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時間がない人が無意識にやってるムダ習慣5選
どうも、効率人生研究家のSHOです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
おかげさまで、YouTube登録者数は1900人を突破しました。
現在は1万人を目指して、脳科学と心理学をベースに「人生を効率よく変えるヒント」を毎日発信しています。
今回のテーマは、
「いつも時間が足りない」「もっと効率よく動けるはずなのに…」と感じている方に向けた内容です。
やる気はあるのに、気づけば1日が終わっている。
ToDoリストは書いてるのに、終わらない。
──そんな経験、ありませんか?
でもそれ、あなたのせいじゃないかもしれません。
実は、脳には「時間をムダにするクセ」が組み込まれていることが、
近年の行動科学や脳研究からわかってきました。
この記事では、
- 無意識にやってしまっている“時間ドロボウ習慣”の正体
- 脳科学ベースの改善ポイント
- すぐに変化を生む日常の行動テンプレート
をお届けします。
読んだあとは、「自分の時間を取り戻す感覚」が得られるはずです。
それでは、本編へどうぞ。
「時間がない脳」が抱える5つの誤作動
「もっと早く行動できれば…」
「なんで今日も終わらなかったんだろう」
──そんな悩みを抱えているとき、私たちはつい“気合”や“根性”でなんとかしようとします。
でも実際は、脳の「時間の使い方」に関する設計ミスが原因かもしれません。
ここでは、現代人が無意識にやってしまっている“時間のムダづかい”5つをご紹介します。
① 締め切りギリギリにならないと動けない
「提出前日にならないとやる気が出ない」──これは“締め切り依存型”の脳の特徴です。
脳は緊張感やストレスを感じるとノルアドレナリン(興奮系ホルモン)を出して、集中力を無理やり上げます。
その場ではがんばれるのですが心臓や脳に負担がかかり、IQも一時的に低下することがわかっています。
しかもこれを繰り返すとストレス耐性が落ち、早期老化や不眠にもつながるリスクがあります。
おすすめは、「1ヶ月後の締切」に対して「1週間ごとの“仮の締切”」を設けてみること。
緊張のハードルを下げることでパフォーマンスは安定します。
② 同時にいろいろやろうとする(マルチタスク脳)
「YouTube流しながら仕事」「LINEしながら調べ物」──ついやってしまいますよね。
でも、脳科学的にいうと脳は同時に複数のことを処理できない構造になっています。
これは“タスクスイッチング”と呼ばれ、切り替えるたびに集中力が失われ、記憶にも残りにくくなります。
しかもマルチタスクを続けると、脳は「深く集中する」機能を失っていくこともわかっています。
まずは「1つだけに集中する時間」を15分だけでもつくってみてください。
脳は“深さ”を取り戻していきます。
③ やることが多すぎて優先順位がつけられない
「全部大事」「どれから手をつけていいか分からない」──そうやって悩んでいる時間が、実は最大のムダ。
脳には選択疲労という現象があり選択肢が多すぎると判断力が著しく低下します。
その結果、「緊急ではないけど重要なこと」がどんどん後回しになり10年後の自分にツケが回ってしまいます。
時間があるうちに「一番大切にしたいこと」だけは先に決めておきましょう。
優先順位は“未来の自分”を守る道しるべです。
④ 100点を目指す完璧主義で時間を使いすぎる
「もっと上手くやれるはず」「これでは出せない」──そうして1つの作業に何時間もかけてしまう。
これは完璧主義による“効率の破壊”です。
間の脳は80点までは一気に進みますが80→100点の間に最も時間とエネルギーが必要になります。
そして多くの場合その“100点”は他人には伝わっていません。
まずは「仮完成」→「小さく改善」の流れをつくること。
完璧より「前に進めること」の方が、時間の価値は高くなります。
⑤ 自分の時間の使い方を見えていない
「気づいたらもう夜…」
「今日は何してたんだっけ?」
この状態のとき、私たちは“時間感覚がずれている”脳になっています。
行動科学ではこれを“メタ認知の欠如”と呼びます。
つまり、自分の行動や思考を客観的に把握できていない状態です。
この状態で生活していると、時間は「いつの間にかなくなる」ものになります。
対策として1日5分でOKなので「何に時間を使ったか」を書き出すだけでも、
脳は自分の行動を“再認識”できるようになります。
これは“時間の浪費”を“時間の設計”に変える第一歩です。
やめるより先に「置き換える習慣」
「やめなきゃ」と思っても、気づけばまた同じことを繰り返してしまう──
それは意志の弱さではなく、脳の仕組みです。
脳は「確実に予測できる行動」を好む性質があり習慣化された行動(たとえそれがムダであっても)には安心を感じます。
つまり“やめるだけ”では脳が不安定になり、結局元に戻ってしまう。
だからこそ、やめる前に「置き換え」を用意するのがポイントです。
① SNSを見たくなったら「情報遮断タイム」
SNSチェックは、手軽に刺激を得られる“脳の快楽スイッチ”です。
やめようとしても、隙間時間につい開いてしまう──これは自然な反応です。
そこでおすすめなのが「1日2回、15分だけスマホを触らない時間」を決めること。
このとき、深呼吸・日光浴・好きな音楽など、“五感で落ち着ける行動”をセットで入れてみてください。
「快楽から逃げる」のではなく「安心を置く」ことが、脳にとっての本当のリセットになります。
② ぼんやりタイムを「未来を整える時間」に変える
何もせずYouTubeを流したり、スマホを触って終わる時間──
これも決して悪ではありません。
ですが、それが習慣化しているならもったいない。
5分だけ「これから叶えたいこと」を書いてみてください。
理想の働き方、住みたい場所、身につけたいスキル……何でもOKです。
脳は“意識の向いた方向にエネルギーを注ぐ”という特性があるため、
未来に目を向ける時間を日常に組み込むだけで自然と“今の行動”が変わっていきます。
③ 完璧を目指したくなったら「80点ルール」を唱える
「もっと整ってから出そう」「まだ足りない気がする」──
そんな完璧主義が顔を出したときは、こう言ってみてください。
「まずは80点で出す。必要なら、あとで整える」
この一言だけで、脳は“今すぐ動くスイッチ”を押してくれます。
実際、心理学の研究でも「行動しながら改善する人」のほうが「準備が整ってから動く人」より成果が出るとされています。
完璧を目指すより、“今のベスト”を重ねていきましょう。
“効率的に時間を使う脳”を育てるルーティン
ここまでお読みいただきありがとうございます。
最後に、紹介した内容を日常に落とし込むための「ミニ習慣テンプレート」をご紹介します。
大切なのは、「気合で変える」のではなく「環境と行動を先に設計しておく」こと。
時間を生み出す脳は、小さな習慣から静かに育ちます。
▶︎ 朝:スタートを整えるひと言を決めておく
- SNSを開く前に「今日の意図」を口に出す or 書く
- 例:「私は大切なことから始める」/「1つずつやれば大丈夫」
このひと言が、無意識に流される時間を“自分で選ぶ時間”に変えるきっかけになります。
▶︎ 昼:やることが多いときほど、立ち止まる
- 「今日は何が最も大切か?」を1分でメモ
- タスクが混乱してきたら、「今しなくていいこと」を書き出す
脳は“手放す”ことで集中力を回復させます。あえて減らす時間をつくってみましょう。
▶︎ 夜:1日を1行で締めくくる
- 「今日できたこと」をたった1つ書くだけ
- 例:「メールを一気に返信できた」/「夜にSNSを見ずに寝た」
“できたこと”を見つける視点が、明日の自分の行動を整えてくれます。
脳は繰り返しに反応し、やがて新しい基準をつくります。
ムダをやめるより、“整った選択肢”を用意しておくこと──
それが、時間を奪われない人生の第一歩です。
まとめ|時間は“設計”で取り戻せる
「時間が足りない」
「もっと効率よく生きたい」
そう思ったときに必要なのは、根性ややる気ではなく、脳の使い方の“再設計”です。
今回ご紹介したような、無意識の行動・クセ・習慣の見直しはあなたの人生の「失われる時間」を静かに食い止めてくれます。
でももし「それでも時間が足りない」「もっと根本的に変えたい」と思った方は──
ここから、もう一歩踏み込んでみてください。
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読んでくださって、本当にありがとうございました。
あなたの時間が、もっと豊かで意味あるものになりますように。