長寿の秘訣!90歳まで生きる確率が4倍になるシエスタの習慣とは

あなたは昼寝をしていますか?

なかなか休憩時間のうちに、昼寝をする方が少ないのではないのでしょうか?

 

この忙しい現代で昼寝をするなんてとんでもない。

そんな声が聞こえてきそうですが、実は昼寝には、とてつもない効果があったのです。

 

そして、昼寝をうまく活用することができれば、あなたのパフォーマンスは向上すること間違いないでしょう。

 

本日はこの本をお勧めします。

 

そもそも日中に眠くなる事はありませんか?

特に昼食を取った後、午後の仕事でとても眠気を感じることがあります。

これは、食事をしたら急激に血糖値が上がり、血糖値が急降下しているときに起きるものです。

血糖値が急降下しているときに、人はうとうとうとうと眠くなってしまうのです。

 

この時に少し眠ると最高に気持ちが良いものですが、私たちが生きる社会では昼寝をしましょうと推奨はしていません。

昼寝をする余裕がない社会です。

ですが、これは実は人体にとって、とても酷なことなのです

 

そもそもなぜ人間は昼に眠くなるのか?

なぜ人間の進化の過程で、昼に眠くなると言う構造が今いまだに残り続けているのでしょうか?

それは、人間は本来『二相睡眠』をする生き物なのです。

二相睡眠とは、その字のごとく、1日に2回、睡眠を取るということです。

 

まさかの人間は、1日に2回眠ることが当たり前だったんですね。

ただ、この社会が、人間と言う生物の修正からかけ離れている仕組みになっているだけにすぎないのです。

 

ですが、やはり私たちは遺伝子に抗うと寿命が縮むように設計されています

と言うのも、昼寝をしなければ、死亡リスクが37%上昇することがわかっています。

 

スペインには、昼寝の習慣があります。

なんとスペインの昼休憩で2時間ほど時間を取るシエスタの習慣というものがあります。

 

いちど家に帰って、ゆっくりと家族で食事をとり、昼寝をして休憩をすることをシエスタの習慣と言うのです。

そして最も興味深いのが、シエスタの習慣を行っている地域の男性は、なんと寿命が長いのがわかっているのです。

 

アメリカの男性に比べて、90歳まで生きる確率が4倍にも登るのですから取れません。

昼寝をするだけで、昼寝をしない人たちよりも、90歳までできる確率が4倍です。

このデータはとんでもないデータです。

 

睡眠を満足に取ることができれば、寿命が伸びるのは間違いありません。

免疫機能も、代謝も、食欲も、腸内環境も、心臓も正常に動作させることができます。

さらに、睡眠には辛い記憶を和らげ、新たな知識を創造する役割を担っています。

 

さらにさらに一晩ぐっすり寝ることで、記憶力の向上も認められています。

この記憶力の向上と言うのは、実に17,000以上の科学論文でも証明されている事実です。

 

また、人が寝ると新しい情報を記憶することができます。

寝ることによって、記憶の容量を空けることができるのです。

不要な情報を忘れて、容量のスペースを開けるのです。

 

実は、この作業がとても大切な役割を果たしているのです。

なぜなら、どんなに集中力があったとしても人は寝ないと新しい情報を記憶することができなくなってしまうからです。

つまり、寝ないと脳内に新しい記憶を保存するスペースがない状態なんですね。

 

また、学習をしてから寝ることによって新しい記憶が定着します。

新しい情報を一時的な小容量の保管庫から、長期的な大容量の保管庫に情報を移動するのです。

 

しかも、昼でもしっかりと活用すると、記憶の定着率は20%から40%も上昇していきます。

イメージとしては、寝ている間に脳内で記憶の引っ越しが行われていると思ってください。

 

前日の記憶のキャッシュを消去して、新しい情報を取り入れながら、古い記憶=大事な記憶、知識のカタログを増やしていくのです。

 

 

さらにまだまだ効果は留まりません。

運動のスキルさえも向上していきます。

睡眠をしっかりとることによって、スキル習得の要めであるスピードが20%上昇し、正確性が35%上昇しました。

これはスポーツにも日々の業務にも当てはまる法則です。

 

ついつい私たちは、日々の練習、毎日の反復練習で鍛錬し続けた結果、そのスキルが身に付くと思われがちです。

しかし、それは全くの逆です。

日々の訓練や練習が完璧を作るということではないのです。

 

しっかりと練習をした後に、一晩ぐっすりと寝ることが完璧を作り出していくのです。

しっかりと睡眠を取ることで、脳はその複雑な動きも自動化するレベルにまで脳に行動を落とし込むと言うすご技をやってのけているのです。

 

アメリカのバスケットリーグNBAの選手を対象にした研究では、睡眠時間を8時間以上と以下で確認したところ、見るように成績は変わっていきました。

もちろん、8時間以上の睡眠で成績は向上し、8時間未満ではミスが目立ったそうです。

 

睡眠によって、体内の炎症が消え、筋肉の修復が進み、細胞のエネルギーが回復していきます。

そして、パフォーマンスの向上もしっかり確認されています。

 

いかがでしょうか?

これ以上はないくらいにメリットだらけなのが睡眠なのです。

 

睡眠を侮ってはいけません。

人は寝ないとパフォーマンスが低下していきます。

そしてそもそも、人間は1日に2回寝る生き物だったということ。

そして、昼寝をすれば、まさかの寿命が伸びるということ。

(90歳まで行きたいと言うのは、人それぞれですが…)

 

ぜひ人生の質を向上させるために、睡眠に対する意識を変えてみてください。

 

 

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