なぜ人は変われないのか?脳の仕組みから見抜く“変化の7つの壁”

なぜ人は変われないのか?脳の仕組みから見抜く“変化の7つの壁”

 

どうも、効率人生研究家のSHOです!

脳科学と心理学をベースに「最低限のやり方で人生を整える技術=効率脳」を毎日発信しています。

現在、YouTube登録者数は2100人を突破!

1万人を目指して日々発信中です。

 

「変わりたいのに変われない…」の正体

「やらなきゃいけないのに、また今日もできなかった…」

「今の自分を変えたいけど、何から始めればいいのか分からない…」

 

こんなふうに、変わりたい気持ちはあるのに動けないことってありますよね。

でも安心してください。

それはあなたの意志が弱いせいではありません。

 

実は「変われない」の裏には、脳の仕組みや心理的なクセ=“7つの見えない壁”があるんです。

 

今回はそのうち4つを「脳科学・心理学的根拠」とともにご紹介します。

きっとあなたの“停滞の正体”が見えてくるはずです。

 

1. 緊急性効果:目の前にすぐ反応する脳

まず最初の壁は「目の前のことにばかり意識が向く」というもの。

これは「緊急性効果)」と呼ばれ、私たちの注意資源が“今すぐ対応しなきゃいけないこと”に優先的に向いてしまう脳のクセです。

例えば、「資料提出が今日中」と言われると、もっと大事な「今月の戦略立案」や「学び直し」などが後回しになります。

脳は“短期のリスク”に敏感な反面、“長期的な価値”には鈍感なんです。

 

● 解決策

  • 重要なことを可視化する:「これは本当に大切?」と毎朝問いかけて、優先度を紙に書き出す
  • 時間で区切る:ポモドーロ・テクニックなどを使って“集中時間”をあえて先に確保
  • やらないことを決める:「捨てる・減らす・任せる」で認知資源を節約

行動を「緊急」から「重要」にシフトさせるだけで、人生は一気に進み始めます。

 

2. 現状維持バイアス:変わらないことが心地いい脳

次に立ちはだかるのが現状を変えたくないという脳の抵抗です。

これは「現状維持バイアス」と呼ばれます。

 

脳は変化には多くのエネルギーがかかることを知っているため、「今のままでいいよ…」と無意識に現状を守ろうとします。

たとえ今が不満だとしても、「現状=安全圏」と錯覚してしまうんですね。

 

● 解決策

  • 「5分だけやる」ルール:まずはハードルを下げてスタートしてみる
  • 小さな成功体験の積み上げ:毎日の行動に“達成感”を組み込む
  • 「行動すれば幸福度が上がる」実験を知る:コイン投げ実験で判明した行動と幸福の関係

最初の一歩は、勇気ではなく“設計”で踏み出すのが、効率脳の基本です。

 

3. 自信が持てない:平均以下効果と自己効力感の低下

「きっと私には無理だろう…」

そんなふうに、新しい挑戦を前に一歩踏み出せない人は多いです。

これは「平均以下効果」と呼ばれる認知バイアスによるもので、自分の能力を他人より劣っていると錯覚しやすくなる脳の傾向です。

 

結果として「どうせうまくいかない」という思い込みが自己効力感を下げ、行動を抑えてしまうんです。

 

● 解決策

  • クリティカルシンキングを鍛える:感情ではなく、データや事実に基づいて判断する
  • リスクの現実的な見積もり:「最悪の事態」を紙に書き出して、漠然とした不安を具体化
  • 成長マインドセットを育てる:「失敗=成長の証」と捉える思考習慣

「挑戦する人」だけが、前に進めるのではありません。

挑戦しようとした“設計”を持つ人が、成長していくのです。

 

4. 好きなことが裏目に出る:情熱バイアスと搾取

こんな経験ありませんか?

「好きなことだから…」と頼まれた仕事を引き受けたら、気づけばどんどん負担が増え、苦しくなってしまった。

これは「情熱バイアス」と呼ばれる心理現象の一種で、自分の“好き”や“やりがい”が利用されやすくなる状態です。

特に“やりがい搾取”の多い職場では、「好きなら無償でやって当然」という空気が生まれやすく、燃え尽きやすい構造ができてしまいます。

 

● 解決策

  • 境界線を明確に:自分の限界を線引きしておく
  • 感情ではなく条件で交渉する:「時給・役割・責任」の対価を冷静に評価
  • 公正世界仮説を疑う:「頑張れば報われるはず」という思い込みを手放す

情熱は、使い方次第で“力”にも“毒”にもなります。
だからこそ、冷静な設計が必要なのです。

 

ここまでの4つの壁を越えるだけで人生は動き出す

今回紹介した4つの壁はどれも“脳のクセ”に由来しています。

でも逆に言えば、それを知り、対策を“設計”すれば、誰でも変化できる。

 

そして、この4つの壁を越えた先には、もっと根深い、でも乗り越えると一気に加速する“残り3つの壁”が待っています。

「思い込みの罠」「過去を美化する脳」「計画倒れの構造」――
この後編では、これらを効率脳の観点から“行動できる形”に落とし込んでいきます。

 

▼後編はこちら(SHO’s Study Log 有料記事)

✔ 思い込みや不安に飲まれて挑戦できない人へ
✔ 失敗を都合よく忘れ、また同じミスを繰り返してしまう人へ
✔ 立てた計画がいつも実行されず、自己嫌悪に陥ってしまう人へ

そんな方に向けて、脳科学と心理学に基づいた「再設計テンプレート」をお届けします。

 

▶ 続き【有料会員限定記事】人が変われない7つの壁――“脳の誤作動”を乗り越える行動設計テンプレート 実践脳の実践(SHO’s Study Log メンバー限定)

 

 

まとめ

  • 変われない理由の多くは「脳の構造的なクセ」によるもの。
  • 緊急性・現状維持・自信の低下・情熱の罠という4つの壁が行動を止めている。
  • 脳の性質を理解し、設計すれば「変化できる脳」に切り替えられる。

あなたの“変われなさ”は、決してダメなわけじゃない。
ただ、「変われるように設計されてないだけ」です。

まずは目の前の1つの壁から、静かに超えてみてください。

小さな一歩が、驚くほど大きな変化につながるはずです。

 

そして残る3つの壁――思い込み・記憶の誤作動・計画の見積もりミスについては有料メンバー限定で“効率脳テンプレート”と共にお届けしています。

YouTubeメンバーシップSHO’s Study Logの登録は↓

▶ SHO’s Study Logはこちら

 

本日もこの言葉で。

『今日1日をモノにしよう!』

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

感想や気づきがあれば、ぜひSNSで教えてくださいね!

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事