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【脱・優等生】「分散投資」が正義だと思っていませんか?30代・40代が「債券」を買うと“大損”する理由。
どうも!
ファミレスのドリンクバーで「全種類混ぜる」のがお得だと思っていた小学生時代の自分を殴りたい、効率脳アドバイザーSHOです。
さて。
今日は『教科書通りの「分散投資」をしていると、お金持ちへの道が遠のく』という、少し専門的だけど超重要な話をします。
本題に入る前にコチラの共有です。
そんなこんなで本題です。
「卵を一つのカゴに盛るな」の嘘
投資の勉強を始めると、必ずこう言われます。
「リスクを減らすために、株だけでなく、債券や金、不動産にも分散しましょう」
いわゆる「バランス型ファンド」とか、
「年齢の数だけ債券を持ちましょう(30歳なら30%)」というセオリーです。
ですが、『父が娘に伝える 自由に生きるための30の投資の教え』の著者は、
資産形成期の娘(そして僕たち)にこう断言します。
「若いうちは、債券なんて混ぜるな。株100%でいい」
なぜか?
分散すればするほど、リターン(利益)が薄まるからです。
「安心」を買うために、「将来の利益」という莫大なコストを支払っていることに気づいていない人が多すぎるんです。
そもそも「債券」って何の役に立つの?
多くの人は「なんとなく安全そうだから」債券を買います。
でも、債券の本当の役割を知っていますか?
著者は、資産をこう定義します。
① 株式 = インフレ(物価上昇)に強い資産
② 債券 = デフレ(物価下落)に強い資産
・世の中が好景気で物価が上がるとき(インフレ)、現金の価値は下がりますが、企業の利益である株価は上がります。
・逆に不景気で物価が下がるとき(デフレ)、株価は下がりますが、固定金利がもらえる債券の価値は上がります。
つまり、債券を入れる目的は「儲けるため」ではありません。
「不況(デフレ)の時に、資産全体が減るのを防ぐクッション(保険)」なんです。
アクセルを踏むべき時に、ブレーキを踏むな
ここで質問です。
僕たち30代・40代は、今、守り(クッション)が必要な時期でしょうか?
答えは「No」です。
今はまだ、働いて給料(現金)が入ってくる「資産形成期」です。
もし株価が暴落しても、給料で生活できるし、むしろ安く株を買えるチャンスです。
この時期に「債券」を混ぜるということは、
「高速道路を走っているのに、サイドブレーキを引いている」
のと同じです。
著者のジェイエル・コリンズは言います。
「資産を積み上げている段階では、ボラティリティ(価格変動)を恐れるな。それは友だ」
債券が必要になるのは、
「引退して、資産を取り崩して生活する時」だけです。
それまでは、余計なものを混ぜずに、
最強のエンジンである「株式」一本で突っ走るのが、
数学的に最も効率が良いのです。
「シンプル」こそが最強の戦略
金融機関は、「バランス型」や「テーマ型」など、
いろんな具材が入った「幕の内弁当」みたいな商品を勧めてきます。
なぜなら、その方が手数料を高く取れるからです。
でも、本当に美味しいのは、
素材にこだわった「塩むすび(インデックスファンド単体)」です。
・資産を増やす時期(今)
・資産を守る時期(老後)
この2つのステージを明確に分けて、
今は「守り(債券)」を捨てて「攻め(株)」に全振りする。
この割り切りができるかどうかが、
凡人が「F-You Money(経済的自由)」に到達できるかの分かれ道です。
僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、
この「資産配分(アセットアロケーション)」の黄金比について、
第13章・14章をベースに解説します。
・具体的に「いつ」債券を組み入れ始めるべきか?
・持つべき「3つの道具」(VTSAX、VBTLX、現金)の最強の比率とは?
・自動で調整してくれる「TRF(ターゲット・デート・ファンド)」はアリかナシか?
▶ 有料記事『【資産配分の正解】30代は「株100%」でいい。人生のステージ別・最強ポートフォリオの作り方』はこちら
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【追伸】
「分散投資は利益を薄める」
この真理を学んだ僕は、妻に提案しました。
「ねえ、今度の休日のランチなんだけど、
『パスタもピザもサラダも少しずつ』みたいなシェアはやめよう。
一点豪華主義で、
『特上うな重』だけに予算(リソース)を集中投下したい!」
妻は冷静に言いました。
「却下。
あなたの胃腸は『加齢』というデフレ局面に入っています。
脂っこいもの(株式)100%だと、胃もたれ(暴落)のリスクが高いです。
よって、サラダ(債券)を50%組み入れた
『バランス定食』を発注します」
…どうやら僕の肉体は、
すでに「資産維持フェーズ(老後)」に片足突っ込んでいるようです。
#胃薬必須
それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

