思い込みを手放す!科学が証明した賢い判断力を鍛える7つの方法

思い込みを手放す!科学が証明した賢い判断力を鍛える7つの方法

 

どうも、効率人生研究家のSHOです。

『人生の最適化』をテーマに仕事や日常のパフォーマンスを上げるための研究と実践を発信しています。

現在、YouTube登録者1万人を目指して挑戦中!

おかげさまで登録者が1,600人を突破しました。

本当にありがとうございます。応援していただけると嬉しいです。

 

 

さて、今回のテーマは「思い込み」についてです。

日常の判断や意思決定に自信がありますか?

「これがベスト!」と思っていたのに、後から「あれ?やらかした?」と感じたことはありませんか?

それ、ほぼ確実に思い込み(認知バイアス)の影響を受けています。

 

たとえば、「この投資は絶対に成功する!」と思ったのに、気づいたら銀行残高が激減していたり…

「あの人はきっとこう思ってるはず」と決めつけたら、まったく違うことを考えていたり…

 

人間の脳は、知らず知らずのうちに思い込みの罠にハマります。

では、どうすれば冷静で賢い判断ができるのか?

今回紹介する7つの方法を試せば、バイアスに惑わされずに最適な選択ができるようになります。

 

 

思い込みに振り回されないための7つの方法

① プレッシャーの中で決めると失敗しやすい

「今すぐ決めなきゃ!」と思うときほど、一旦落ち着いたほうがいいです。

なぜなら、強いストレスがかかると、脳は「冷静な分析」ではなく「とにかく早く決めてこの状況を終わらせる」モードに入るからです。

 

研究によると、ストレスを感じているときに行った意思決定は、冷静な状態のときと比べて40%の確率で誤りやすいことがわかっています(米国神経科学学会調査)。

これは脳の前頭前野(論理的判断を司る部分)が一時的に機能低下し、原始的な反応をする扁桃体(感情をコントロールする部分)が主導権を握るためです。

 

つまり、ストレス下での決断は、「理性を失った自分が、パニックの中でボタンを連打しているようなもの」

 

当然ながら、そんな状態で「ベストな選択肢」を選べるわけがないのです。

- 重要な決断は、「今すぐ決めないと!」という衝動が湧いたときほど避ける。
- 一度、6秒間深呼吸するだけで脳の冷静さが戻る(ハーバード大学研究)。
- 空腹時や寝不足のときの判断力は、ワインを3杯飲んだときと同じレベルまで低下するというデータも。冷静に考えたいなら、まずは何か食べるか、しっかり寝る。

 

「この決断、未来の自分に見せても恥ずかしくないか?」

そう自問するだけでも、冷静さを取り戻すことができます。

 

 

② 直感の数値判断はズレることが多い

「まぁ、このくらいでいいか」と決めた数字、後で見返すと「あれ…?」となることが多くありませんか?

実は、人間の脳は一度決めた数字を過信するクセがあります。

 

カリフォルニア大学の研究によると、同じ数字でも、時間を置いて2回見直すことで誤差が10%減少することが確認されています。

これは、一度目の判断では感情や直感に影響されやすく、時間を置くことで冷静な視点が加わるためです。

 

つまり、「その場のノリで決めた予算」「寝る前に考えたスケジュール」「締め切りギリギリで計算した見積もり」は、高確率でズレる可能性があるということ。

- 予算や計画は、一度決めた後に「この数字、本当に大丈夫?」と再確認する時間を確保する。
- 直感で決めず、過去のデータや事例を参考にして調整する。
- 未来の自分にツッコミを入れられないか想像する。「これでいけるって、昨日の俺は本当にそう思ったのか?」と問いかけてみるだけで、判断の精度が上がる。

 

「時間がないから、とりあえず決めよう」は、後々の手間を増やすだけ。

ちょっと冷静になって、未来の自分が「よし、完璧!」と思えるかチェックしてみましょう。

 

 

③ 選択肢を可視化すると冷静になれる

「ちゃんと考えたし、これでいけるはず!」と思ったのに、後から「なんでこんな選択を…?」と後悔したことはありませんか?

これは人間の脳が「考えたつもり」になりやすいからです。

 

プリンストン大学の研究によると頭の中だけで判断をするより、選択肢を紙に書き出したほうが、論理的な決断ができる確率が30%向上することが示されています。

これは書き出すことで「見落としていた要素」「感情に左右された判断ミス」に気づきやすくなるためです。

 

つまり、「なんとなく大丈夫な気がする!」と決めた計画は、実際には穴だらけのことが多いということ。

- 「なぜこの決断をするのか?」を、一文で説明できるようにする。もし書けないなら、まだ考えが甘い証拠。
- 直感だけでなく、過去の失敗や成功例もリストアップする。「前回の俺、このミスしてないか?」と振り返るだけで選択の精度が上がる。
- 他人に説明するつもりで書く。書いた内容を客観視するだけで、「いや、これ雑すぎない?」と自分でツッコミを入れられるようになる。

 

「考えたつもり」の決断は、後々「あのときの俺、もっとちゃんと考えろよ…」と未来の自分をガッカリさせる原因になる。

紙に書き出して、「見えてる部分」を増やしてみましょう。

 

 

④ 意志の力に頼ると続かない

「よし、今度こそ早起きを続けるぞ!」

「次こそダイエット成功させる!」

…で、気づいたら元の生活に戻っていませんか?

 

これは意志の問題ではなく脳の仕組みのせいです。

スタンフォード大学の研究によると、「意志の力だけで習慣を変えようとする人」の成功率は25%以下だったそうです。

一方、「環境を変えて行動を促す仕組みを作った人」の成功率は70%を超えたという結果が出ています。

 

つまり「気合いで乗り切る」戦略は失敗しやすいということ。

 

意志はリソースが限られているため、意志力だけで毎日頑張るのは、スマホのバッテリーを1%で使い続けるようなものです。

- 意志ではなく「環境」に頼る。たとえば、運動を続けたいなら、ウェアをクローゼットにしまわず目に見える場所に置く。
- 未来の自分に期待しすぎない。「明日の俺ならやれる!」は9割ウソ。明日の自分は今日の自分とほぼ同じなので、やらざるを得ない状況を作る。
- 「やる気が出たらやる」は、99%やらない。「やる気がなくてもやれる環境」を作るほうが確実。

 

「自分なら気合いで乗り切れる!」と思う気持ち、よくわかります。

でも、その意志が続くなら、今ごろ習慣化に悩んでないはず。

環境を変えて、意志力ゼロでも続けられる仕組みを作りましょう。

 

 

⑤ 強い感情のまま決めると誤る

「これは絶対に正しい選択!」と思って決断したのに数時間後や翌日になって「なんであのとき、あんなことを…?」と思ったことはありませんか?

実は人間の判断力は「今の気分」に大きく左右されるものです。

 

コロンビア大学の研究によると、その瞬間の感情に基づいて決断を下すと、冷静な判断をした場合と比べて35%の確率で失敗しやすくなることが示されています。

これは、「今の感情」と「未来の状況」が必ずしも一致しないためです。

 

たとえば、「めちゃくちゃお腹が空いてるから、ランチは豪華にしよう!」と思ってステーキを頼んだのに、数口食べた時点で「こんなにいらなかった…」と後悔するのと同じ。

 

テンションが高いときは楽観的になりすぎるし、落ち込んでいるときはすべてがネガティブに見えてしまう。

- 重要な決断をする前に、「今の気分に影響されていないか?」と確認する。
- 未来の自分になったつもりで、「明日の俺はどう思うか?」とシミュレーションする。
- 一時的な感情をリセットするために、軽く散歩をする、コーヒーを飲むなど、視点を変える時間を作る。

 

「その場の気分で決めたこと」は、高確率で「未来の自分」にツッコまれる原因になる。

「ちょっと落ち着いて考えよう」と言える冷静さを持てるかどうかで、判断の質が変わってくる。

 

 

⑥ 「せっかくここまで…」が損失を生む

「せっかくここまで頑張ったんだから、もう少し続けよう…」

そんなふうに考えた結果、時間もお金もどんどん失っていった経験はありませんか?

 

これは心理学で「サンクコスト効果」と呼ばれる現象です。

ハーバード大学の研究によると、人は過去の投資(時間・お金・努力)を重視しすぎることで、合理的な判断ができなくなる傾向があることが分かっています。

例えば、「すでに5000円払ったから、面白くなくても映画の最後まで観る」や「この事業に100万円投資したから、撤退したくない」といった判断です。

 

でも、よく考えてみてください。

「その映画、最後まで観ても面白くなる保証あります?」

「100万円使った事業、このまま続けてプラスに転じる根拠あります?」

 

 

「過去の努力をムダにしたくない」という気持ちは分かりますが、最も大事なのは、未来の自分にとって最善の選択をすること

 

- 「この決断は、過去の投資に引っ張られていないか?」を問いかける。
- 未来のメリットとデメリットを冷静に比較し、今が損切りのタイミングなら迷わず決断する。
- 迷ったときは、「今この状態からスタートするとしたら、同じ選択をするか?」と考える。この質問だけで、冷静な視点が取り戻せる。

 

「ここまでやったし…」という感情に引っ張られると、抜け出せなくなります。

思い切って、「過去は過去、未来のためにベストな選択を!」と割り切るのが大切です。

 

 

⑦ 記憶は変わる、過去を過信しない

「確かにこうだった!」と自信満々に話していたら、実はまったく違っていた…そんな経験はありませんか?

実は人間の記憶は思った以上に適当で、過去の出来事を無意識に都合よく書き換えてしまうのです。

 

ロンドン大学の研究によると、人が覚えている出来事の約50%は、後から歪められていることが判明しています。

特に感情が強く動いた記憶ほど、主観的に美化・悲劇化されやすいのです。

 

つまり、「あのとき俺は完璧にやっていたのに、運が悪かったんだ…」という記憶の大半は、「都合のいい脚色」が加わっている可能性大。

- 出来事を記憶だけに頼らず、日記やカレンダーに残す。3ヶ月後に読み返して、「あれ、俺の記憶と違う…」となるのを体験してみる。
- 過去を振り返るときは、「今の自分が思い出してること=事実ではない」と疑うクセをつける。
- 一番いい方法は、昔のLINEやメールを読み返すこと。自分の「絶対こうだった!」という記憶が、見事に間違っていることを痛感するはず。

 

「俺は全部覚えてる!」と思っている人ほど記憶がズレている可能性が高い。

過去の自分の発言を見返して、「え、俺こんなこと言ってたの?」と驚く経験をしてみよう。

 

 

まとめ

思い込みに左右されず、より良い決断をするためには「一度立ち止まって考える習慣」が欠かせません。

脳は効率を求めるあまり、「なんとなくの感覚」で判断しがちですが、その選択が未来の自分にとって本当にベストなのか、一度問いかけてみることが大切です。

 

心理学の研究では、「決断を一度棚上げして再考するだけで、選択ミスの確率が30%減少する」ことが示されています。

「これが最適だ!」と思った瞬間こそ、「本当にそうか?」と疑うクセをつけてみてください。

 

そして、思い込みに振り回されるのではなく、「未来の自分が感謝する選択」を意識してみましょう。

それだけで、驚くほど意思決定の精度が変わってきます。

 

ぜひ、日常生活で意識してみて下さい!

思い込みに支配されずにすむようになりますよ!

 

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事