【ハーバード大学が証明】あなたのやる気は、ホテルのメイドさんにすら劣っているかもしれない説

【ハーバード大学が証明】あなたのやる気は、ホテルのメイドさんにすら劣っているかもしれない説

 

どうも!

「今年の目標は、来年の俺に託した!」が毎年の恒例行事になっている、効率脳アドバイザーSHOです。
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あなたの「三日坊主」は、科学的に“当然”だった

さて。

今日は『なぜ、あなたの「やる気」はいつも途中で失速するのか?』という、なんとも耳の痛い話をしたいと思います。

 

10月にもなると年始に燃え上がっていたはずの決意はすっかり灰になっています。

「今年こそ、英語を勉強するぞ!」

「毎日、筋トレを続けるぞ!」

「5キロ痩せるぞ!」

 

あの決意は、今、どこへ行ったでしょう?

多くの場合、手元に残っているのは「またダメだった…」という自己嫌悪だけ。

 

結論から言います。

あなたの目標が達成できないのは、あなたの意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。

あなたの脳が持つ“ある単純なクセ”を知らないだけなのです。

 

今日はその「脳のクセ」を証明した超面白い2つの研究をご紹介します。

断言しますが、これを知るだけであなたの人生から「挫折」という二文字はかなり減ります。

 

【衝撃の事実】ただの「思い込み」で、人は痩せる

突然ですがホテルの客室係、いわゆるメイドさんの仕事ってめちゃくちゃ重労働だと思いませんか?

シーツを交換し、バスルームを磨き、掃除機をかけ…と、一日中動きっぱなし。

 

2007年、ハーバード大学の偉い研究者であるアリア・クラムとエレン・ランガーが84人のホテルメイドさんを対象にとんでもない実験をしました。

まず、メイドさん達を2つのグループに分けます。

そして、片方のグループにだけ、こう伝えたんです。

「みなさんの仕事って、実はめちゃくちゃ良い運動なんですよ。科学的に言うと、毎日15部屋掃除することで、これだけのカロリーを消費してて…。ぶっちゃけ、厚生労働省が推奨する運動量を余裕でクリアしてるんで、もはやアスリートみたいなもんですね!」

 

さて、どうなったと思いますか?

研究者が伝えたのは、この「情報」だけです。

「もっと運動しましょう」とは一言も言っていません。

 

しかし4週間後、この情報を伝えられたグループだけ仕事量も食生活も変えていないのに、平均で体重が1キロ減り、体脂肪率、血圧、ウエストまで改善していたのです。

ただ「自分の仕事は、健康に良い運動なのだ」と“思い込んだ”だけです。

 

凄くないですか?

僕たちの脳は、現実の行動よりも、「これはスゴイことなんだ!」という“意味づけ”や“思い込み”の方に、よっぽど強く影響される生き物なのです。
#思い込みダイエット爆誕の瞬間である

 

僕らは皆、“おまけのスタンプ”の奴隷だった

もう一ついきましょう。

今度は洗車場の話です。

 

研究者のヌーネスとドレーズが300人の顧客を相手に、これまた面白い実験をしました。

顧客を2つのグループに分けて、違うスタンプカードを渡したんですね。

 

【Aグループ】
「スタンプを8個貯めたら、次回の洗車が1回無料になります」と伝え、8個の空欄があるカードを渡す。

 

【Bグループ】
「スタンプを10個貯めたら、次回の洗車が1回無料になります」と伝え、10個の空欄があるカードを渡す。

ただし、「今回は特別に、最初から2個ぶんのスタンプをサービスで押しておきますね!」と、その場で2個スタンプを押してあげた。

 

さて、ここがミソです。

どちらのグループもゴールまでに自力で貯めなければいけないスタンプの数は「8個」で、全く同じ条件です。

 

しかし、結果には驚くべき差が出ました。

Aグループの達成率が19%だったのに対し、Bグループ(おまけ付き)の達成率は34%と、ほぼ2倍になったのです。

 

僕たちの脳は「ゼロからのスタート」が死ぬほど嫌いです。

逆に、「もうすでに少し進んでいる」「ゴールが近い」と“錯覚”するだけで、やる気スイッチがアホみたいにONになるように設計されているんですね。

 

よくよく考えれば、スマホゲームのログインボーナスも、あらゆるお店のポイントカードも、全てこの心理に基づいています。
#僕らはスタンプの奴隷

 

結論:脳をダマす“設計図”なくして、目標達成なし

もうお分かりですね。

僕たちが目標を達成できないのは意志が弱いからではない。

 

僕たちの目標に、この2つの“脳をダマす”科学的な仕掛けが欠けているだけなのです。

①「これはスゴイことなんだ!」という“思い込み”の仕掛け(ホテルのメイド式)

②「もう結構進んでるじゃん!」という“錯覚”の仕掛け(洗車カード式)

あなたがやるべきは、根性で坂道を駆け上がることではありません。

自分の脳が喜んで走り出すような、最高の“ スタートダッシュ”を設計するアーティストになることなのです。

 

「でも、感動的な話だけでは、ただの夢物語で終わるのでは?」

「私の『今年こそ5キロ痩せる』という目標にこの2つの脳ハックを具体的にどう使えばいいの?」

「この二大要素を組み合わせ未来をデザインする究極のロードマップが知りたい!」

 

もちろん、そのための「完全な設計図」を用意してあります。

僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事ではあなたが目標達成の達人になるための具体的な全技術をあなただけにお渡しします。

これは、あなたの人生から「挫折」と「自己嫌悪」を追放するための、冒険の書です。

 

▶ 有料記事『【ハーバード式・脳ハック術】あなたと子どもの“未来”をデザインする。科学的に正しい目標設定【完全設計図】』はこちら

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【追伸】
ちなみに、この「進んでる錯覚」作戦、夫婦関係で使うと大事故につながる可能性があります。

先日、妻に「お皿洗っといて」と言われた僕。「わかった!」と返事だけしてソファでゴロゴロしていたら、「まだ?」とのお声が。

そこで僕はドヤ顔でこう言いました。

「大丈夫。脳科学的には、やろうと決意した時点でもう半分は終わってる。プロジェクトはすでに進んでるんだ」

結果、僕の脳が“錯覚”するより早く、妻の拳が僕の頭に飛んできました。

ご利用は自己責任でお願いします。

#論理は愛情に勝てない

 

それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

 

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