の良い人間関係を構築するのが手っ取り早いでしょう。

 

つまり仲良くなってしまうことが最も効果的です。

人生の味方も増えます。

相談する相手も増えます。

 

そもそも人は孤独では生きていけません。

というのもとある研究の結果で判明したのが孤独は体内で炎症を引き起こすことがわかりました

 

孤独は脳の機能を低下させ、仕事のパフォーマンスも低下させてしまう要因になってしまいます。

 

逆に孤独だった人に友人ができると15年も寿命が伸びるという研究結果もあります。

 

31万人分のデータから判明されたことなので、信憑性は高いでしょう。

 

さらに良好な社会関係は健康に絶大な効果を与えます。

その効果とはダイエットをしたときの健康効果やエクササイズをしたときの健康効果よりもその3倍の健康効果が得られるのです。

 

また、ハーバードでの成人発達研究では「人間の幸せにとって最も大事なものは?」という研究を実施していたそうです。

 

その結果、人間の幸福にとって最も大事なものは良い人間関係であり、良い人間関係は脳を守りさらに記憶力もキープされたそうです。

 

人間関係を良くするためには、3つのポイントを重視してみてください。

 

 

1.接触時間

1つ目は接触時間です。

相手と単純に接触する時間が長ければ長いほど相手の警戒心を解くことができるようになります。

この際、話上手とかそういったスキルは一切必要ありません。

顔なじみの友人がいるだけで体内な脅威システムのスイッチがオフになるのです。

 

2.同期行動

2つ目にポイントは同期行動です。

相手と同じ行動をしましょうと言うことです。

一緒に食事をしたり、運動をしたり。

同じことをすることによって親密さが上がっていきます。

 

 

3.互恵

そして、最後のポイントが互恵です。

お互いに利益を与え合うことを指します。

この際、多くの方が「自分が与えられるものは何もない」と思いがちですが、それは違います。

 

相手に与えられるもの、それはあなたの信頼です。

自分の話をたくさんして、相手を信じてみること。

それがとても大切なのです。

 

セルフディスクロージャーという言葉をご存知でしょうか?

 

相手に自分の悩みや真実を打ち明けることです。

これが信頼を相手に与えるための最強のプレゼントになります。

 

自分の悩みを相手に伝えることによって相手の心理に返報性の原則というものが発動します。

 

つまり悩みを打ち明けてくれたことによって相手も何か返さなければならないという心理が働くのです。

 

自分の情報を開示してから、相手の経過心を解くこと。

これが効果的です。

 

また、相手と会話するときには3つの心理スキルを活用すると良いでしょう。

 

心理スキル1 ペーシング

1つ目はペーシング。

相手の会話やトーンのペースに合わせて自分も会話するのです。

 

心理スキル2 ミラーリング

2つ目がミラーリング。

相手に気づかれないように、動作の真似をすることです。

相手が水を飲んだら、自分も水を飲む。

相手が足を組んだら、自分も組み換える。

相手の動作を真似ていくのです。

 

心理スキル3 バックトラッキング

3つ目がバックトラッキングです。

相手のゴミをオウム返しで話します。

相手の言葉尻を拾って言葉にして伝えることによって、相手は自分の話をちゃんと聞いてくれているという気持ちになります。

 

すべての問題は対人関係からなる。

であれば、上記のスキルを駆使して相手との距離を縮めてしまえば良いのです。

 

上記のスキルを使えば相手が離れていくと言う事は少なくなるはずです。

ぜひ1つずつ試してみてください。

 

きっと相手との距離が縮んでいきますよ。

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