いい体を手にしたい。
多くの方がダイエットにチャレンジしては失敗しています。
ダイエットに成功したい、良い体になりたい、と言うのは、人間の根源的欲求かもしれません。
その願望を逆手に取り、世の中では様々なダイエットブームが定期的に巻き起こります。
炭水化物抜きダイエット、ヨーグルト、ダイエット、フルーツダイエット、朝バナナダイエット、キャベツダイエット。
耳を疑うようなダイエット方法まで様々です。
ただし、これらのダイエット方法は全く持って効果はありません。
本日はその〇〇ダイエット法が成功しない理由についてお伝えします。
こちらの本をお勧めします。
確かに〇〇ダイエットといった形で摂取するものを1つに絞れば体重は落ちるでしょう。
普段食べている内容物を1つに絞ることによって余計なカロリーを摂取しなくて済みます。
ですが、よく考えてください。
何か1つのものを集中して食べることで、人体が健康を保てるかと言えば100%無理です。
人がしっかりと機能するために摂取しなければならない栄養素は3つあります。
タンパク質、脂質、炭水化物。
これらは3大栄養素と呼ばれています。
そもそも、この3つのバランスをしっかりと摂取しないといけないのです。
〇〇ダイエットと言うふうに、食べ物を一定のものに置き換えれば摂取するカロリーは少なくなり、一時的には痩せていきます。
ですが、これでは一定の体重まで落ちた後、その後は体重は下がらなくなるでしょう。
そして、3大栄養素をしっかりと摂取しないため、体内の栄養バランスが崩れていきます。
栄養が偏るとタンパク質もうまく摂取できず、筋肉の分解が起きてしまいます。
必要な栄養素が食事から取れないとなれば、体は筋肉の分解を起こして、それをエネルギーにしてしまうのです。
筋肉が分解されていくと言う事は痩せにくい体になると言うことになります。
つまり、代謝が落ちてしまうのです。
代謝と言うのは、普通に生きているだけで消費していくエネルギーのことです。
呼吸をしたり、体温維持したりすることで、消費されるエネルギーを基礎代謝といいます。
と言う事は、基礎代謝を上げれば普段の暮らしをしていても消費するカロリーを多くすることができるということになります。
ですが、〇〇ダイエットと偏った食事をしていれば、必要な栄養素を摂取することができず、筋肉の分解も起き、結果代謝が悪くなってしまうのです。
〇〇ダイエットをして、ダイエットが成功したとしましょう。
ですが、あなたは代謝が悪くなっているため、太りやすい体質になっています。
ダイエット前よりも、太りやすくて痩せにくい体になってしまっていると言うわけです。
そのため、ダイエット前と同じような食事をすれば一気にリバウンドしてしまうでしょう。
さらに栄養も偏っているため、体の張りも悪くなり、姿勢もどんどん悪くなっていく。
肌のツヤや髪の質、爪の調子もどんどん悪くなっていきます。
炭水化物抜きダイエットと言うのもよく聞きますが、これもあまりお勧めしません。
素人にはあまりにも難易度が高すぎるのです。
ただ、単に炭水化物をカットすればいいわけでは無いのです。
- 炭水化物の代わりに、ケトン体をエネルギーとして利用することを意識する
- 炭水化物をカットする代わりに、脂質から摂取するカロリーの割合を大幅に引き上げる
- 炭水化物の摂取量を20から40グラム以内に抑える
- 適量の中鎖脂肪酸オイルを摂取する
- 高タンパクを心がける
我々素人が実践するには、難易度が高すぎます。
まぁ正直面倒くさいですよね。
この日本では、食事は炭水化物だらけです。
その中で炭水化物を抜くと言うダイエットは、あまりにも相性が悪すぎます。
炭水化物が入らなくなると、一気に体はエネルギーが足りない状態になってしまいます。
すると間違いなくあなたのパフォーマンスを下がっていきます。
つまり、〇〇ダイエットということ自体が、そもそも理にかなってないのです。
これだけ食べていれば痩せる。
これを抜けば痩せる。
と、いったシンプルな話ではないということです。
ダイエットに近道はありません。
ぜひ一度、考え方を改めて見ると良いでしょう。