【危険】「君に任せた」はただの職場放棄!?優秀な部下が潰れる原因は、上司の「サボり(支援不足)」にあった

【危険】「君に任せた」はただの職場放棄!?優秀な部下が潰れる原因は、上司の「サボり(支援不足)」にあった

 

どうも!

「放任主義」と「育児放棄」の境界線がいまいち分からず、
「自由に育て!」と願って水やりをサボった結果、
ベランダの観葉植物をドライフラワーにしてしまった、枯らし屋SHOです。

 

さて。

今日は、世の中のリーダーや上司、あるいは親御さんが、
良かれと思ってやっているけど実は「最悪の手」である、
あるマネジメントについてお話しします。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

「君に任せた」という甘い罠

ドラマや漫画でよく見る、カッコいい上司のセリフがありますよね。

「細かいことは言わない。君に任せたよ」
「好きにやってみてくれ」

 

部下を信頼し、権限を委譲する、度量の広いリーダー。
一見、理想的に見えます。

 

ですが、ハッキリ言わせてください。

多くの場合、それはただの「職場放棄(ネグレクト)」です。
#言い過ぎ

 

ハーバード大学の研究チームが1万2000件の日誌を分析した結果、
「任せた」と言って放置するリーダーの下で働くチームは、
創造性が低く、モチベーションが下がり、最終的には組織ごと腐っていくことが判明しました。

 

なぜか?

部下が求めているのは「自由」という名の「放置」ではないからです。

 

 

丸腰で戦場に行かせるな

以前の記事で、モチベーションの第1位は「進捗(前に進むこと)」だとお話ししました。

 

では、その「進捗」を生み出すために、リーダーが絶対にやらなきゃいけないことは何か?

 

それは、
「物理的な障害を取り除くこと」
です。

 

本の中では、これを「触媒ファクター(Catalyst Factor)」と呼んでいます。

化学反応を促進する触媒のように、仕事がスムーズに進むよう支援することです。

 

ここで、ある悲劇的なデータ紹介しましょう。

崩壊した「カーペンター社」のエンジニアたちは、こう嘆いていました。

 

「データが必要なのに、アクセス権がない」
「新しいソフトを買う予算が下りない」
「故障した機器が直らない」

 

経営陣は「革新的な新製品を作れ!」と号令をかけましたが、
現場には「武器」が何も与えられていなかったんです。

 

これ、
「美味しい料理を作れ! でも包丁も火も貸さないぞ。君に任せた!」
って言ってるのと同じですよね?

そんなの、料理の鉄人でも無理ゲーです。

 

 

「時間がない」は言い訳じゃない、事実だ

そして、もう一つ。

現代の職場で最も欠乏しているリソース。

それが「時間」です。

 

「忙しいのはみんな同じだろ? 工夫して時間を作れ」
という精神論もよく聞きますが、
これも脳科学的に完全にアウトです。

 

この本の研究データ(コラム:時間的プレッシャーと創造性)によると、
「極めて厳しい時間的プレッシャー」がかかっている日、
人々の創造的思考はほぼ「ゼロ」になることが分かっています。

 

脳の前頭葉(アイデアを生む場所)は、
「焦り」や「切迫感」を感じると機能不全を起こします。

目の前のタスクをこなすだけの「マシーン」になってしまうんです。

 

部下の時間を、意味のない定例会議や、過剰な報告業務で奪っておきながら、
「もっとイノベーションを起こせ」なんて言うのは、
「もっと速く走れ」と言いながら、足をつかんで引きずり倒しているのと同じです。
#サイコパスかよ

 

 

リーダーは「ブルドーザー」になれ

じゃあ、どうすればいいのか?

リーダーの仕事は、
「頑張れ!」と応援することでも、
「まだか?」と管理することでもありません。

 

部下の前にある「障害物」を、
ブルドーザーのように物理的に破壊して、道を平らにすることです。

 

・古いパソコンを最新スペックに買い換える(リソースの提供)

・無駄な会議を廃止して、作業時間を確保する(時間の提供)

・他部署との調整を代行する(手助け)

 

「君は走ることに集中してくれ。石ころは全部俺がどかしておいたから」

これこそが、
ハーバード式・最強のマネジメント「触媒ファクター」なんです。

カッコよすぎません?

 

 

でも、物理的な支援だけじゃ足りない

「よし、じゃあ金とモノを与えればいいんだな?」

と思ったあなた。

ちょっと待ってください。

人間はロボットではありません。

 

いくら最新のパソコンがあっても、いくら時間があっても、
「あること」が欠けていると、人間の脳は1ミリも動かなくなります。

 

それは「感情」のケア、
名付けて「栄養ファクター(Nourishment Factor)」です。

 

実はデータによると、
いくら環境が整っていても、上司の何気ない「ある一言」や「態度」が毒素となって、
チームのパフォーマンスを地獄の底まで叩き落とすことが分かっています。

 

・部下を無意識に潰している「毒素」の正体とは?

・明日から使える「7つの触媒」と「4つの栄養素」完全チェックリスト

・たった数百円で部下のやる気を爆上げした「魔法のボトル」の話

 

YouTubeメンバーシップ限定の有料記事では、
このあたりの「人の心を動かす泥臭い技術」について、
僕の失敗談も交えながら、超具体的に解説します。

 

あなたが「無能な放任上司」から、
「チームを勝たせる守護神」に進化する準備はできていますか?

 

▶ 有料記事『【保存版】無能な上司にならないための「11のチェックリスト」。ハーバード式・チームを自動で走らせる「触媒」と「栄養」の全技術』はこちら

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【追伸】
「リーダーは手出しせず、環境を整えるべし」
この真理を学んだ僕は、さっそく家庭内で実践しました。

休日、妻が忙しそうに家事をしている横で、
僕はソファに座り、高らかに宣言しました。

「君に任せた!
僕は『触媒』として、君が動きやすいように環境を整えるよ。
ほら、テレビの音量は下げておいたし、
邪魔にならないように足を組んで小さくなっている。
さあ、存分に家事というパフォーマンスを発揮したまえ!」

妻は、掃除機のスイッチを切り、
般若のような形相で僕を見下ろして言いました。

「却下。
あなたが今やっているのは『触媒』ではありません。
ただの『粗大ゴミ(障害物)』です。
直ちに『自律駆動』して風呂掃除を開始しない場合、
あなたの夕食という『リソース』を完全カットします」

…どうやら僕は、
我が家における「毒素」認定されてしまったようです。
#排除対象

 

それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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