多くの方が貯蓄型の保険に騙されています。
貯蓄型の保険はとてもお得だと思っている人がいますが、それは間違いです。
貯蓄型の保険はあまりにも不便なお金の使用の仕方をされています。
本日は、貯蓄型の保険についてお話をしていきます。
こちらの本をお勧めします。
保険は2種類あります。
掛け捨てと貯蓄型と言う2つの書類です。
あなたも聞いたことがあるでしょう。
掛け捨ての保険は比較的に掛け金が安いです。
そして、安い分支払った保険料は元には戻って来ません。
貯蓄型はその逆です。
掛け金は高くなりますが、毎月の保険料が積み立てられていく保険です。
一般的には解約時や満期になればお金が返ってきます。
そして、満期になれば、掛け金以上のお金になって多く返ってくる投資の役割も果たしています。
ここに多くの方が騙されているのです。
「貯蓄型はまるで貯金してる感覚だし、満期になればお金が多く返ってくるなんて最高じゃないか~」
世の中、そんな虫のいい話なんてあるわけないじゃないですか。
そもそも、貯蓄型保険の仕組み自体、コストが高く設定されているのです。
高い保険料を支払ってはいますが、その分全額が貯蓄されるかと思えばそうではありません。
高い保険料全てが純粋に掛け金や積み立てになるわけでは無いのです。
保険会社の店舗にかかる費用や、社員の給料運営費や広告費に使われているのです。
保険会社が何割ぐらい持って行くのかは不明ですが、立派な会社であればあるほど会社の取り分が大きい証拠です。
名前は貯蓄型と謳っているのに、すべての金額が貯蓄に回っておらず、必要以上に高いコストが発生しているのです。
私たちが貯蓄型として支払った保険料は、保険会社が投資をして利益を得ています。
それに対して、私たちへのリターンは既に決まっています。
貯蓄型保険の返戻率の欄を見てみると良いでしょう。
〇〇年以下だと、100%を切ってしまうところがあります。
高い保険料を払って必要な時に解約をしたい場合、支払ったお金以下の金額で戻ってくるなんてあり得ません。
いわゆる元本割れをしている状態です。
意味がわかりません。
また、万が一保険料が支払われたら、解約返戻金も戻ってこないと言う商品も多いのです。
そして、長く長くお金を貸し続けると、返戻率は100%を超えていきます。
しかし、この返戻率は効率的ではありません。
保険会社はそれ以上のリターンを得ているのに対し、私たちには決まった返戻率しか返されないのです。
105%や110%。
そこらで「お得だなぁ」と、感じるのは保険会社にうまく騙されている証拠です。
貯蓄型保険で死亡保障や将来の資産形成を目指すことはできますが、リターンの面では一定の制約があるという風に理解しましょう。
貯蓄型保険を投資として考えるのであれば、投資信託でインデックス投資をした方がいいです。
長期間、高額な保険料を保険会社に渡して、そのリターンを100%得ることができないのであれば、リスクとリターンのバランスが取れているインデックス投資で市場全体の成長に投資をした方がよっぽど賢い選択です。
リターンを重視するのであれば、インデックス投資の方が適しています。
もちろんインデックス投資も投資の1つです。
長期間での平均リターンは比較的に安定はしていますが、市場の変動によるリスクを常につきまといます。
特定の時期においては、資産が減少する可能性もあるでしょう。
(このリスクに関しては、インデックス投資をご自身で調べてみてください。)
長い歴史とこれからの経済の成長に期待できると思う方は、インデックス投資がいいでしょう。
高いビルをいくつも持って、立派な看板で社員は高級取りの保険会社に高い保険料をを支払うよりよっぽどリターンは大きくなります。
保険会社のセールスマンはごり押ししてきます。
貯蓄型の保険のメリットをこれでもかと言うくらいしつこく伝えてきます。
ですが、その言葉に騙されず自分で調べる力を見つけると良いです。
貯蓄型保険は割に合いません。
あなたのお金を狙ってくる悪魔です。
保険は公的な制度だけではカバーしきれない部分だけを掛け捨てで備えておくだけで十分なのです。
ぜひ、騙されないように気をつけてください。