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「聞いたはずなのに覚えてない…」がなくなる伝え方の心理学
どうも、効率脳研究家のSHOです。
脳科学・心理学・習慣スキルをもとに、「人生のムダを減らす技術」を研究・発信しています。
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いつも応援ありがとうございます。
「ちゃんと伝えたのになんで伝わってないの!?」
家族に、部下に、クライアントに──
こんなふうにモヤモヤした経験、ありませんか?
実はこれ、「伝え方のスキル不足」ではなく、脳の仕組みの問題なんです。
人間の脳は、一度聞いただけでは覚えられないし、気づいてもらえないのが当たり前。
今回はそんな「伝わらない問題」を解決する、心理学×脳科学ベースの3つの習慣設計を紹介します。
あなたが伝えたいことが、ちゃんと伝わるようになる──
そんな技術を今からお伝えします!
1. 脳は“最初と最後”しか覚えてない
まず最初に覚えておきたいのは「人間の記憶には偏りがある」ということです。
心理学ではこれを「初頭効果」と「親近効果」と呼びます。
これは「最初に出てきた情報」と「最後に聞いた情報」が記憶に残りやすいという現象です。
つまり、あなたが本当に伝えたいことは──
- 話の冒頭に一回
- 話の締めにもう一回
この2回に絞って繰り返すだけで驚くほど記憶に残りやすくなります。
しかも、脳は「聞いた順」で理解しようとするため、最初に“結論”を入れると話全体の理解度も一気に上がるんです。
これはプレゼン・商談・SNS投稿すべてに応用できます。
「伝え方」で損していた人ほど、劇的に変わります。
2. 一貫性のあるメッセージは“刷り込まれる”
2つ目のポイントは「繰り返し」の力です。
脳は「何度も聞いた情報=重要」と自動で判断する仕組みがあります。
これは認知フレーム(スキーマ)の一部として機能し、アンカリング効果とも呼ばれます。
たとえば「この商品は安心です」と一回言うよりも、
- 「安心して使えるんです」
- 「安心という声が多いです」
- 「安心がこの商品コンセプトです」
……と、言い回しを変えて3回伝えたほうが脳は「これは安心なんだ」と納得しやすい。
繰り返すとウザい…と思われがちですが視点を変えれば印象が変わるのがポイント。
「安心です、って言われても信用できない」
よりも
「安心って言われて、さらに体験談も聞いて、実際にデータもあった」
の方が納得できますよね。
同じメッセージでも、“視点を変えて繰り返す”のがコツです。
3. 「あなたのために」は脳を動かす
最後に紹介するのが自己関連性の法則。
人は「自分に関係がある」と感じた情報だけを優先的に処理します。
だから──
「この情報、あなたの将来に関係ありますよ」
「○○さんが悩んでた件に役立つと思って」
こうした言い回しは、脳の“認知フィルター”を一気に通過するのです。
逆に、どんなに正しい情報でも「自分には関係ないな」と思われたら記憶には残りません。
相手の名前・悩み・感情にリンクさせることが、記憶に残す近道です。
“記憶に残す伝え方”を習慣にするには?
今回の3つの習慣、なんとなく分かっていても、
「いざ会話になると忘れてしまう…」
「結局また“伝えたつもり”になってしまった…」
そんな方のために、実際に会話で使えるテンプレート集をご用意しました。
- ✔ 「伝えたつもり」を防ぐリマインド設計テンプレ
- ✔ “繰り返しに見えない繰り返し”のスクリプト例
- ✔ ビジネス・家庭・SNSで活かせる心理構造
あなたの伝え方が、“ちゃんと届く技術”に変わります。
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▼まとめ|「伝えたのに伝わらない」を終わらせよう
人の記憶は、「正しさ」より「設計された繰り返し」で動きます。
今日からできる3つの工夫を、もう一度整理すると:
- ① 最初と最後でメッセージをはさむ
- ② 繰り返しは“視点を変えて”届ける
- ③ 「あなたのために」が記憶を刺激する
これらはすべて、「聞いたけど覚えてない…」を防ぐ“効率脳の伝え方”。
伝える力は、才能ではなく技術。
だからこそ、誰でも磨けます。
あなたの言葉が届く世界へ。
そしてこの言葉を胸に、明日を迎えましょう。
『今日1日を、モノにしよう』
最後まで見て下さりありがとうございました!!