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自分の価値観を変える方法|脳を整え直す5つの科学的アプローチ
どうも、効率脳研究家のSHOです!
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「私って、やっぱりこういう人間なんだな…」
そう思い込んで、可能性を止めてしまっていませんか?
実は「自分らしさ」や「価値観」は、過去の経験や環境によって形成された“脳の反応パターン”にすぎません。
そしてそれは意図的に変えることができるのです。
今回は、脳科学・心理学・行動技術の3つの力を使って「価値観を書き換える5つのアプローチ」をご紹介します。
思考の癖をやさしくほどき、脳を整え直しながら“望む自分”へとアップデートしていきましょう。
1. 思考の偏りに気づく|心理学的アプローチ
価値観の多くは「私はこうであるべきだ」「〜しなければならない」といった“思い込み”から生まれます。
このような思考のクセは心理学でいう「スキーマ」や「自動思考」と呼ばれるもので、私たちが意識せず繰り返している“認知のフィルター”です。
● 認知の再評価で、価値観の前提を疑う
まずやるべきことは「それ、本当に正しい?」と一度立ち止まること。
たとえば、
- 「完璧にやらないと意味がない」
- 「人に迷惑をかけるのは絶対ダメ」
- 「失敗するくらいなら、やらない方がいい」
このような言葉が心にある人は、それが価値観ではなく、ただの“思い込み”かもしれません。
● 行動実験で、価値観の“反証”をとる
認知行動療法(CBT)では「新しい考え方」に合わせた行動をわざと実験的に行うことで自分の思い込みを検証します。
たとえば、「失敗は悪いことだ」という価値観を変えたい人は、あえて小さな失敗(例:料理の味付けに挑戦→微妙になる)を試し「実際どう感じたか?」を記録してみましょう。
意外と傷つかない、誰も気にしていない。
この経験こそが、“価値観の上書き”を脳に許す第一歩なのです。
2. 脳を味方につける|神経可塑性の活用
脳には、ニューロプラシティ(神経可塑性)という機能があります。
これは「繰り返しの体験」によって、脳の回路が物理的に変化する力。
つまり、あなたの価値観も「脳の回路」として繰り返されているだけであり新しい回路に乗り換えることが可能なのです。
● ポジティブな価値観を“習慣”で育てる
たとえば「変化は怖い」→「変化は可能性」と価値観を変えたいなら、小さなチャレンジ(例:普段行かないカフェに行く)を日常に取り入れて、そのたびに「これは成長」と言葉にしてみる。
言葉×行動のセットが脳内の報酬系(ドーパミン回路)を活性化させ新しい価値観を“快感”と結びつけてくれます。
3. 自分と向き合う「書く力」|ナラティブの再構築
あなたの価値観はこれまでの人生の物語によって形づくられています。
その“物語”を書き直すことで価値観そのものも変えることができるのです。
その最も簡単で効果的な方法が「書くこと(ジャーナリング)」です。
● ジャーナリングで価値観を“見える化”する
たとえば、こんな問いを自分に投げかけてみてください。
- 私がずっと信じてきた価値観は、どこから来たのか?
- それは、今の自分にとっても役立っているのか?
- 新しい価値観を持ったら、どんな行動が増えるだろうか?
書き出すことで、「無意識に信じ込んでいたこと」に光が当たり、“選び直し”ができるようになります。
● 物語を編み直す:「私は今、変化の途中にいる」
過去の自分・今の自分・これからの自分をひとつの物語として再編集する。
「昔はこう考えていた。でも今はこう捉えている」
「この変化は、私をこういう未来へ導いている」
そんなふうに、価値観の変化を“意味ある旅”に変えていくのです。
4. 環境と出会いが価値観を“更新”させる
人は「自分で決めている」と思いながらも、実は環境から大きな影響を受けています。
つまり価値観を変えたければ、環境を変えるのが最も確実な方法のひとつ。
● 情報環境の整備:触れる情報が思考をつくる
毎日見ているSNS、本、YouTube、周囲の会話──
これらが、あなたの“価値観の土壌”をつくっています。
・尊敬する人の考え方をフォローする
・肯定的な言葉が多いコミュニティに参加する
・今の自分に合わない情報源をミュートする
こうした“情報の断捨離と選定”によって、思考そのものが磨かれていきます。
● ロールモデルを持つ
「こんな価値観で生きたいな」と思える人を見つけたら、観察してみてください。
・どんな言葉を使うか
・どんな判断基準で動くか
・困難なとき、どう立ち向かっているか
価値観は「真似すること」から始めてもいいのです。
見習う→取り入れる→自分なりに育てる。
その過程で価値観は自然とアップデートされていきます。
5. 変化を受け入れるための「マインドフルネス」
価値観を変える過程には、必ず「不安」や「違和感」がつきものです。
その感情を無理に消そうとせず“眺める力”を身につけることが大切です。
● マインドフルネス=感情に飲まれない技術
「今、私は恐れているな」
「不安があるけど、それを感じてもいい」
「この違和感は、新しい価値観に馴染む途中なんだな」
こうして“自分実況中継”をすることで、扁桃体(不安を司る脳の部位)の過活動が落ち着き、前頭前野(冷静な判断の司令塔)が働きやすくなります。
● 自己受容:「今の自分を許す」ことから始まる
価値観を変えることは、今までの自分を否定することではありません。
むしろ、「これまでそう信じてきた自分もよくやってきた」と認め、「でも、そろそろ次のステージへ行こう」と受け入れる。
この受容と決意のバランスがあなたの変化を安定させてくれます。
まとめ|価値観は“整えられる思考の道具”
- 価値観は、脳の回路と経験によってつくられている
- 変えるには、気づき・実験・繰り返し・環境整備がカギ
- 変化の途中で感じる葛藤も、あなたの大切な一部
だからこそ、焦らなくて大丈夫。
小さな再評価、小さな行動、小さな問いかけからでいいのです。
価値観は「選べる」もの。
その選び直しができた瞬間から、あなたの人生の“土台”が整い始めます。
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今回の無料記事では「価値観は変えられる」という前提と5つのアプローチを紹介しました。
でも本当に変えるには、“頭”ではなく“手”と“行動”で設計していく必要があります。
SHO’s Study Logでは、有料記事として
- ✔ ジャーナリングに使える7つの深掘り質問
- ✔ 新しい価値観を習慣に落とし込む環境設計テンプレート
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▶ 【ブログの続きはこちら】価値観を書き換えるテンプレート|“考え方の癖”を変える5つの習慣設計法 効率脳実践編
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それでは、最後にいつものこの言葉で。
『今日1日をモノにしよう。』
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!