やり抜く力を発揮するためのカギは興味あります。
なぜなら、興味がなければ情熱を抱くこともできなければ没頭することもできないからです。
自分がやっていることを心から楽しんでこそ情熱が生まれていくのです。
やり抜く力を持っている人たちは、子供のような好奇心を持ちながら「この仕事が大好きだ」と言います。
しかし、その興味をいつ、どのように持つか?
ここがなかなか難しいところです。
本日はこの本をお勧めします。
人は自分の興味に合った仕事をしてる方が仕事に対する満足度が高い傾向があります。
さらに、仕事に対する満足度が、高ければ、人生に対する満足度も高いと言う傾向があるのです。
また、自分の仕事が楽しいと感じている時ほど業績が高い傾向も見られています。
仕事が楽しいと感じている場合は、自分では気づかないうちにその仕事に興味を抱いている場合があるそうです。
とてもシンプルな図式ですが、興味に合った仕事をしていれば人生の満足度は上がり、仕事が面白いと思えている時ほど自分の知らないうちに興味を抱いている可能性があるとことです。
しかし、厄介なことに興味と言うのはすぐに見つかるわけではありません。
例えば、小さな頃から何かに打ち込んでいる子供は親とともに情熱を持って打ち込んでいることでしょう。
将来はスポーツ選手になる。
そのようなビジョンを抱いているかもしれません。
ですが、これはある意味、大人の誘導に過ぎません。
自分が大人になったら何をしたいなど、子供の頃には早すぎてわかるわけもないのです。
ほとんどの人は中学生の頃になると、なんとなく「あれがしたい」「これがしたい」と言うぼんやりと興味が湧いてくるのです。
そもそも興味は自分の中から湧いてくるものではありません。
自分の内側から急に発見されるものではなく、外界との交流の中から生まれるものです。
すなわち、どんな経験をしてきたかによって興味を持つかものと出会うか出会わないかが決まってくると言うわけです。
そのため、興味を持てるものに出会うまでの道のりと言うものは、決して簡単な道では無いのです。
様々な経験をするべきでしょう。
自分がこれならと思えるようなものを見つけるまではかなりの回り道を要するはずです。
興味を持てることが見つかったらさらに長い時間をかけて、その興味を積極的に掘り下げていかなければならない工程に当たります。
興味を持ったとしても、それが簡単にくじかれてしまえばその興味から手が離れてしまいます。
最初はハードルが低い方がいいです。
興味を持った対象に対して、まずは楽しむことが先決です。
さらには興味を持ち続けるためには、周りの人の環境も大きく関わってきます。
親や教師、コーチ、友達、仲間。
周囲の励ましや応援が必要になるのです。
つまり、順番としては、
- 様々な経験を経て、興味を持てる事柄を見つける
- 興味を持ち始めたとき、本人が気づいてない場合もある
- 興味を持ち始めた頃は、楽しむことを選択したほうが良い
- 興味を持ち続けるためには、周囲の環境や応援が大切になる
と言うことになります。
やり抜く力を発揮するためには、この興味が1番初めに来なくてはなりません。
とても繊細なポイントでもありますので、ぜひ気をつけて観察してみてください。
特に自分が気づいてないことがあると言う点に関しては、なかなか難しいでしょう。
ぜひ、様々な世界と触れ合ってみてください。