リーダーの言葉や行動はチームに大きな影響を与えます。
リーダーによって組織は成長していくこともあれば崩れていくことだってあり得るのです。
本日は、リーダーがやらなければいけないことの1番初めの取り組みについてお話しします。
こちらの本をお勧めします。
こちらの本には、『識学』と言う著者の考えのもとにリーダー論が展開されています。
なかなか面白いので、ぜひ見てみると良いでしょう。
まずリーダーがしてはいけない失敗と言うものがあります。
1つは手取り足取り指導をしてしまうこと。
もう1つは部下について来させようとすることです。
前者は優しく見えますが、メンバーの思考が停止して成長しないと言うデメリットがあります。
後者はリーダーとしての責任放棄になります。
リーダーはマネジメントをしなくてはならない立場です。
もともと現場がメインであったプレイヤーからリーダーになるため、このパターンに陥りやすのです。
優秀なプレイヤーであればあるほど、どちらかとパターンに陥ってしまうようです。
リーダーの仕事はマネジメントです。
つまり個の力を1から1.3に増やすということ。
部下を成長させ、チームの成果を最大化すること。
これがリーダーの仕事です。
こういう仕組み取り組みをしなくてはならないのです。
リーダーにマネジメントスキルがないとただの「代替可能な存在」になってしまうので注意が必要です。
つまり、マネジメントができなければ別にあなたがリーダーじゃなくてもいいと言うことです。
つその部分を意識してリーダーとして振る舞っていかなければならないということです。
さて。
リーダーとして、まず初めにどうすればいいのか?
その1番初めに取り組まなければならないのがルールを守らせるということです。
もちろん、ルール以外にも位置、利益、結果、成長の5つを考える必要があるのですが、一番初めはルールを守らせることを徹底することです。
そして、そのためにはリーダーの仮面と言うものをかぶらなければなりません。
上記の5つをただ守るだけの仮面を被るのです。
「これをやったら嫌われるんじゃないか?」
そんな心配は正直要りません。
なぜなら、会社は孤独を埋める場所では無いからです。
「いい人」になろうとしては、リーダーとして振る舞うことができません。
会社には曖昧なルールがたくさん存在します。
さらに「この人なら、まぁ仕方ないか」と言う属人的な風潮もあります。
リーダーになったとき、このような場の空気でルールを決めてしまっては元も子もありません。
誰もが守れるような言語化されたルールをしっかりと作り、徹底させるのが仕事となります。
ルールを作り、守らせる。
これがリーダーの仕事なのです。
雰囲気が良いから成果が出るわけでありません。
成果が出るからこそ結果的に雰囲気が良くなると言うことを覚えておきましょう。
ルールに関して、交通ルールで考えるとわかりやすいです。
「みんなが自分のペースで自由に頑張ってくれ」
これでは、部下たちが困ってしまいます。
ルールがあるからこそ、それに従ってみんなが力発揮することができます。
- ここは一時停止です
- ここで停車をしてはいけません
- イエローカットは違反です
- 黄色信号になったら止まってください
- 赤信号は必ず止まりなさい
- 歩行者優先を守りなさい
交通ルールのように決まったルールがあるからこそ会社は円滑に目的に向かって進むことができると言うことです。
ルールには2つ存在します。
行動のルールと姿勢のルールです。
行動のルールは、会社が設定した目標と連動したルールです。
10件営業するとか、月のノルマが100,000円とか。
つまり、守れる守れないが存在し、それによって部下が評価されるのが行動のルールです。
対しまして、姿勢のルールとはできるできないが、存在しないルールです。
できるできないが、存在しないので「やろうと思えば、誰でも守ることができる」ルールということです。
- 挨拶をする
- 会議に遅れない
- 提出期限を守る
上記はできるできないが存在しません。
つまり、守らない人はこれを意図的に守っていないと言うことになります。
この姿勢のルールを徹底して守らせること。
これが組織のリーダーとしての真っ先に着手すべき最優先課題なのです。
例外は作りません。
部下ごとにルールが異なるなんてもってのほかです。
例外を作ってしまえば、帰属意識が薄れてしまうのです。
そして、ルールを守れば仲間意識が芽生えていきます。
全員が守れる範囲で統一しましょう。
いかがでしょうか?
至って、シンプルなリーダーとしての最優先事項です。
必ずルールを守るように徹底してみてください。
組織が締まっていきます。