【衝撃の研究】「お金の心配」をしていると脳は“徹夜明け”と同じくらい機能が低下している

【衝撃の研究】「お金の心配」をしていると脳は“徹夜明け”と同じくらい機能が低下している

 

どうも!

「今日の夕飯、何にしよう…」
と“献立の欠乏”について2時間悩み続けた結果、
脳のCPUがパンクし、
妻からの大事な相談に「カレーでいいよ」と答えてしまった、
効率脳アドバイザーSHOです。
#認知リソースの無駄遣い

脳科学・心理学・習慣設計をベースに、「人生のムダを減らす技術=効率脳」を毎日発信しています。

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その判断ミスは「怠慢」のせい?

さて、あなたに質問です。

「なぜ、あの人は貧困から抜け出せないんだろう?」

「なぜ、目先の利益(高金利ローンなど)に飛びついて、
長期的な判断ができないんだろう?」

 

僕たちは、
「本人の“努力”が足りないからだ」
「“意志”が弱いからだ」
と、つい「個人の怠慢」のせいにしてしまいがちです。

 

…しかし。

もし、その原因が「意志」ではなく、
貧困という“状態”そのものによって引き起こされる
脳機能の著しい低下」だとしたら…?

 

今日は、「貧困」が僕たちの脳にもたらす、
恐るべき影響について、
衝撃的な研究結果を交えて解説します。

 

 

衝撃:「貧しい時」の農家は、IQが“10”も低下していた

インドのサトウキビ農家で、
ある驚くべき実験が行われました。

彼らは、年に一度の「収穫期」に
まとめて収入を得るため、
収穫前が「最も貧しく(お金の心配が多い)」、
収穫後が「最も裕福(お金の心配が少ない)」になります。

 

【実験】
研究者たちは、
「収穫前(貧しい時)」と
「収穫後(裕福な時)」に、
まったく“同じ”農家の人たちに、
IQテスト(知能テスト)を実施しました。

 

【結果】
なんと、
「収穫前(貧しい時)」は、
「収穫後(裕福な時)」と比べて、
IQスコアが平均で【10ポイント】も
低下していたのです。

 

驚くべきことに、
この「IQ10ポイントの低下」という数値は、
「一晩、完全に徹夜した時」の
脳機能の低下に匹敵します。

 

彼らは「怠慢」だったのではありません。

 

「お金の心配」という強烈なストレスが、
彼らの脳のパフォーマンスを
“徹夜明け”レベルまで奪っていたのです。

#貧困=慢性的徹夜脳

 

 

「想像」するだけで、脳はフリーズする

この「脳機能の低下」は、
「想像」するだけでも起こります。

アメリカのショッピングモールで、
買い物客を「裕福な人」と「貧しい人」に分け、
ある“シナリオ”を想像してもらう実験が行われました。

 

【シナリオ】
「あなたの車が故障しました。
修理に高額な費用(1500ドル=約22万円)がかかります」

そして、このシナリオを想像した“直後”に、
IQテストを受けてもらいました。

 

【結果】
・「裕福な人」は、
このシナリオを想像しても、
テストの成績は変わりませんでした

 

・しかし、「貧しい人」は、
このシナリオを「想像しただけ」で、
テストの成績が【激しく低下】したのです。

これが「欠乏(Scarcity)」の正体です。

 

僕たちの脳の処理能力(認知リソース)には
上限があります。

 

「お金の心配」がある時、
脳のCPUの大部分は「どうしよう、お金がない…」
「どうやって支払おう…」という
“心配”に常時ハッキングされてしまいます。

 

そのため、
目の前のIQテストや、
合理的な判断に使える「脳の残り容量」が、
極端に少なくなってしまうのです。

 

 

なぜ、彼らは「高金利ローン」に手を出してしまうのか?

脳のCPUが「お金の心配」でパンクすると、
僕たちの脳には、さらに恐ろしい現象が起きます。

 

トンネルビジョン(近視眼的な思考)
と呼ばれる状態です。

 

脳は、
遠くにある「長期的に重要なこと(車の修理、健康管理)」
には注意が向かなくなり、
目の前にある「緊急のタスク(今日を生き延びるお金)」
にしか集中できなくなります。

 

彼らが「高金利のローン」に手を出すのは、
合理的判断ができないからではありません。

 

脳が「トンネル視」に陥り、
今、この瞬間を乗り切る
という選択肢以外が、
文字通り“見えなく”なっているからです。

 

そして、その行動が、
将来さらに自分の首を絞め、
さらに「貧困(=脳のハッキング状態)」を悪化させる…という
負のループ」を生み出してしまうのです。

#脳がトンネルに入る

 

 

その「脳の低下」は、一時的なものか?

いかがでしたか?

貧困は「怠慢」ではありません。

「お金の心配」が脳のCPUを奪い、
合理的な判断を不可能にする「認知のワナ」なのです。

 

…しかし、
この「脳機能の低下」は、
お金が入れば元に戻る「一時的なもの」
なのでしょうか?

 

もし、
この「貧困」がもたらす「慢性的なストレス」が、
特に「子供の脳」を
“物理的に”破壊しているとしたら…?

 

衝撃的な研究で、貧困家庭の子供は、
記憶を司る「海馬」という脳の部位の容積が、
“物理的に小さい”ことが判明しました。

 

さらに、
なぜ僕たちは、貧しい人たちを見て
「怠け者だ」と“同情”できなくなってしまうのか?

それにも恐るべき「脳の仕組み」が隠されていました。

 

僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、
貧困がもたらす「ストレス」の正体と、
それが子供の脳に与える「物理的なダメージ」の
すべてを暴露します。

そして、
この「負のループ」を断ち切るために、
僕たちは何をすべきかの「科学的な答え」を提示します。

 

これはあなたが「貧困」という状態を
「根性論」ではなく「脳科学」で理解するための、
最も重要な“真実”の書です。

 

▶ 有料記事『【実践・完全版】貧困は「脳」を物理的に破壊する。子供の“海馬”を萎縮させる「ストレス」の正体と、「負のループ」を断ち切る科学的な方法』はこちら

▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

【追伸】
僕も「認知リソースの欠乏」を
体験してみました。

締め切り直前で
脳のCPUがパンクしている(=欠乏状態)時に、
「今日の夕飯、何がいい?」と妻に聞かれました。

僕は、
「長期的な健康(野菜)」を考える余裕がなく、
「今すぐ脳のエネルギー(糖分)を!」という
「トンネル視」に陥りました。

気づけば、
僕は「カツカレー大盛り」という、
高カロリー高糖質の
“短期的なローン”に手を出していました。
#脳の負債

 

それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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