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失敗してもまた挑戦できる人の脳の特徴3選|あきらめ癖を断ち切る習慣術
どうも、効率人生研究家のSHOです。
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脳科学と心理学をベースに「人生を効率よく変えるヒント」を毎日発信しています。
今回のテーマは「失敗するとすぐにあきらめてしまう自分を変えたい」という方へ向けた内容です。
何かに挑戦したけれど、
・うまくいかないとすぐ諦めてしまう
・挫折したあと再挑戦できない
・「自分には無理かも」と思い込んでしまう
──そんな思考パターンがあるなら、それは“性格”ではなく“脳のクセ”かもしれません。
この記事を読むことで、次のような変化が得られます。
- あきらめ癖の正体が「脳の学習」だと理解できる
- 再挑戦できる人の“脳内習慣”が明確になる
- 「無理」と思っていた自分に、希望を持てる
それではここから「失敗してもまた挑戦できる脳」をつくるための3つのヒントを、科学と実例でわかりやすく解説していきます。
失敗してもまた挑戦できる人の脳の特徴3選
① 「失敗=学習」と捉えられる“再配線脳”
失敗したら、また挑戦する。
それができる人の脳ではある思考回路ができています。
それは──「これは失敗じゃない。データだ」という認識です。
脳科学では「失敗=神経の再配線チャンス」として捉えられています。
ミスやエラーのあとに脳内で活性化するのが“エラー関連陰性電位(ERN)”という信号。
これは「今のやり方、ちょっと違ったよ?」と教えてくれる脳の学習装置です。
この反応が強い人ほど、“失敗から学びやすい”とされます。
つまり、失敗=終わりではなく、“再設計の起点”なんです。
実際にGoogleやAirbnbなどの企業では「Fail Fast, Learn Faster(すばやく失敗し、すばやく学べ)」という考え方が文化になっているほど。
ポイントは、「失敗したから成長できる」ではなく「失敗を“学習として扱う脳”を持っているかどうか」。
脳はデータで動く装置です。
一度失敗したら、むしろ“次はもっとうまくいく可能性”が高まるのです。
② 「努力すれば伸びる」を信じてる人の脳は強い
「どうせ無理」と思う脳と「まだできないだけ」と思う脳。
この違いを明確に示したのがスタンフォード大学のキャロル・ドゥエックが提唱した「マインドセット理論」です。
・失敗=才能がない証拠 → 固定マインドセット
・失敗=伸びるチャンス → 成長マインドセット
どちらの思考をしているかで、脳の“回復力”が変わってくるのです。
実際、失敗したあとに「どうせ自分は…」と呟く人は脳内で“自己脅威”を感じ、扁桃体が過剰反応することが知られています。
一方で「これはまだ途中だ」と思える人は、前頭前野が働き冷静な修正と再行動が可能になります。
つまり、再挑戦できるかどうかは思い込みの違い。
自分に“伸びる余地”があると信じている人の脳は、ミスを“素材”として活かす能力に長けているのです。
補足すると「成長マインドセット」は訓練で育てることができます。
その方法は有料記事で詳しく解説しますが、
ひとつ言えるのは、「まだ」と言える口癖を持つこと。
「私はできない」ではなく「私は“まだ”できない」
──この“3文字”が、脳の未来を左右します。
③ 「感情→停止」のループを断ち切る“行動の起点”がある
「失敗したら落ち込む」
「落ち込んだら何もしたくなくなる」
「だから次に挑戦できない」
──これ、よくある負のスパイラルです。
ですが再挑戦できる人はここで“ある回路”を持っています。
それが「感情から行動への切り替えスイッチ」です。
スタンフォード大学の研究では小さな「行動の起点」がある人ほど、失敗後の再挑戦率が高いことが示されています。
たとえば…
・5分だけ歩く
・ノートに1行だけ書く
・机の上を片づける
こうした“極小のアクション”が感情のループを断ち切り、再起動を促すのです。
これは自己効力感(やればできる感覚)の回路を回す効果もあり「できた感覚」が次の行動を呼び込みます。
つまり、再挑戦できる人は気合ではなく、
“スイッチの置き場所”を知っている。
だからこそ落ち込んでも戻ってこられる。
強いのではなく「戻り方を知っている」だけなのです。
今すぐできる!あきらめ癖を断ち切る3つの脳習慣
①「無意識の音声指示」を上書きする習慣
あきらめ癖が強い人にはある“脳内音声”が流れています。
「どうせムリ」
「また失敗する」
「今回も結局、三日坊主になるよ」
これは“内的セルフトーク”と呼ばれる、自動化された脳内の声。
脳はこの言葉を“事実”として処理するため、やる前から「やらない方がいい」という指示が出てしまうのです。
この回路を止めるには「声を変える」しかありません。
おすすめは、“音読”による上書き習慣。
毎朝、自分に言いたい言葉を短く1文だけ音読してみてください。
・「今から1%変えればいい」
・「一歩動けば、脳は変わる」
・「これは終わりじゃなく、始まりだ」
これだけで脳は“自己指示の内容”を書き換え始めます。
実際、音読による自己効力感の向上と感情調整効果は心理学の介入研究でも効果が確認されています。
つまり、内なる“あきらめ声”を自分の“進める声”で上書きする。
音声は、脳を再教育するツールになるのです。
② 身体の“収縮”を解くポーズ戦略
失敗するとき僕たちは“思考”だけでなく身体も小さくなっているんです。
・背中が丸まる
・呼吸が浅くなる
・顔を下に向ける
こうした身体の“防衛姿勢”は、実際に脳に影響を与えます。
ハーバード大学のエイミー・カディ教授の研究では「姿勢が脳内ホルモンに影響を与え、意欲や判断力が変化する」ことが示されました。
つまり、気持ちを変えられなくても姿勢を変えることで“脳の状態”を変えられるのです。
おすすめは以下の2つ:
・朝、1分間だけ背筋を伸ばし“立ったまま深呼吸”
・何か失敗した直後に“胸を開いて両手を組む”ポーズ
たったこれだけで脳内のセロトニンやテストステロンが増加し、再挑戦のハードルが下がることが分かっています。
身体から脳を変える。
それは最もシンプルで根拠ある切り替え方です。
③ “感情疲労”を防ぐタイミング分散思考
挑戦できない人の多くは「感情の消耗」が限界を超えているだけです。
とくにHSP気質や共感力の高い人は「人間関係+失敗体験」のダブルパンチで脳が“再挑戦どころじゃない”状態になっています。
そこで必要なのが“挑戦のタイミングを分散する”戦略。
やるべきことを「朝イチの判断不要ゾーン」にまとめることで、感情に支配される前に動ける環境をつくるのです。
■ 具体例:
・朝起きたらすぐ“やることリスト”の1つだけを実行
・前夜に「明日やる1つのこと」だけを紙に置いて寝る
・スマホを開く前に、“一歩系タスク”を終わらせる
これは脳科学でいう“意志決定の前倒し”であり自制心の摩耗を防ぐ技術として注目されています。
再挑戦とは気合ではなく「摩耗しない設計」から始まる。
そう思って、朝の1%だけでも分散してください。
まとめ|あきらめ癖は、“脳の操作ミス”で変えられる
失敗して落ち込んでもまた立ち上がれる。
それは、特別な才能ではありません。
・失敗を“データ”として扱う脳の設計
・「まだできない」と言えるマインドセット
・気持ちに頼らず行動できるスイッチの位置
これらが身についていれば人は“何度でも挑戦できる”生き物なのです。
そしてここから先は「再挑戦を習慣に変える」ための内容です。
メンバーシップでは以下のことまで公開してます。
- 気合や根性ではなく、脳の仕組みに沿った“再挑戦戦略”
- 習慣を「失敗→成長」ループに再構築する具体方法
- “再起ノート”の書き方も公開
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▶ 失敗してもまた立ち上がれる人がやっている脳トレと習慣5選
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。