睡眠にある2つの仕組みを理解して活用すると睡眠が変わる

あなたは毎日8時間しっかりと寝ていますか?

実はしっかりと8時間眠らないと、脳のダメージが払拭されないのです。

本日は睡眠のリズムについてお話しできればと思います。

 

以下の本をお勧めいたします。

 

 

睡眠のリズムは2種類存在します。

 

1つは「概日リズム」による睡眠です。

この概日リズムもともと生物に備わっている24時間単位の体内時計を指します。

 

この概日リズムは、生命のあらゆる部分に大きな影響を与えています。

会社、心臓の動き、体温ホルモンの分泌など命に関わる動きがこの概日リズムに影響を受けているのです。

 

もし睡眠不足が続いていたり、なかなか寝付きが悪いといったことがあるのであれば、もしかしたらこの概日リズムが狂っている可能性があります。

概日リズムは太陽の光や運動、食事、太陽の変化、定期的な社会活動でもリセットできますので、規則正しい生活をすることをお勧めします。

 

そして、もう一つの睡眠のリズム。

アデノシンによる睡眠です。

アデノシンと言うのは睡眠圧と呼ばれている脳内物質です。

 

アデノシンは起きていると、どんどん脳内で増え続けています。

大抵の人は覚醒してから12時間から16時間でアデノシンと言う科学物質がピークに達します。

 

アデノシンがピークになると、人は眠くなると言う現象が起きます。

この眠くなると言う現象を睡眠圧と、呼んでいます。

 

アデノシンと言う物質が脳でピークまで蓄積されてしまったら最後、人は眠くて仕方がありません。

そして、眠りに落ちると寝ている間にアデノシンが一掃されていくのです。

 

基本的に、アデノシンは睡眠時間8時間できれいに処理できます。

 

逆を言いますと、8時間しっかりと眠らなければアデノシンの処理できずに脳内に残ってしまいます。

睡眠不足が続けば続くほど、脳内にアデノシンがたまり続けていくのです。

 

2つの睡眠のリズムを考えると、こういうことになります。

概日リズムによって、1日のリズムが決まっており、夜になるとそのリズムが弱まる。

それと同時に夜になるとアデノシンがピークに達し、眠くなる。

この2つのリズムが合わさり夜に人は眠くなると言うことになります。

 

この2つのリズムを理解しておくことで、夜に眠りやすくするように行動しておけばいいと思います。

 

 

ちなみに、カフェインは脳をすっきりさせる効果ありません。

カフェインに睡眠圧を吹き飛ばす効果はありますが、アデノシンがなくなるわけでは無いのです。

カフェインはサプリメントではなく、抗精神性の物質です。

カフェインを飲んでからその効果が半減するまで5時間から7時間も必要となります。

 

夕方にもしカフェインを摂取してしまったら、脳が夜通しカフェインと戦うことになります。

もちろん、その状態では、良質な睡眠を取ることができないので、カフェインの摂取時間はかなり注意が必要となります。

 

 

もし自分が睡眠不足な状態かを確認するためには、以下のポイントを確認してみてください。

 

  1. 朝起きて、午前11時過ぎには眠くならないか?
  2. カフェインを摂取しなくても、午前中にちゃんと頭が動いているか?

 

睡眠には、量と質の両方が存在するため、特に問題があるのかを確認するのは簡単ではありません。

ですが、上記のこの2つを1つのポイントにすることによって、自分が睡眠不足かを確認できるのでぜひ確認してみてください。

 

良質な睡眠をとっていれば、午前中は眠くはなりません。

カフェイン摂取しなくても、午前中はしっかりと考えることができるのです。

 

しっかりとリズム正しく規則正しい生活を送ること。

そして、脳内のアデノシンをうまく処理していくこと。

 

そのためには、8時間しっかり寝ること。

 

これだけであなたのパフォーマンスは上がっていくのですからぜひお勧めいたします。

 

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