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【怠け者は存在しない】あなたの部下が“動かない”本当の理由
どうも!
部屋の片付けをやる気にさせる環境を作るため、部屋をさらに散らかしている効率脳アドバイザーSHOです。
#本末転倒
脳科学・心理学・習慣設計をベースに、「人生のムダを減らす技術=効率脳」を毎日発信しています。
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ここは「楽しく学ぶ」をコンセプトに、脳科学や心理学に基づいた“人生の攻略法”を届けるブログです。
あなたの周りに「怠け者」はいますか?
さて。
今日は、僕たちが日常的に犯している、ある“致命的な勘違い”についてお話しします。
あなたの職場や家庭を思い浮かべてみてください。
「ウチの部下は、言われたことしかやらない…」
「うちの子は、何度言っても勉強を始めない…」
「そして俺は、なぜかYouTubeを開いてしまう…」
そんな時、僕らは決まってこう考えます。
「アイツは怠け者だからだ」「この子はやる気がないからだ」「俺は意志が弱いからだ」と。
つまり全ての原因をそ、の人の“性格”や“資質”のせいにしてしまう。
断言します。
その考え方こそが、なたの周りから「変化」を奪っている元凶です。
心理学の世界では、この思考のワナを「根本的な帰属の誤り」と呼びます。
結論から言いましょう。
人の問題に見えることの99%は、実はその人を取り巻く「環境」の問題なのです。
あなたの食欲は、ポップコーンの容器サイズに支配されている
信じられない、ですって?
では、ある映画館で行われたちょっと意地悪な実験の話をしましょう。
研究者は観客に無料でポップコーンを配りました。
ただし、そのポップコーンは一週間前に作られた湿気ていてマズいやつです。
そして観客を2つのグループに分け、片方には「Mサイズ」の容器、もう片方には「Lサイズ」の巨大な容器でそのマズいポップコーンを渡しました。
さて、どうなったでしょう?
お腹も空いていないし、ポップコーンは激マズ。
食べる理由なんて、本来どこにもありません。
しかし、結果は驚くべきものでした。
巨大な容器(Lサイズ)を渡された人たちはMサイズの人たちよりも平均で45%も多くポップコーンを食べたのです。
彼らの食欲を決めたのは「やる気」や「意志の力」ではありませんでした。
ただ、目の前にある「容器の大きさ」という“環境”だったのです。
僕たちは自分が思っているより、はるかに強く環境に支配されています。
あなたがダイエットに失敗するのは意志が弱いからではなく家の冷蔵庫にアイスが入っている“環境”のせいかもしれないのです。
#犯人はバケツだった
「もっと集中しろ!」は、世界で一番無意味なアドバイス
「でも、仕事は環境のせいにできないでしょ?」
いいえ、むしろ仕事こそ環境が全てです。
ある病院にベッキーという優秀な看護師がいました。
彼女の悩みは薬を調合している最中にひっきりなしに同僚から話しかけられ集中を削がれてしまうことでした。
薬の調合中ですので、一歩間違えれば患者の命に関わる医療ミスにつながります。
上司が彼女に「ベッキー、もっと集中しろ!」と指導したところで、何の意味もありません。
なぜなら問題は彼女の“性格”ではなく、話しかけられてしまう“状況”にあるからです。
そこで病院はある天才的な解決策を導入しました。
それは「投薬中。邪魔しないでください」と書かれた工事現場の作業員が着るようなド派手なオレンジ色のベストです。
ベッキーは薬を準備する時、ただそのベストを羽織るだけ。
結果、どうなったか?
誰一人、彼女に話しかけなくなったのです。
彼女の「集中力」を改善したのではありません。
誰もが「今は話しかけるべきではない」と一瞬で理解できる“環境”をデザインしたのです。
#ベスト一枚で解決
結論:「人」を責めるな。「環境」をデザインせよ
もうお分かりですね。
僕たちが誰かの、あるいは自分自身の行動を変えたいと思うなら最初にやるべきことはその人の“性格”や“やる気”を分析することではありません。
その人を取り巻く「環境」や「状況」を観察し、望ましい行動が“自然と”生まれるようにその環境をデザインし直すことなのです。
あなたがなるべきは人の心を分析する“心理学者”ではありません。
人が思わず動いてしまう“仕組み”を作る、最高の“建築家”なのです。
「でも、具体的にどうやって?」
「部下が自ら動く“オフィス環境”のデザイン手法が知りたい!」
「自分が先延ばしをやめて、すぐに行動するための“最強の部屋作り”とは?」
もちろん、そのための「完全な設計図」を用意してあります。
僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、あなたが“環境デザイナー”になるための具体的な全技術をあなただけにお渡しします。
これは、あなたの周りから「怠け者」という言葉を追放するための、冒険の書です。
▶ 有料記事【人を“操る”心理学。相手を思い通りに動かす「環境デザイン」の全技術】
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【追伸】
ちなみに僕も先日、自分がYouTubeばかり見てしまう“環境”を変えようと、スマホのホーム画面からYouTubeのアプリを削除しました。
これで完璧だ、と思いました。
結果、どうなったかというと、Safariを開いてYouTubeを検索する一手間が増えただけでした。
僕の象(感情)は、僕の象使い(理性)がデザインした環境の穴を見つける天才のようです。
#環境デザインは奥が深い
それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
参考書籍