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「お金」のことを考えただけで“無意識”に「冷たい人」になってしまう恐るべき理由
どうも!
道端で困っている人を見かけ、
「助けよう!」と思った直前に「あ、今月のカード請求額…」
と思い出してしまい、脳が「利己的モード」に切り替わって
見て見ぬフリをしそうになった、効率脳アドバイザーSHOです。
#脳は正直
脳科学・心理学・習慣設計をベースに、「人生のムダを減らす技術=効率脳」を毎日発信しています。
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あなたの「親切心」が消える瞬間
さて、あなたに質問です。
あなたは「自分は親切で、合理的だ」と
思っていますよね。
では、なぜ「困っている人」を見かけた時、
スッと助けられる時と、
なぜか見て見ぬフリをしてしまう時が
あるのでしょうか?
…もし、その違いが、
あなたが「“お金”のことを考えていたかどうか」
だけで決まるとしたら…?
今日は、
お金が僕たちの「心」を無意識に操ってしまう、
3つの恐るべき「ダークサイド」について、
衝撃的な実験と共に解説します。
ダークサイド①:「お金」を連想すると、人は「冷たく」なる
まず、
心理学者キャスリーン・ヴォスが行った、
非常に有名な実験(プライミング実験)です。
【実験】
学生たちを2つのグループに分け、
「単語の並べ替えパズル」をやってもらいました。
Aグループ:
「お金」に関する単語(給料、富、財産 など)が
パズルに混ぜ込んである。
Bグループ:
「中立的」な単語(机、天気 など)で
パズルを作る。
このパズルが終わった直後、
実験者がわざと「鉛筆の束」を
学生たちの目の前で床に“ドサッ”とぶちまけました。
学生たちが「何本、拾うのを手伝ってくれるか」を
観察したのです。
【結果】
なんと、
Aグループ(「お金」を連想した)は、
Bグループ(中立)に比べて、
【拾うのを手伝う本数が、圧倒的に少なかった】
のです。
【考察】
「お金」という概念に触れるだけで、
僕たちの脳は「共同体モード(助け合い)」から、
「個人モード(自給自足)」に切り替わってしまいます。
その結果、
「他人を助けない(利己的)」し、
「他人に助けを求めない(自立的)」という、
冷たくて孤立した人間に
無意識のうちに変えてしまうのです。
あなたが誰かに冷たくしてしまった時、
それは直前に「給料明細」や
「請求書」を見ていたせいかもしれません。
#お金は思いやりを殺す
ダークサイド②:「ファーストクラス」を見ただけで、人は「偉そう」になる
「お金」そのものだけでなく、
「お金持ちの象徴」に触れるだけでも、
僕たちの脳はハッキングされます。
【実験】
サンフランシスコの空港で、
ある実験が行われました。
実験者が、
「ファーストクラス」のカウンターから出てきて
乗客にぶつかった時と、
「エコノミークラス」のカウンターから出てきて
乗客にぶつかった時で、
乗客の「態度」を比較したのです。
【結果】
「エコノミー」から出てきた実験者に対して、
乗客の態度は普通でした。
しかし、
「ファーストクラス」の看板を見た直後の乗客は、
実験者に対して「自分は特別だ」と言わんばかりの
「特権意識」に満ちた、
不遜な態度をとったのです。
【考察】
「ファーストクラス」という
“お金と地位の象徴”を見ただけで、
僕たちの脳は「自分は他より優れている」と
無意識に勘違いし、
他人を見下すようになってしまうのです。
#環境が特権意識を作る
ダークサイド③:「嫉妬」は、あなたを“自滅”させる
お金のダークサイドで、
最も恐ろしいのが「嫉妬」です。
「嫉妬」という感情が、
いかに僕たちの脳の「合理的な判断」を
破壊するか、オックスフォード大学の実験が
見事に示しています。
【実験】
学生を2グループに分けました。
Aグループ:普通の状態
Bグループ:「嫉妬」の感情を抱かせた状態
その直後、学生たちに“駆け引き”をさせます。
「自分のお金(50ペンス)」をもらうか、
それとも、
「相手が“大嫌いな”バンド(ビートルズ)の
ポスター(70ペンス相当の価値)」を
相手に送りつけるか、どちらかを選べ、と。
【結果】
A(普通)の学生は、
合理的に「自分のお金(50ペンス)」を選びました。
しかし、
B(嫉妬)の学生の多くは、
「自分のお金」を捨てて(=自分が損をして)でも、
相手が嫌がる「ビートルズのポスター」を
(高いお金で)買うという、
“非合理的”で“意地悪”な行動を選んだのです。
【考察】
「嫉妬」という感情は、
僕たちの脳の「合理的な判断」を完全に麻痺させます。
「自分が得をすること」よりも、
「相手が損をすること」を優先させる、
恐るべき「自滅的な行動」に
僕たちを走らせるのです。
#嫉妬は理性を殺す
あなたの中の「独裁者」が目覚める時
いかがでしたでしょうか?
お金は、あなたが気づかないうちに、
あなたを「利己的」にし、
「特権意識」を持たせ、
「嫉妬」で自滅的な行動に走らせる、
恐るべき力(ダークサイド)を持っています。
「自分は大丈夫」と思いたいですよね。
しかし、この「ダークサイド」は、
これだけではありません。
なぜ、あの「タイタニック号」で、
真っ先に救命ボートに乗り、
生き残ったのは「お金持ち(一等船客)」
ばかりだったのでしょうか?
もし、
あなたに「絶対に罰せられない」という
状況が与えられたら、
あなたは他人のお金を「全取り(独裁者)」
してしまうのでしょうか?
僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、
お金がもたらす「不正(ウソ)」と
「強欲(独裁)」の恐るべき本性を、
衝撃の実験で暴露します。
そして、
この「お金のダークサイド」に飲み込まれず、
自分の“良心”を守り抜くための、
唯一の“脳ハック術”を伝授します。
これはあなたが「お金」の奴隷にならず、
「お金」の真の支配者になるための「覚醒の書」です。
▶ 有料記事『【実践・完全版】あなたは「罰」がなければ“独裁者”になる。お金が暴き出す「不正」と「強欲」と「嫉妬」のダークサイド』はこちら
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【追伸】
僕も「お金のプライミング効果」の実験をしてみました。
妻に「愛してるよ(中立的な言葉)」と言ってから
肩もみをお願いするのと、
「給料日だ!(お金の言葉)」と言ってから
肩もみをお願いするのでは、
どちらが長く揉んでくれるか、と。
…結果、
「給料日だ!」と言った時は、
肩もみの代わりに「早く明細見せろ」という
強烈なプレッシャーをかけられました。
どうやら「お金」は、
「利他行動」どころか、
「夫婦の優しさ」まで
吹き飛ばしてしまうようです。
#ダークサイド強すぎ
それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

