いまだにこういう風に言ってる人をよく見かけます。
- 「寝る時間がもったいない」
- 「夜12時に寝ている」
- 「そんなに早く寝るなんてありえない」
誠に残念な話ですが、そういうふうに言っている人たちほど、どうもパフォーマンスが低下してるように思います。
きっと彼らは自分を高パフォーマンスだと思っているでしょう。
ですが、残念ながらパフォーマンスはお世辞にも高いとは言えません。
そして、パフォーマンスが高い人たちもいますが、そういう人たちが睡眠を削っていると言う話を聞くと、どうしても「もったいない」と思ってしまいます。
しっかりと睡眠をとっていない状態で、そのパフォーマンスをはっきりできるのですから。
さらにしっかりと睡眠をとれば、もっともっとパフォーマンスが向上するというのにもったいなさすぎます。
皆様は、睡眠負債と言う言葉を聞いたことがありますでしょうか?
睡眠不足を負債と見立てて考えることです。
数日間寝不足が続けば睡眠負債は増加していきます。
そして、負債は超過した場合。
人間はどうなるのでしょうか?
今日は恐ろしい睡眠負債について説明します。
以下の本がオススメです。
実は、ストレス体制を体内の根本的なところから改善していくためのキーとなるのが睡眠です。
そして、睡眠不足は体を破滅させてしまう要因になります。
睡眠負債という言葉があります。
この睡眠負債と言う言葉は睡眠の量をお金の借金に例えた表現です。
毎日の睡眠不足が少しずつ貯まるとどうなるでしょうか?
実は睡眠不足が貯まっていくといずれ債務超過となり、様々な疾患に発展してしまうのです。
つまり、睡眠不足が貯まりに貯まって、健康が回収されないと言う状態です。
そして最も恐ろしいのは、そのことに実は本人は気づかないと言うところです。
「早く寝るのがもったいないから」と夜更かしをしていると、自分が気づかないうちに債務負債は貯まっていき、いずれ債務超過を起こし、心疾患やうつ病となってしまうのです。
睡眠には日中のストレスを回復させる働きと記憶を整理整頓する役割を果たしています。
骨と筋肉の成長や免疫システムの強化、嫌な記憶を呼び起こしてそれらを処理する。
など、睡眠中に私たちの体は回復し、整われ、レベルアップしていきます。
ですが、睡眠時間をしっかりと確保できていないと、体が回復する事はありません。
日に日に睡眠不足が続き、ダメージが蓄積され、どんどん体を壊していきます。
しかも、当の本人は、全くそれに気づかないと言うのです。
では、睡眠負債を返済する方法を見てみましょう。
と言っても、本当にシンプルで簡単な方法です。
- 昼間は太陽の光をしっかり浴びましょう。
- できれば休憩時間は昼寝をするといいです。
- 昼寝には、注意力や倫理思考が大幅に改善される効果があります。
- 寝るときには、耳栓とマスクをしましょう。
- なるべく暗くしてから寝て下さい。
驚くことに、たったこれだけです。
(先ほどオススメした本には他にも対処法が書いてありますよ。)
たったのこれだけで、睡眠負債を返済することができます。
できれば、質の良い睡眠を確保してください。
人生の3分の1を占める睡眠。
この睡眠を無駄にすると、簡単に脳と体は崩れていきます。
「寝る時間がもったいない」という言葉。
考え方としては、その逆です。
人生の3分の1を占める眠だからこそ、良質な睡眠を作り、自分を最高のパフォーマンスを発揮できる状態に持っていく。
これが1番大切なのです。
若い子にはなかなか理解しがたいことかもしれませんが、これが事実です。
ぜひ、睡眠を意識してみてください。
睡眠不足が貯まっていても、私たちが気づくことができません。
死神が負債を取り立てに来る前に、すぐに返済するように、努力してみる価値が大いにあるのではないのでしょうか。