部下が育たない上司の口癖「良かれと思って…」は呪いの言葉かも?【アドラー心理学】

部下が育たない上司の口癖「良かれと思って…」は呪いの言葉かも?【アドラー心理学】

 

どうも、効率脳アドバイザーSHOです!

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【はじめに】

この記事は、人間関係の悩みを解決するヒントを提供するものです。
職場のルールや個別の状況によって最適な対応は異なりますので、あくまで一つの「視点」として参考にしてください。

 

あなたの職場は「悲劇のシーソーゲーム」になってない?

「部下のために!」と熱血指導したら、相手はすっかり萎縮して指示待ち人間に…。

「成長を信じてる!」と仕事を任せたら、とんでもない方向に爆走してプロジェクトが大炎上…。

 

「あっちを立てれば、こっちが立たず」
まるでシーソーゲームのように、「過干渉」「放置」の間を行ったり来たり。

 

「もう、どうすりゃいいんだ…!」

なんて、頭を抱えていませんか?

 

そのお悩み、痛いほどわかります。

でも、もしその堂々巡りがあなたの指導力不足ではなく、壮大な冒険活劇の「ルール」を知らないだけだとしたら…?

 

実は、部下との関係を最高のチームプレイに変える「伝説の攻略本」が存在します。

その名も「アドラー心理学」

今回はこの攻略本に記された2つの重要アイテムを使いこなし、部下も自分も最高に輝くチームを作り上げるための最初のページをめくっていきましょう!

 

 

伝説の装備「課題の分離の剣」と「共同体感覚の盾」

アドラー心理学という壮大な物語には、主人公(あなた)が必ず手に入れるべき2つの伝説の装備があります。

それが「課題の分離の剣」「共同体感覚の盾」です。

 

① 課題の分離の剣(けん)
これは、人間関係のごちゃごちゃをバッサリ斬り裂く、超クールな切れ味の剣。

一言でいえば「これは誰のクエスト(課題)か?」と明確に線引きする力です。

他人のクエストに首を突っ込んで経験値を横取りしたり、自分のクエストを他人に押し付けたり…。

そういったストレスの元凶を断ち切るための、勇気の剣なのです。

 

② 共同体感覚の盾(たて)
これは、あらゆる攻撃からパーティ(チーム)を守る、温かくて最強の盾。

「俺たちは同じ船に乗る仲間(共同体)だぜ!」という、信頼と貢献の感覚です。

この盾があれば、孤独な戦いから解放され「みんなで協力してラスボスを倒そう!」という一体感が生まれます。

 

「え、ちょっと待って? 他人とバッサリ線を引く剣と、仲間とガッチリ繋がる盾って…完全に矛盾してない?」

そう思ったあなた、鋭い!

実は、ほとんどの上司がこの2つの装備の「使い分け」を間違えて、シーソーゲームに陥っているのです。

 

結論から言うと、「勇気の剣でひとりひとりの役割を明確にするからこそ、信頼の盾で最高のパーティが組める」

これがアドラー流・最強チームの極意なんです。

 

 

あなたの職場にもいる? 悲劇のモンスター上司ずかん

この伝説の装備を使いこなせず暴走してしまった上司は職場でちょっと厄介なモンスターと化してしまいます。

あなたの周り、あるいはあなた自身がこんなモンスターになっていませんか?

 

👾 No.1:世話焼きモンスター「マイクロママゴン」

特徴:「心配だから!」を合言葉に、部下のクエストに片っ端から介入。資料の「てにをは」からメールのCCに至るまで、全てをチェックしないと気が済まない。

口癖:「良かれと思って、直しといたわよ!」

悲劇:部下は経験値を全て吸い取られ、レベル1のまま成長がストップ。やがて自分で考えることをやめ、ママゴンの指示を待つだけのヒナになってしまう。これは「共同体感覚の盾」を振り回しすぎて、「課題の分離の剣」を鞘にしまったままの状態です。

 

⚔️ No.2:孤高の勇者「丸投げホーリーナイト」

特徴:「君の成長のためだ」と、スライムしか倒したことのない部下にいきなりドラゴン討伐クエストを丸投げする。助けを求められても「それは君の試練だ」と突き放す。

口癖:「自分の課題は、自分で解決したまえ」

悲劇:部下は孤立無援の戦いで心身ともにボロボロに。パーティは全滅寸前で、信頼関係は崩壊。一見カッコよく聞こえますが、これは「課題の分離の剣」を過信し、「共同体感覚の盾」を背中に放り投げている状態です。

 

いかがでしょう?

どちらのモンスターも、「部下のため」という善意から生まれているのが、この物語の切ないところ。

でも、もう悲劇を繰り返すのは終わりにしましょう。

 

 

【伝説の勇者へ】2つの装備を使いこなす、冒険の書

ここまで読んで「じゃあどうすればモンスターにならずに伝説の勇者(理想の上司)になれるんだよ!?」と感じているはずです。

その答えは、

  • 「これは誰のクエストか?」を一瞬で見極める魔法の質問
  • 部下を突き放さず、でも干渉もしない絶妙な距離感の作り方
  • 部下が自ら「冒険に出たい!」と言い出す勇気づけの呪文

といった具体的な戦術(コミュニケーション術)にあります。

そんな、あなたのチームを最高のパーティに変えるための具体的な攻略法をYouTubeのメンバーシップ有料会員限定記事に「冒険の書」としてまとめました。

もう一人で悩み、間違った装備で戦う必要はありません。

科学的な根拠に基づいた正しい知識を「武器」にして、あなたと部下の最高の冒険を始めましょう!

 

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まとめ

  • 部下指導がうまくいかないのは、「過干渉」と「放置」のシーソーゲームにハマっているから。
  • 攻略の鍵は、アドラー心理学の2つの伝説の装備、「課題の分離の剣」「共同体感覚の盾」にある。
  • 剣と盾の使い分けを間違うと、世話焼きモンスター「マイクロママゴン」か、孤高の勇者「丸投げホーリーナイト」になってしまう。
  • 本当の勇者は、部下のクエストを尊重しつつ、最高のパーティとして共に戦うことができる。

 

仕事はつまらない作業なんかじゃない。
仲間と協力し、困難なクエストを乗り越えていく最高の冒険です。

あなたなら必ず最高のパーティを率いる、伝説の勇者になれます。

その第一歩を、今日から踏み出してみてくださいね。

 

それでは今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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