
Contents
【先延ばし癖が治る】行動できない原因は「目標が大きすぎた」だけ。やるべきことを“1つ”に絞る技術
どうも!
夏休みの家族旅行を計画するぞ!と意気込み、50以上の選択肢を前に3週間悩み続けた結果、どこも予約が取れなくなり、最終的に近所の公園でキャンプごっこをしたことがある効率脳アドバイザーSHOです。
#選択肢は少ない方が幸せ
脳科学・心理学・習慣設計をベースに、「人生のムダを減らす技術=効率脳」を毎日発信しています。
YouTube登録者数は2200人を突破!(目標は1万人です!)。
応援よろしくお願いします!
ここは「楽しく学ぶ」をコンセプトに、脳科学や心理学に基づいた“人生の攻略法”を届けるブログです。
あなたの「やる気」、なぜかいつも“通信エラー”
さて。
今日は『行動できない原因は「目標が大きすぎた」だけ』という、あなたの“先延ばし癖”を過去のものにする話をしたいと思います。
「やらなきゃいけないことは、分かっている」
「片付けなきゃ、勉強しなきゃ、運動しなきゃ…」
頭では分かっているのに、なぜか体が一歩も動かない。
気づけばスマホを片手に現実逃避の旅に出ている。
そして自己嫌悪。
この“決めたのに動けない”という現象、あなたも身に覚えがありませんか?
断言します。
その原因は、あなたのやる気や能力、性格の問題ではありません。
ただあなたの脳が「選択肢」という名の洪水で溺れて完全にフリーズしてしまっているだけなのです。
【実話】24種類のジャムより、6種類のジャムの方が“10倍”売れた理由
あるスーパーでジャムの試食販売の実験が行われました。
Aのテーブル:
24種類のジャムを並べる
Bのテーブル:
6種類のジャムを並べる
さて、どちらのテーブルのジャムが売れたと思いますか?
面白いことに足を止めた客の数は、品揃え豊富なAのテーブルの方が圧倒的に多かった。
しかし、最終的にジャムを購入した客の数は、なんとBのテーブル(6種類)の方が、Aのテーブル(24種類)の“10倍”も多かったのです。
これこそが僕たちの脳に潜む厄介なバグ。
「決定麻痺」の正体です。
僕たちの脳は選択肢が多すぎると「選ぶ」というエネルギー消費を嫌い「選ばない(=何もしない)」という最も楽な選択肢に逃げ込んでしまうのです。
#選べることは幸せなこととは限らない
あなたの脳内の“象使い”は、道に迷って遭難している
この「決定麻痺」を以前お話しした「象使い(理性)」と「象(感情)」のメタファーで解説しましょう。
「部屋をきれいにしよう!」
「ダイエットを成功させよう!」
これらの“大きすぎる目標”は賢いはずの「象使い」にとって目的地もルートも書かれていないただの真っ白な地図のようなもの。
象使いは「で、具体的に何をすれば?」と霧の中でコンパスも持たずに遭難してしまうのです。
司令官である象使いが遭難すれば部下である巨大な象が動けるはずもありません。
象は「よく分からんから、とりあえず寝とこ…」とその場に座り込んでしまう。
これがあなたがスマホをいじりながら先延ばしをしてしまう本当の理由です。
あなたの脳内で象使いが遭難信号を出しているのです。
遭難した“象使い”を救うたった1枚の「脚本」
では、どうすれば遭難した象使いを救えるのか?
もっと大きな地図(目標)やもっと強い鞭(意志力)ではありません。
答えはたった1枚の「脚本(スクリプト)」です。
脚本とは「最初の、具体的な、迷いようのない一歩」のこと。
つまり「やるべきことを“1つ”に絞る」技術です。
NGな指示(遭難させる):
「部屋をきれいにしなさい!」
(→象使い「きれいって何?どこから?どうやって?」とパニック)
OKな指示(救出する):
「タイマーを5分セットして、机の上のモノだけ、全部引き出しにしまってみよう!」
(→象使い「OK、5分で机の上だけだな。了解!」と行動開始)
象使いに必要なのは壮大な目標ではありません。
誰が聞いても一瞬で理解できる具体的な「最初の行動」だけなのです。
結論:目標を立てるな。最初の“一歩”の脚本を書け。
もう、お分かりですね。
あなたの「先延ばし癖」を治すために必要なのは、気合でも、根性でもありません。
ただ、あなたがこれからやろうとしていることの“最初の5分間の脚本”を具体的に書くだけです。
あなたがなるべきは壮大な目標を掲げる“夢想家”ではありません。
自分(と家族)を着実に一歩前に進ませる最高の“脚本家”なのです。
「でも、子育てや夫婦関係といった複雑な人間関係の“脚本”はどう書く?」
「科学的に証明された問題児すら変える“魔法の5分間”の脚本とは?」
「会社全体を動かすような巨大な“脚本”をデザインする方法は?」
もちろんそのための「完全な設計図」を用意してあります。
僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ限定記事では、あなたが人生のあらゆる行き詰まりを解消するための具体的な全技術をお渡しします。
これはあなたの人生から「先延ばし」と「自己嫌悪」を追放するための冒険の書です。
▶ 有料記事『自分と子どもを“動かす”技術。優柔不断と先延ばしを解消する、科学的な「行動設計」マニュアル』はこちら
▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら
【追伸】
ちなみに、この「やることを1つに絞る」技術、夕食の献立で悩んだ時にも使えます。
「最高のディナー」を目指すと沼にハマるので「とりあえず冷蔵庫にある鶏肉を焼く」という脚本だけを遂行しましょう。
家族の評価は、また別の課題です。
#課題の分離
それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!