自分の夢を叶えるためには「やり抜く力」が必要不可欠です。
情熱を持って粘り強く取り組んでいく。
努力を惜しまずに、来る日も来る日も打ち込んでいく。
ですが、もう一つ肝心なのが『何に打ち込んでいくか』と言うことです。
大きな目標に対してどのように挑戦していくか?
がむしゃらに打ち込み続けたとしても、その方向性が間違っていれば全く持って意味はありません。
今回は、目標を達成するために知らなくてはならないルールについてお話しします。
本日はこの本をお勧めします。
どうしても叶えたい夢があるとします。
その目標にたどり着くために、今やらなくてはならないことがたくさんあります。
ここはひとつ登山で例えてみましょう。
登山は思い立ったら気軽に行けるものではありません。
山頂に行くまでに様々なことをクリアしていく必要があります。
- 山頂に行くために、どのようなルートで行くのか?
- 徒歩で行くのか?
- ロープウェイで行くのか?
- 自分の装備はどうするのか?
- 地図は持っているのか?
- いつまでに、どのような準備をしなくてはならないのか?
- 万が一の危機にどのように対処するのか?
- どのような体力づくりをしなければならないのか?
登山は山が大きければ大きいほど過酷さを増していきます。
大きな山に登るためには、相当の覚悟が必要になります。
この時に重要なのか、今やらなくてはいけないことの重要性です。
よくありがちな間違いがあります。
それは重要度が低い目標にしがみ続けてしまうことです。
重要度が低い目標にひたすら打ち込んでしまってもそれは全くもって意味ありません。
何度やってもダメなら、他のやり方を試すことが大切です。
重要度の低い目標を諦める事もときには必要になるのです。
そのことを理解しておくと、今やっていることがダメだったとしてもまた他の方法を探せば良いと言う判断を下すことができます。
他にもっと良い方法があるのであれば、そちらの方法を使った方が全然良いのです。
大きな目標を目指すにしても、もっと効率的な方法があるのであれば新しい方法に切り替えた方がいいでしょう。
ただし、間違えてはいけないのは重要度の高い目標は簡単に妥協してはならないということです。
ここで優先順位を決めるための3段解方式をお伝えします。
投資家のウォーレン・バフェットがあるパイロットに教えた方法です。
- 仕事の目標を25個紙に書き出す
- その中で最も重要な目標5つを選択する
- 残りの20個の目標に絶対に関わらないようにする
この方法で本当に大事な目標を絞っていきましょう。
やるべき事はたくさんあります。
そして、私たちはやるべきことにすべてに着手できるわけではありません。
余計なことに時間とエネルギーをとられてしまっては、最も重要な目標に集中できなくなってしまいます。
気が散ってしまうような状態を作ってはいけません。
しっかりと「やること」と「やらないこと」を決める必要があるのです。
スタンフォード大学の心理学者キャサリン・コックスが偉人たちと一般の人々の決定的な違いを4つにまとめてます。
- 遠くの目標を視野に入れて努力をしている。準備を怠らない。明確な目標に向かって努力をしている。
- 取り組んだ事は、気まぐれに止めない。気分転換に新しいものに飛びつこうとしない。
- 粘り強さ目標を決めたら、守り、抜こうと誓っている
- 生涯にぶつかってもあきらめない。辛抱強く、根気強い。
辛抱強く、山頂に向かっていくという姿勢が偉人達には明確にあったわけですね。
これで目標を達成するためのルールがわかりました。
ただがむしゃらに頑張ったとしてもその方法が正しくなければ全く持って意味は無いのです。
自分にとって最も重要な目標。
その方向性がしっかりとわかっており、そこに到達するためには、様々なルートが存在する。
その方法は、ときには変えてしまった方が効率が良くなる。
そのことを理解しておけば、きっと迷うことが少なくなると思います。
今抱えている大きな夢を達成するために、今やっていることを振り返る機会になると良いでしょう。