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変わりたいのに変われない脳の正体とは?最新脳科学で徹底解説!
どうも、効率人生研究家のSHOです。
毎日、脳科学や心理学の視点から「人生をうまく回す技術」を発信し続けています。
現在、YouTubeチャンネルは登録者1800人を突破し、メンバーシップ『SHO’s Study Log』では、有料限定の深掘り講義も始まりました。
目標は「1万人に、報われる努力の方法を届けること」。
もしあなたが今、「変わりたいのに変われない」と悩んでいるなら──
この記事は、きっとその“理由”を深く理解する助けになります。
今回のテーマは「変わりたいのに変われない」は、あなたのせいじゃない、というテーマでお送りいたします。
何度も失敗する自分。
続かない自分。
やる気が出ない自分。
そんな自分を責め続けて、「自分は意志が弱いんだ」と決めつけていませんか?
ですが、それは大きな誤解です。
「変われない」の正体は、あなたの脳が“正しく”働いている証拠です。
むしろ変化を拒むのが、人間のデフォルト。
この記事では、その脳の仕組みを5つの視点から解き明かしあなたがこれ以上「自分を責める時間」を繰り返さないための理解をお届けします。
- 「なんで自分は変われないのか?」がスッキリする
- 「自分はダメなんだ」と思う必要がなくなる
- 「じゃあ、どう変わればいいのか?」が自然と見えてくる
本編では、脳科学・心理学・行動経済学の視点をもとに、“変化できない人の脳で起きていること”を、5つの具体例と一緒に解説します。
この記事を読み終える頃には「変われない」の正体が見え、そして「変わるための準備」が整うはずです。
では、早速いきましょう。
変われないのは“意志”の問題じゃない
「なんで私は続かないんだろう」
「どうしてこんなにやる気が出ないのか」
──そんな風に、自分を責めたことはありませんか?
でも実は、その“変われない理由”はすでにあなたの中にあります。
しかもそれは、あなたの欠点ではなく、あなたの脳が正しく働いている証拠です。
ここからは、変われない人の脳で起きている5つのことを、科学の視点から解説します。
① 現状維持バイアス:脳は“変わること”を危険と見なす
「今のままが安全」と判断してしまうのは、脳の仕様です。
脳は常に「生き残ること」を優先して働いています。
そのため、環境が変わる・生活が変わる・自分が変わる──というすべての変化に対して、本能的に“拒否反応”を示します。
この現象は「現状維持バイアス」と呼ばれ、人間の判断に強く影響します。
たとえ今が不満だとしても、「今のままが最も安全だ」と脳が決めてしまうのです。
例えば、転職を考えているのに、なかなか動けない。
理想の生活を思い描いても、一歩が踏み出せない。
これは“意志の弱さ”ではなく、脳があなたを守ろうとしているという自然な反応です。
だからこそ、「変われない」ことに、まず罪悪感を感じる必要はありません。
② 扁桃体が“変化”を脅威として処理する
脳の“扁桃体”という部位は、変化=危険と認識します。
扁桃体は「危険を察知するセンサー」のような存在。
変化や未知のものに触れたときに活性化し、不安や恐怖といった感情を生み出します。
たとえば、「明日から毎朝5時に起きるぞ」と決意したとき。
一見前向きな挑戦でも、扁桃体はそれを“生存を脅かす異常事態”と見なすことがあります。
結果として、不安や面倒くささ、だるさなどが湧き起こり、行動を妨げてしまう。
つまり、「やる気が出ない」の裏には、扁桃体が非常事態と認識している状態が隠れています。
この働きを知ることで、「やる気が出ない=ダメ人間」ではないと理解できます。
③ 自己否定が脳を硬直させる(扁桃体過活動)
「自分を責めるほど、脳は“変わりたくない”状態に陥ります。
先ほどの扁桃体は、ストレスや恐怖によってさらに過活動になります。
そしてこの過活動が続くと、“前頭前野”という理性や判断を司る部位の働きが弱まることが分かっています。
つまり、自己否定や自己批判は、脳のバランスを崩し、「変わるための思考力」そのものを奪ってしまうのです。
たとえば──
「どうせまたダメに決まってる」
「こんな自分じゃ無理だ」
と繰り返すうちに、脳は“変化しない方が安全”と結論づけてしまいます。
だからこそ、「変わらなきゃ」と自分を責める前に、「脳を整える」ことの方が先決なんです。
④ 「行動」から始めようとしてしまう逆順思考
多くの人が「変わりたい」と思ったとき、まず“行動”しようとします。
早起きする・ジムに行く・禁酒する…
でも、その前に整えるべきものが2つあります。
それが「感情」と「意味づけ」です。
脳の動きは、「感情 → 思考(意味)→ 行動」の順です。
感情が整っていなければ、いくら行動しようとしても、脳のブレーキは解除されません。
僕たちが「三日坊主」で終わるのは、この“順番”を間違えているから。
行動だけ変えようとすると、強烈な反発が起きてしまうのです。
「なぜ変わりたいのか?」を明確にし、その感情を受け止めてから行動を設計する。
この順番を守ることが、実は一番“ラクに変われる方法”なのです。
⑤ 脳の報酬系が動く前に“焦り”が遮ってしまう
脳には“報酬系”と呼ばれる「やる気のスイッチ」があります。
ドーパミンが分泌されると、「動きたくなる感覚」が生まれます。
しかし、このスイッチが入る前に、“焦り”や“不安”が強すぎると逆効果になります。
「こんな自分じゃダメだ」
「早く変わらなきゃ」
そうした焦燥感は、ドーパミンを活性化するどころか、不安系のノルアドレナリン優位にしてしまうのです。
その結果、「頑張らなきゃ」と思うほど、体が動かなくなる。
変化には、“ワクワク”“ちょっと楽しみ”“やってみたいかも”というポジティブな期待感(=未来の報酬)が欠かせません。
つまり、焦りや義務感ではなく、“小さな報酬設計”が脳を変える鍵なんです。
自分を責める前に、脳の設計を見直そう
僕自身も、「変わりたいのに変われない人間」でした。
何かを始めても続かず、自己啓発本を読んでも、数日で元に戻る。
そんな自分がイヤで、「意志が弱い」「根性がない」と何度も思いました。
でも、ある日を境に気づいたんです。
変われないのは、根性の問題じゃない。
「順番を間違えていた」だけだったと。
感情が整っていないまま動こうとしたり、
意味づけがないまま頑張ろうとしたり、
自分を責めながらモチベーションを上げようとしていたり──
そんな状態で変わろうとしていたら、脳が拒否反応を示すのは当然です。
「動けない自分」も、「すぐ戻ってしまう自分」も全部、脳が“あなたを守ろうとした結果”だった。
そう気づいたときから、僕は「どうすれば脳が素直に動くか?」を研究しはじめました。
その結果、毎日発信を続けることも、-13kgの減量も借金500万円を抱えた中でも諦めずに進み続けることも、すべて「脳の設計」によって可能になったんです。
まとめ
最後に、今日のポイントを整理します。
- 変われないのは“意志が弱い”からではない
- 脳には、現状維持を好む「正常な働き」がある
- 感情・意味づけ・行動の“順番”を守ることが大事
- 焦りや自己否定は、むしろ変化を妨げてしまう
まずは今夜、1行だけでいいので“今の感情”を書き出してみてください。
ジャーナリングでも、スマホのメモでも、形はなんでも構いません。
それが、「変わりたい」から「変わりはじめる」への最初のスイッチになります。
では、「どうやって脳を変える順番を組み立てるのか?」が気になる方へ。
次回は、YouTubeメンバー限定でお届けする『SHO式・変化マップ|脳を“順番で動かす”実践講義』です。
今回の無料ブログは、いわば“前半戦”。
次回は、実際にあなたが「どう動けば変われるのか?」を脳科学 × NLP × 行動経済学で設計していきます。
感情の可視化・意味づけの再構成・小さな行動設計まですべて“順番どおり”に解説しています。
興味がある方は、ぜひこちらからどうぞ👇