自分軸が定まらない人へ|ブレない心をつくる“超効率的自己分析法”

自分軸が定まらない人へ|ブレない心をつくる“超効率的自己分析法”

 

どうも、効率脳研究ラボ主宰のSHOです。

「人生の最適化」をテーマに、脳科学・心理学をベースにした“行動設計”を研究・発信しています。

 

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さて今回のテーマは「ブレない自分の作り方」についてです。

 

自分軸が定まらない。

あれこれ手を出してみたものの「結局、自分は何がしたいんだっけ?」と迷子になる。

──そんな状態、誰しも一度は経験しているはずです。

 

ですが、安心してください。

人間はそもそも「ブレやすいように設計されている」んです。

 

というのも、とある進化心理学の観点では、集団の中で生き残るために、自分の意見を周囲に合わせる=適応という行動はごく自然なことなんです。

 

つまり、ブレるのは「弱さ」ではなく「正常」。

問題はそこから“どうやって自分に戻ってくるか”です。

 

この記事では、脳の働き・心理のクセ・思考の設計に基づいた「超効率的な自己分析法」を、
効率脳研究ラボの視点からお届けします。

 

読めば、自分に迷った時の「立ち戻り方の地図」が手に入るはずです。

それでは、いきましょう!

 

 

1. 「ブレる心」は正常

まず大前提として知ってほしいのは「ブレるのは人間として自然な反応」だということ。

とある研究では、人間の脳は“群れの中での評価”に敏感に反応するように進化してきたと言われています。

 

つまり、比較して不安になる、周囲に流される──これは脳にとって“正常な動作”。

 

ただし注意したいのが、“期待のエスカレーション”です。

ある海外の調査によると「お金・地位・フォロワー数」など外的な目標だけを追いかける人ほど、幸福度が低くなる傾向があると報告されています。

 

つまり、自分の外側ばかり見ていると、心の中がすり減っていくんです。

 

 

2. 「外的な目標」が人を不幸にする理由

立派な車、高級な家、SNSのいいね数、収入額…

一見すると「これを手に入れれば満たされる」と思いがちなこれらの“目に見えるゴール”は、
手に入れてもすぐに「次」が欲しくなる無限ループを生み出します。

 

これは脳が、「比較」で報酬を感じる構造を持っているから。

放っておくと、どれだけ達成しても“まだ足りない感覚”が消えず、自己肯定感をジワジワとむしばんでいきます。

ブレない自分を作るには、「何を目指すか」よりも「どこから動いているか」が超重要なのです。

 

 

3. ブレない人は「内的な目標」で動いている

内的目標とは、「自分の価値観から生まれる目指す方向」のことです。

たとえば「誰かの役に立ちたい」「成長したい」「喜びを広げたい」など、終わりがないからこそ、他人に左右されずに進み続けられるんです。

 

こうした内的目標に出会うために必要なのは、自己理解の深掘り

そのために効率脳研究ラボがおすすめするのが、“未完了の文章”に答えるエクササイズです。

 

 

4. “価値観の輪郭”を見つけるシンプルな方法

効率脳研究ラボでおすすめしたいのが、「未完了の問い」を書き出すエクササイズです。

 

これは途中まで書かれた文章の続きを自分の言葉で埋めていくという超シンプルな方法です。

 

たとえば、こんな感じです。

 

  • 「私にとって“お金”とは _________ 」
  • 「これだけは譲れない仕事観は _________ 」
  • 「人付き合いで嬉しいと感じるのは _________ 」

 

お金、仕事、人間関係、健康、遊び、学び、心の在り方、つながり。

この8ジャンルに分けて書きながら“自分の価値観の形”を浮かび上がらせるのがポイントです。

 

他人に答えを求めてしまうときこそ、こうして「自分の中にある答え」に気づく作業が必要なんです。

 

 

5. 「価値観で生きる人」は、人生がうまく回る

ちょっと面白い話なんですが、とある調査によると、自分の価値観に沿って生きている人ほど、健康状態も良く、年収も高い傾向があるんです。

 

理由はシンプル。

なぜなら毎日の判断に迷わないからです。

「自分にとって本当に大事なもの」が明確だから、遠回りせず最短距離で選択できる。

 

たとえるなら、自分軸がある人は“地図を持って旅をしている”ような感じです。

周りに惑わされることが少なくなり、ブレにくくなるのは当然なんです。

 

 

6. 言葉にすることで価値観は輪郭を持つ

自分の“軸”が見えないとき、いちばん有効なのは「頭の中を言葉にしてみること」です。

なんとなくの違和感やモヤモヤって、言語化することで初めてカタチになります。

 

つまり、「思考の輪郭を見つけるワーク」として、“未完了の問いに言葉を入れていく”という方法がおすすめになります。

 

たとえば、

  • 「お金との関係で、大切にしたい感覚は ______」
  • 「人生で、何よりも失いたくないものは ______」
  • 「過去いちばん嬉しかった瞬間は ______」

 

この“空欄に向き合う時間”こそが、自分の無意識にアクセスする強力な手段なんです。

ちなみにこの手法、ある心理学の実験でも「自分の中にある優先順位の明確化に効果があった」と報告されています。

 

 

7. 書くことで「本音」にアクセスできる

頭で考えていることって、意外とあいまいです。

ですが、面白いことに紙に書いた瞬間に「今の自分」が立体的に見えてきます。

 

脳には「視覚化することで記憶や感情が強化される」という性質があるため、書く=内側を明確化する作業となるのです。

しかも、書いた文章を後で見返すと“思っていたより本音が出ていた”ことに気づくこともあります。

 

大事なのは、「きれいな答え」を書くことじゃありません。

むしろ雑でもOK。

出てきた言葉が、あなたの“今のリアル”です。

 

まずは、1日1問。

思いつく言葉をポンっと置くところから始めてみてください。

 

 

8. もう占いに頼らなくてもいい

未来は占うものではありません。

自分で設計するものです。

 

大事なのは、今日・この瞬間から「何に基づいて選ぶか」。

つまり、自分の価値観を言語化できているかどうか。

 

今回のエクササイズは、1回やって終わりじゃなく、“人生の定期点検”として何度も使えます

 

もし今「自分が何者か分からない」と感じているなら、ブレてるんじゃなくてまだ深く掘れてないだけ。

 

価値観がわかれば、人生の地図はぐっと鮮明になる。

そして、道に迷っても何度でも戻ってこれる。

そんな地図をあなたの中につくっていきましょう。

 

まとめ|ブレない自分は“内側”から作れる

というわけで、今回のポイントをざっくりまとめます。

 

  • ✔ 人は「外の期待」に流されるようにできている
  • ✔ 目に見えるゴール(お金・地位・フォロワー)は、幸福の持続には向かない
  • ✔ ブレない人は、「内的な目的」で動いている
  • ✔ 自分の“内なる軸”を見つけるには、自己対話が不可欠
  • ✔ 「未完了ワーク」は、価値観を炙り出す超効率的ツール

 

特に最後のワークは、僕自身も定期的に取り入れていて、迷ったときの地図づくりに本当に役立っています。

 

やる気や気合で自分軸をつくる時代は終わりました。

これからは“設計と習慣”で、自分らしさを取り戻す時代です。

 

ぜひ1日1問からでいいので、この“言葉の空白”を埋める習慣を始めてみてください。

 

内側から動き出した人は、ブレません。

なぜなら、「自分で決めた答え」は、他人の評価では揺るがないからです。

 

それではまた、次回の記事でお会いしましょう。

 

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