毎日が忙しくてなかなか運動することができない。
そう思ってる方は多いのではないでしょうか?
運動をした方が体に良いのは100も承知ですが、なかなか日常に取り入れることが難しいと言う問題があります。
実は必要な運動と言うのは早歩きだけしていれば足りてしまいます。
早歩きをすれば、1日に必要な運動量はほとんど確保することができるでしょう。
ですが、より効果的な運動を知識を知っておけば、日常に効率的に運動を取り入れることができます。
とても簡単なので今回は運動の2つの特徴を学んでいきましょう。
運動には2種類あります。
有酸素運動と無酸素運動です。
この2つの運動の特性を知ることによって、日常生活でどのように取り入れていくかというのが見えてきます。
今日はこちらの本をお勧めします。
まず、有酸素運動についてです。
有酸素運動とは、長時間持続可能な運動を指します。
呼吸をしながら行う運動です。
そのため、酸素を利用してエネルギーを作っていきます。
例えば、ランニングやサイクリング、水泳やウォーキングなどが挙げられます。
有酸素運動のメリットは以下になります。
- 心肺機能の向上
- 脂肪の燃焼
- ストレス解消
- 血圧コレステロールの改善
- 成長ホルモンの分泌
そして、何よりもBDNFと言う脳のタンパク質が分泌されるのが大きな特徴です。
BDNFと言うのは脳由来神経栄養因子と言うもので、これが分泌されると脳が活性化し頭が良くなるということがわかっています。
続いて無酸素運動についてです。
無酸素運動とは、短時間で高強度の運動です。
呼吸を止めながら行う運動のことです。
つまり、酸素を使わないでエネルギーを作り出すことです。
例えば、筋トレ、スプリント、重量上げなどです。
無酸素運動のメリットは以下になります。
- 筋力の向上
- 筋肉量の増加
- 短時間で効果的
- 骨密度の向上
- 代謝の向上
- 成長ホルモンの分泌
このように、身体機能の基盤を作り上げる効果があるのです。
そして、無酸素運動の大きな恩恵はこれです。
テストステロンと言う男性ホルモンが分泌されると言うことです。
さて、2つの運動の種類が揃いました。
普段聞いたことのある2つですが、詳しい効果まではなかなか知らなかったのではないでしょうか?
忙しい日常で取り入れるなら、やはり無酸素運動でしょう。
短時間で高強度ということですから、日常生活に取り入れやすいですね。
腕立てやスクワットを10回30秒程度でやってしまえば良いわけです。
そして、普段移動するときには、早歩きで歩くこと。
これで有酸素運動も確保することができるかと思います。
なるべく有酸素運動と無酸素運動2つを行うことがとても大切になります。
自分の普段の日常に、いかに動作をくっつけるかというのが課題になりそうです。
ちなみに、有酸素運動と無酸素運動やるならばどちらを先にやったほうがいいのか?
答えは、先に無酸素運動をすることです。
脂肪燃焼効果が現れる成長ホルモンは有酸素運動を始めて約30分はかかります。
ですが、強めの無酸素運動を始めた直後から、なんと30分〜数時間は成長ホルモンは分泌され続けるのです。
5分から10分の筋トレでも成長ホルモンはかなり分泌されます。
そのため、強めの無酸素運動を行った直後に有酸素運動をすることによって、有酸素運動の初めから脂肪燃焼効果が期待できると言うことになります。
有酸素運動を始めて30分で成長ホルモンが分泌されるのであれば、あらかじめ無酸素運動をしておいてから、30分フルで成長ホルモンの分泌を促すことが最も効率的です。
なので、腕立て伏せを高強度で5分程度やった後に外に散歩しに行く。
仕事の日なら、家を出る前に強めのスクワットを20回ぐらいやってから早歩きで出勤する。
休憩の前にも、腕立てやスクワットを1分や2分でもいいから行い、早歩きでランチに出かける。
実は、これで全然運動は足りてしまうのです。
むしろ効果的に体を変えてくれるでしょう。
腕立てもスクワットも1分もあれば10回15回はできます。
忙しい日常の中で、いかに運動を活用するかが見えてきましたね。
ぜひ本日より運動を日常に取り入れてみてください。