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【衝撃】「質」を求めるな?「量」を捨てろ?フロリダ大学の実験が暴いた、最高の結果を出すための「意外な数字」
どうも!
「今年こそは最高傑作のブログを書くぞ!」と意気込んでパソコンを開き、
一行も書けずに2時間が経過し、気づけば「最高傑作のショートケーキ」をネットで検索していた、
逃避のプロフェッショナル、効率脳アドバイザーSHOです。
#ホールで注文確定
さて。
今日は、
『なぜ、真面目な完璧主義者は、適当な量産型人間に勝てないのか?』
という、少し残酷ですが、決定的な「数字」に基づいたお話をしたいと思います。
本題に入る前にコチラの共有です。
そんなこんなで本題です。
「量」か「質」か? 決着がつきました
よく議論になりますよね。
「とにかく量をこなせ」派と、「質にこだわれ」派。
これについて、フロリダ大学のジェリー・ユルズマン教授が行った、あまりにも有名な実験があります。
この結果を知れば、もう二度と迷わなくなります。
ユルズマン教授は、受け持っていた「映画写真」のクラスの学生を、
教室の左側と右側で、2つのグループに分けました。
【グループA:量(Quantity)グループ】
彼らの評価基準は、提出した写真の「枚数」だけです。内容は問いません。
・100枚提出したら「A(最高評価)」
・90枚なら「B」
・80枚なら「C」
とにかくシャッターを切りまくれば満点がもらえます。
【グループB:質(Quality)グループ】
彼らの評価基準は、たった「1枚」の写真の完成度です。
学期の終わりに、とびきり最高の「1枚」だけを提出してください。
その1枚が完璧なら「A」、そうでなければ減点です。
さて、学期の終わりに何が起きたと思いますか?
最高傑作はどこから生まれたか?
驚くべきことに、
このクラスで提出された「傑作(ベストショット)」の全ては、
質を無視して撮りまくった「量グループ」から生まれました。
一方で、完璧な一枚を求められた「質グループ」の作品は、
平凡で、つまらないものばかりでした。
なぜか?
理由はシンプルで、かつ科学的です。
「量グループ」が、構図や照明を変えて何百回もシャッターを切り、現像液のテストをして、
「失敗のデータ」を大量に蓄積してスキルを磨いている間……
「質グループ」は何をしていたか?
彼らは、ただ座って「完璧な写真とは何か?」を頭の中で考えていただけだったのです。
推測ばかりして、実践データがゼロのまま、最後に平凡な一枚を提出して終わりました。
「動き」と「行動」の決定的な違い
この実験結果は、
『複利で伸びる1つの習慣』の著者ジェームズ・クリアーが提唱する、
ある重要な概念を証明しています。
それが、
「動き(Motion)」と「行動(Action)」の違いです。
・動き(Motion):計画する、戦略を練る、学ぶ。
→ 質グループがやっていたこと。これは結果を生まない。
・行動(Action):実行する、失敗する、結果を出す。
→ 量グループがやっていたこと。これが結果を生む。
多くの人は「失敗したくない」から、
一番いいカメラを探したり、撮影テクニックの本を読んだりします。
これは「動き(Motion)」です。
「やってる感」はありますが、写真は一枚も撮れていません。
一方で、成功する人は、
安いカメラでもいいから、とりあえず100枚撮ります。
これが「行動(Action)」です。
ヴォルテールの警告
フランスの哲学者ヴォルテールはこう言いました。
『最善は、善の敵である(The best is the enemy of the good)』
「最善(ベスト)」を求めようとすると、
今の自分ができる「善(ベター)」な行動ができなくなります。
完璧主義は、ただの「先延ばし」の言い訳です。
写真クラスの実験が示す通り、
最高の結果(質)を手に入れたければ、
最短ルートは「ガラクタでもいいから100回やる(量)」ことです。
じゃあ、どうやって「量」をこなす?
「理屈はわかった。でも、その『行動』を起こすのが面倒くさいんだよ!」
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【追伸】
「質より量が大事。100枚撮れば傑作が生まれる」
この実験結果に感銘を受けた僕は、妻に提案しました。
「ねえ、今日の夕食は実験をしよう。
『最高の一品』を作るんじゃなくて、
『適当な一品』を100種類作ってみないか?
その中に、奇跡の傑作が生まれるはずだ!」
妻は、冷蔵庫の中身を確認し、静かに言いました。
「却下。
我が家の食材費(リソース)と私の労働力(エネルギー)は有限です。
あなたのその『量産型思考』は、
大量の『食品ロス(失敗作)』を生むだけです。
よって、クックパッドの人気ランキング1位という、
『他人が検証済みの成功データ』を採用します」
…どうやら我が家の経営方針は、
イノベーションよりも、堅実な守りの経営のようです。
#ぐうの音も出ない
それでは今日も元気よく、
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
