面倒なことを簡単にクリアしてしまう思考術

もし面倒なことに巻き込まれた場合。

多くの人が直面する心理状態はこれです。

 

「なんでこんなことになってしまったんだろう?」

 

なぜ、このような状態が起こってしまったのかを考えてしまうのです。

ですがそれを考えても面倒な状況が変化するわけではありません。

 

本日は面倒なことを簡単にクリアしてしまう思考術について紹介したいと思います。

 

こちらの本をお勧めします。

 

私たちは何か問題が起きるとその原因を追及しようとしてしまいます。

 

「なぜこうなってしまったんだろう?」

 

このように理由について考えてしまう癖があります。

 

ですが、理由を考えてしまうというのは適切ではありません。

 

なぜなら、理由を考えてしまうと行動力が鈍ってしまうからです。

 

少し簡単な研究をご紹介します。

心理学者ヤーコブ・トローペとニラ・リーベルマンの実験です。

 

学生たちにと無限の行動に関する調査アンケートをお願いします。

 

3週間以内にアンケートの回答を送ってくれた方には謝礼をあげるというものでした。

 

グループを2つに分けるのですが、

片方のグループには10個の行動を見せて、なぜ人がこれらの行動をするのか理由を書いてもらえました。

もう片方のグループは10個の行動に対してどのようにすればその行動ができるのか具体的な手順を書いてもらいました。

 

結果、後者のチームの方が平均10日早くアンケートの回答送ってきたそうです。

 

人の脳は理由を考えるよりも「どのようにすればそれができるのか」と言う具体的な手順を考えた方が行動力が向上するということです。

 

ですが人の脳は理由を考えてしまうのが癖になっています。

そして、理由を考えてしまうと行動に移すことができません。

 

この悪循環を断ち切るためには

「何をすべきか?」に意識を向けることです。

 

これはコーチング的な考え方になります。

人は質問されるとそれに答えようとする脳の性質があります。

 

具体的にどうすれば解決に近づくのか?

 

これだけを考えるのです。

そして、行動に移すだけです。

 

なぜこうなってしまったんだー

という理由を考えるとき私たちの心はまるで大きな岩を背負っているような心の状態になります。

ですが、これは自分の感覚的な表現でしかありません。

 

「面倒なことになった。」

「厄介なことになった。」

 

これらは、自分の感覚を表現した言葉なのです。

現実問題、現在起きている状況は以下のこれだけです。

 

「ただ手続きが多い」

 

そう、ただの手続きが増えただけのことなのです。

そこに感情が付け入る余地はありません。

 

ですが私たちは感情を主観に解釈してしまいます。

感情を抜けば「手続きが増えただけ」というのが事実であるのにも関わらずです。

 

「どうすれば解決できるのか?」

 

このように自分に質問することによって、面倒くさいという状況から簡単に抜け出すことができるになります。

 

例えば、1日のうちにトレーニングをする時間を設けたいとします。

 

「〇〇時からトレーニングをする」

 

と抽象的なことにしてしまうとめんどくささが付きまとってしまいます。

 

「〇〇時から自宅で腕立て10回、腹筋10回、スクワット10回をする」

 

と、具体的なところまで落とし込むことによって「ただそれをするだけ」の状態に落とし込むのです。

 

脳はこのような性質がとても大好きです。

余計なことを考えることなくただ決まった動作を行うこと。

 

これはif-thenプランニングとも呼ばれています。

 

以下のブログに詳細を書いてます。

【習慣化】目標達成するための最強の切り札if-thenプランニングもし〇〇になったら〇〇する

 

もし〇〇になったら〇〇する

 

この仕組みに具体的な行動を落とすだけなのです。

 

人生面倒なことがたくさんあります。

その際、理由ばっかり探していても何も解決することができません。

 

むしろ行動力が低下してしまいます。

 

行動思考で考えましょう。

 

どうすれば解決できるのか?

何ができるのか?

 

これを考えることによって面倒なことから解放されます。

 

人生いつだってそうです。

ただ、やるべきことをやるだけなのです。

 

ぜひ行動思考で物事を考えてみてください。

だいぶ心が楽になるはずです。

 

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