記憶に残りやすい本の読み方というものがある

本を読んでいてもその内容を誰かに話そうとしたときになかなかうまく伝えられず自分の記憶力にがっかりしたことありませんか?

 

頑張って本を読んでいるはずなのになかなか頭の中に残らない。

本の内容を他人に伝えようとしても抽象的な事ばかり伝えてしまい具体的にこういうところが良かったなと伝える事はなかなか難しいかもしれません。

 

そんなあなたに本日は少し面白い本の読み方についてご紹介します。

この読み方をすれば本の内容が、頭の中に残りやすくなるはずです。

 

本日はこちらの本をお勧めします。

もっと深い人間になるために。

知的な人になるため。

さらなる高みのために。

成長のために。

問題解決のために私たちは本を読みます。

自分のレベルを高め、もっと高みを目指すためにまずは本から読むと言う人は少なくはないと思います。

 

何よりもレベルアップするのに読書ほど手っ取り早いのはありません。

本は著者の英知が宿っています。

私たちが1から調べて研究をしてその成果を発揮しなくても、本を読むだけで様々な研究の結果や効果を学ぶことができるのです。

 

それなのに、本を読んでもなかなか頭に残りにくい。

そんな悩みをたくさん直面してしまいます。

 

ここでお勧めしたいのが交互練習というものです。

交互練習とは、何冊も並行読みをすることです。

 

1つの本を集中して読むことを集中練習とします。

集中練習と交互練習。

1冊の本をじっくり読むのと、何冊もの本を平行に読むこと。

この2つの場合、交互練習の方が長期記憶に役に立つということがわかっているのです。

 

面白い実験がありました。

これはローレルとテイラーの実験を参照にしています。

被験者たちは4つの難しい立体について体積の求め方を勉強しています。

 

Aチームの被験者は、立体の種類ごとに練習問題を解いてもらいました。

Bチームの被験者は、種類ごとではなく順不同に練習問題を解いてもらいました。

 

Aチームの正答率は89%です。

そして、チームの正当率は60%でした。

 

Aチームは立体の種類ごとに練習問題を解く。

つまり集中練習をしていたため、正答率が89%。

Bチームは順不同に練習問題を解いていたので交互練習ということになります。

そして正当率は63%でした。

 

これだけ見ると、集中練習の方が記憶に残りやすいという結果になります。

 

ですが、面白いのはここからです。

 

1週間後に再度テストを行ったところ、

Aチームの正答率は20%。

Bチームの正答率は63%でした。

 

この結果でわかるように集中練習は試験直前やプレゼンの前には記憶に残りやすいが、長期記憶には残りにくいということです。

 

そして交互練習は長期記憶に残りやすいということです。

 

本を読むときにもこれは活用できます。

飽きたら他の本を読む

他の本を読むと視点が変わり内容をより深く理解できるようになり記憶に残りやすくなると言うことです。

 

1つの本を最後まで読もうとするのは、まるで義務感のようにも感じます。

最後まで読もうとすると、もちろん飽きてきますし、面白くない時間も現れてきます。

 

ですが、そもそも無理して読む必要はありません。

 

飽きたら違う本を読む。

そうすることによって、読書自体を楽しむこともできます。

視点が変わるので、楽しいと感じながら読む方が読書の効果はより高まるはずなのです。

 

様々な本を、飽きたら別の本を読むことによって本の内容が記憶に定着しやすくなるのです。

 

ぜひ飽きる前に読む本を取り替えてみてください。

きっと記憶としてしっかりと脳に定着することになるでしょう。

 

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