【残酷】「意志が弱い」から続かないのではありません。あなたの部屋が「誘惑だらけ」なだけです。

【残酷】「意志が弱い」から続かないのではありません。あなたの部屋が「誘惑だらけ」なだけです。

 

どうも!

「今日こそはカフェで仕事をするぞ!」と意気込んで出かけたのに、
店員さんの笑顔に負けて「季節限定・チョコまみれフラペチーノ(700kcal)」を注文し、
糖質スパイクで爆睡して帰宅した、意志の弱さならオリンピック級のSHOです。

 

さて。

今日は、
『なぜ、「気合い」で自分を変えようとする人は100%失敗するのか?』
という、耳の痛い話をします。

 

結論から言います。

あなたが悪いのではありません。

あなたの「部屋(環境)」が悪いのです。
#責任転嫁ではない

 

全米ベストセラー『複利で伸びる1つの習慣』に書かれている、
衝撃的なデータをご紹介しましょう。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

ベトナム戦争とヘロイン中毒

1971年、アメリカ軍にある衝撃が走りました。

ベトナム戦争に派遣されていた兵士の「20%(5人に1人)」が、ヘロイン中毒になっていたのです。

 

米国政府はパニックになりました。

「中毒者たちが帰国したら、国中がヤクチュウだらけになる!」

 

ところが。

帰国後の追跡調査で、予想外のことが起きました。

中毒だった兵士の「9割」が、帰国した瞬間にピタッとヘロインをやめたのです。

リハビリもなしに、です。

 

なぜか?

答えはシンプルでした。

「環境が変わったから」です。

 

戦場では、ストレス、恐怖、そしてヘロインを入手しやすい環境がありました。

しかし、自宅に帰れば、温かいベッドがあり、家族がいて、ヘロインはありません。

「きっかけ(トリガー)」が消滅した瞬間、悪習慣も消滅したのです。

 

これは、
「中毒は一度なったら治らない」という当時の常識を覆しました。

 

 

「自制心」がある人の正体

僕たちはこう思いがちです。

「あの人はダイエットが続いてすごい。意志が強いんだな」

 

でも、研究データはそれを否定します。
「自制心が強い」と言われる人は、実際に自制心を使っているわけではありません。

 

彼らは単に、
「自制心を使わなくて済む環境」を作るのがうまいだけなんです。

 

・お菓子を食べない人は、我慢しているのではなく、そもそも家に買い置きがない。

・スマホを見ない人は、スマホを別の部屋に置いている。

 

誘惑と戦って勝てる人間なんていません。

勝てるのは、最初から「戦わない」人だけです。

禅の達人だって、目の前に焼肉とビールを置かれたら修行になりません。

 

 

人間は「環境」の奴隷である

もう一つ、面白い実験があります。

ボストンのある病院で行われた「カフェテリア実験」です。

 

医師たちは、患者やスタッフに「もっと水を飲ませたい(ソーダをやめさせたい)」と考えました。

でも、説教はしませんでした。

 

やったのは、
「水のボトルを置く場所を増やした」
ただそれだけです。

 

レジの横、食堂の隅。

いたるところに水を置いた結果どうなったか?

ソーダの売上は11%減り、水の売上は25%増えました。

 

誰も「よし、健康のために水を飲もう!」なんて決意していません。

ただ、「目に入ったから」飲んだのです。

 

 

あなたの部屋は、あなたを操っている

これを自分の生活に当てはめてみてください。

 

・なぜスマホばかり見てしまうのか?
→ ソファに座った瞬間に手が届く場所にあるからです。

・なぜギターの練習が続かないのか?
→ クローゼットの奥にしまってあるからです。

 

僕たちの行動のほとんどは、意志ではなく「視覚(目に見えるもの)」によって決定されています。

もし本気で習慣を変えたいなら、
「やる気を出す」なんて無駄なことはやめてください。

やるべきは、「部屋の模様替え(環境デザイン)」です。

 

 

明日から使える「自動操縦システム」

まとめます。

1. 意志の力に頼るな。環境に頼れ。
2. 良い習慣は「目に見える場所」に置く。
3. 悪い習慣は「見えない場所」に隠す。

 

「でもSHOさん、具体的にどう配置すればいいの?」
「『いつ・どこで・何をする』を決める最強の数式があるって本当?」

 

そんなあなたのために、
YouTubeメンバーシップ限定記事では、
習慣化の神様ジェームズ・クリアーが提唱する
「絶対に失敗しない行動設計の2つの公式」と、
「脳をハックする環境デザイン術」を完全解説します。

 

これを読めば、あなたは「努力」することなく、
ロボットのように自動的に良い習慣をこなせるようになります。

 

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【追伸】
「悪い習慣を断つには、それを見えないようにすればいい(Make It Invisible)」
この教えを実践するため、僕は妻に頼みました。

「僕が仕事に集中できるように、
僕のスマホをどこか『絶対に見つからない場所』に隠してくれないか?」

妻はニヤリと笑い、スマホを持って部屋を出て行きました。

数時間後、仕事が終わった僕は妻に聞きました。
「よし、終わった! スマホはどこ?」

妻は、僕の書斎の本棚にある『整理整頓術』という本を指差しました。
「その本の中よ」

「……え? なんで?」

「あなたがこの数年間、
一度も開いたことがない『未知の領域』だからよ」

…どうやら僕のズボラさは、
妻にとって最強のセキュリティボックスとして機能していたようです。
#完全論破

 

それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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