【部下指導術】やる気が出ないのは脳のせい?無意識にスイッチが入る心理テクニック3選

【部下指導術】やる気が出ないのは脳のせい?無意識にスイッチが入る心理テクニック3選

 

どうも、効率人生研究家SHOです。

おかげさまでYouTube登録者が2000人を突破しました!(目標は1万人です!)

毎日ショート動画・生配信・ブログで「脳を変えて、人生を変えるヒント」を発信中です。

 

 

さて今回は、「やる気が出ない」という現象の“裏側”を徹底的に解剖します。

  • 部下が全然動かない…
  • 声をかけても反応が薄い…
  • そもそも自分もやる気が出ない日がある…

そんな悩みに、心当たりはありませんか?

 

でもそれ、意志が弱いからでも、やる気がないからでもなく――

「脳のスイッチ」がまだ入っていないだけかもしれません。

 

この記事では、脳科学と心理学の研究から明らかになった

「やる気が自然に引き出されるスイッチの入れ方」を3つに絞って紹介します。

しかも、どれも職場で明日から使えるものばかりです。

 

後半には「やる気のない人に刺さる言葉のかけ方」も紹介するので、

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

 

1. プライミング|言葉ひとつで人は動き出す

たとえば、こんな経験ありませんか?

朝、「今日もよろしくね、頼りにしてるよ」と言われただけで、
その日はなんとなく気合が入った――

実はこれ、脳の「プライミング効果」によって起こる現象です。

 

プライミングとは、無意識に刷り込まれた情報が、その後の行動や判断に影響を与えるという心理効果。

要するに、「何気なく聞いた言葉」が、そのまま“行動スイッチ”になるんです。

 

つまり、上司や同僚の“ひとこと”が、部下の1日を決めているかもしれないということ。

 

たとえば──

  • 「今日、ちょっと重要な仕事お願いするね」
  • 「最近、調子いいじゃん」
  • 「この案件、君がいると安心だわ」

 

こういった言葉はすべて、プライミングとして機能します。

特に1日のはじまりや、会話の冒頭で使うと効果大。

なぜなら、脳がその直後の行動を「それにふさわしく整えよう」とするからです。

 

意志より、先に入った言葉が行動を設計する

これがプライミングの怖さであり、使い方次第で“最高の教育ツール”にもなります。

 

2. 活性化拡散|小さな言葉が行動の連鎖を生む

次に紹介するのは「活性化拡散」。

これはひとつのキーワードが脳内の関連情報を一気に活性化させる現象です。

 

たとえば「お客様目線で考えてね」と言われたとき――

脳内では、「丁寧に話す」「見やすい資料にする」「表情に気をつける」など、
複数の行動アイデアが勝手に拡散されていくのです。

 

これは脳が情報を“ネットワーク的に処理している”からこそ起きる現象。

言葉ひとつで、複数の行動が変わる。

これってめちゃくちゃコスパのいい指導だと思いませんか?

 

しかも、この拡散は「指示」ではなく「思考のスイッチ」として作用するため、
相手の自発性を損なわずに動かすことができます。

 

✔︎「行動させる」ではなく「意識を広げる」

これが、活性化拡散を使った“やる気の引き出し方”の本質です。

3. 対比効果|「比較」でやる気が引き出される

3つ目のスイッチは「対比効果」。

これは、比較対象によって人の印象・感情・判断が大きく変わるという心理現象です。

 

たとえば、こんなケース。

上司A:「今回はまずまずだったね」
上司B:「この前より断然良くなってる!すごいよ」

 

言ってることは似ていても、印象も、やる気の出方もまったく違うんですよね。

 

対比効果をうまく使うと、やる気のない人に“ポジティブな自己認識”を持たせることができます。

 

ポイントは、「他人と比べる」ではなく

  • 昔の自分
  • 初回との変化
  • 今までの限界

といった“過去の自分との比較”にすること。

 

たとえば…

  • 「あのときより資料の構成力、めちゃくちゃ上がってるよ」
  • 「この前のプレゼンより声が落ち着いてて、説得力あった」

こうやって比較対象を「過去」にすることで、
本人の“成長”と“自信”を引き出すことができるんです。

 

これはまさに、脳の“報酬回路”を正しく刺激する方法。

比較というのは諸刃の剣ですが、方向さえ間違えなければ、最強のモチベーターになります。

 

まとめ|やる気は“仕掛け”で引き出せる

ここまで紹介してきた3つのスイッチを振り返ってみましょう。

  • プライミング:最初のひとことで脳は動き出す
  • 活性化拡散:キーワードひとつで行動の幅が広がる
  • 対比効果:適切な比較が“自信”と“意欲”を生む

やる気とは、性格や気分ではなく──

「脳が動く設計」次第でコントロールできるものなんです。

 

そしてこれは、自分自身にも、部下や仲間にも使える技術です。

 

▼行動に落とすために、明日からできること

朝イチのひとことでスイッチを入れる
→「期待してる」より、「この資料に君の強みが出てた」の方が効く

キーワードを散りばめる
→「お客様目線」「安心感」「スピード感」など、行動を誘導する言葉を日常会話に

過去の自分との比較をフィードバックに使う
→「前より◯◯が良くなってる!」を伝える

 

この3つを意識するだけで、

あなたのまわりの“動かない人”が“勝手に動き出す人”に変わっていくかもしれません。

 

▼もっと深く知りたい方へ:実践テンプレ編はこちら

今回ご紹介したのは「脳のスイッチ」の“知識編”。

もしあなたが「実際にどう声をかければいいのか?」「どんな言葉が効果的なのか?」まで知りたいなら──

次回のSHO’s Study Logでは、それを実践テンプレとしてご紹介しています!

 

  • 脳が勝手に動き出す“朝の声かけテンプレ”
  • 意欲が低い人に刺さる「比較のフレーズ」
  • 行動スイッチを設計する環境&言葉の習慣

 

▶ 続き『【有料会員限定記事】やる気が出る人は使っている!“行動スイッチ”の言葉と設計テンプレ』はこちら

▶ SHO’s Study Log(メンバー限定記事)はこちら

 

仕組みがあれば、やる気は育てられる。
今日からは「気合い」ではなく「構造」で動こう。

「今日1日をモノにしよう!」

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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