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トラウマは存在しない!?アドラー心理学の核心「目的論」が、あなたの“変われない”を終わらせる
【はじめに】
この記事は、「過去のせいで、今の自分がある」という、あなたが信じてきた“常識”を根底から覆すものです。
自分を責めるのは今日で終わり。「なるほど、そういうことだったのか!」と、人生の主導権を取り戻す体験をお約束します。
「どうせ俺の人生なんて…」が口癖だったあなたへ
「親が厳しかったから、自分は自信がない」
「あの時の失敗がトラウマで、新しい挑戦が怖い」
何かうまくいかないことがあると僕たちはすぐに“過去”という名の容疑者を探し出してそいつにすべての罪をなすりつけます。
かつての僕もそうでした。
「どうせ俺の人生なんて…何やっても無駄だ」
希望が見えず諦めの気持ちでいっぱいだったあの頃。
僕は自分の人生がうまくいかない理由をすべて“過去”と“環境”のせいにしていました。
ちょっと待ってください。
もし、その「変えられない過去」という脚本がすべてあなた自身の“自作自演”だとしたら…?
今回はあなたの人生を縛り付ける「過去の呪い」の正体をアドラー心理学のメスで解き明かしていきます。
アドラー心理学、最大の衝撃:「原因」ではなく「目的」で考えよ
アドラーは僕たちが信じてきた常識を木っ端微塵に破壊するとんでもない考え方を提示しました。
多くの心理学が過去の“原因”が現在のあなたを作ったと考える「原因論」に立つ中で、アドラーは未来の“目的”のために現在のあなたが行動を選んでいると考える「目的論」を提唱したのです。
僕が経験した500万円の借金を例に話しましょう。
【原因論の脚本】
「あいつに裏切られた(過去の原因)せいで俺は借金を負って不幸だ」
→この脚本では僕はただの被害者。
物語はここで終わりです。
【目的論の脚本】
「この借金問題を解決し、もっと強くなる(未来の目的)ために、僕の知識不足を認め今から学ぶぞ」
→この脚本では僕は困難に立ち向かう主人公。
物語はここから始まります。
そう、アドラーは言っているのです。
お前の人生は過去に支配されるホラー映画じゃない。
お前自身が、未来を選んで進むアドベンチャー映画なんだ、と。
あなたの「変われない」にも“目的”があった
では、なぜ僕たちは「変われない」のでしょうか?
そこにも巧妙な「目的」が隠されています。
罠1:「変わらない」でいることの“メリット”
例えば、「人前で話せない」という悩み。
これは過去の失敗が原因なのではなく「人前で話して、また恥をかくという最悪の事態を避ける」という“目的”を達成するために、あなたが無意識に「話せない自分」を演じている、とアドラーは考えます。
変わらないことで、あなたは「傷つかない」というメリットを得ているのです。
罠2:「トラウマ」という最強の言い訳
アドラーはさらに過激な言葉を僕たちに突きつけます。
「トラウマは、存在しない」と。
これは、過去の辛い経験を否定しているのではありません。
過去の出来事を「変われない理由」として持ち出し、人生の課題から逃げるための“便利な言い訳”として使うことを「人生の嘘」だと断じたのです。
僕も「母の病気があったから」という“変えられない過去”をずっと言い訳に使っていました。
結論:あなたの人生の脚本家はあなた自身だった
もうお分かりいただけたでしょう。
あなたが「変われない」のは過去のせいでも環境のせいでもない。
あなたが無意識のうちに「変わらない」という目的を選び、そのための脚本を自分で書いていただけなのです。
そんな僕を変えたのは『嫌われる勇気』にあったある一文でした。
「あなたから、始めなさい」
その言葉が僕の心に深く突き刺さりました。
そうだ、自分の人生の主人公は、自分だ。
過去がどうであれ次にどのボタンを押すかは自分が決められる。
その瞬間、「自分で何でもこれからできるんだ」と腑に落ちたんです。
人生の“脚本”を今すぐ書き換える方法
では、どうすれば僕たちに染み付いた“原因探し”の呪いを解き、自分の“目的”を見つけ出し、人生の脚本を自由に書き換えることができるのか?
その答えは、具体的な「思考のトレーニング」にあります。
YouTubeのメンバーシップ限定有料記事では、
- あなたの行動に隠された「本当の目的」を発見する魔法の質問
- 「どうせ無理」という口癖を「どうすればできる?」に変える思考転換術
- 僕が500万の借金を乗り越えた時に実践した、具体的なセルフコーチング法
など、あなたが人生の脚本家になるための具体的な4つのステップを明日から使えるワーク形式で徹底解説します。
もう過去の亡霊に怯えるのは終わりにしましょう。
あなたの物語のペンは、あなたの手の中にあります。
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今日のポイント
- 人生は「過去の原因」ではなく「未来の目的」によって動いている。これがアドラー心理学の核心「目的論」。
- あなたの「変われない」悩みにも、実は「変わりたくない」という隠れた目的があるかもしれない。
- アドラーは「トラウマは存在しない」と言い切った。過去を「変われない言い訳」に使うことをやめよう。
- 過去がどうであれ、未来の目的は、今この瞬間から、あなた自身が選べる。
あなたは、過去の物語の登場人物ではありません。
これから始まる、未来の物語の、脚本家であり、主人公なのです。
その輝かしい物語を、一緒に創り始めましょう。
それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!