【残酷】努力は必ず報われる?嘘です。あなたの「遺伝子」が勝敗の9割を決めているという不都合な真実

【残酷】努力は必ず報われる?嘘です。あなたの「遺伝子」が勝敗の9割を決めているという不都合な真実

 

どうも!

「来世はNBA選手になりたい」と七夕の短冊に書いたものの、
身長とジャンプ力という物理的な壁を前に、来世どころか再来世でも無理だと悟った、
地球の重力に愛された男、効率脳アドバイザーSHOです。
#ジャンプ力2cm

 

さて。

今日は、
悪いことは言わないから、自分が勝てる場所で戦え
という、夢見がちな現代人に冷や水をぶっかけるような話をします。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

マイケル・フェルプスは走ると遅い?

「努力すれば何にでもなれる」

僕たちは子供の頃からそう教わってきました。

 

でも、はっきり言います。

あれ、嘘です。

 

『複利で伸びる1つの習慣』の中に、決定的な証拠データがあります。

水泳界の怪物、マイケル・フェルプス

 

オリンピックで大量の金メダルを獲得した彼は、身長193cm、体重88kg。

特徴的なのは、「胴が極端に長く、足が短い」こと。

これが水泳においては、水の抵抗を減らす最強の船体になります。

 

一方、陸上の中距離走の王者、ヒシャム・エルゲルージ

彼も身長は175cmと高いですが、特徴は「胴が極端に短く、足がめちゃくちゃ長い」こと。

 

じゃあ、もしこの二人が競技を交換したらどうなるか?

フェルプスがどれだけ死ぬ気で陸上のトレーニングをしても、エルゲルージには勝てません。

7キロも重い体重と短い足は、走る上ではただの「重り」だからです。

逆もまた然り。

 

著者はこう結論づけています。

遺伝子は成功を決定しないが、『どの分野で努力すべきか』を決定する

 

身長2メートルの人が体操選手になれないように、
僕たちには「生物学的に向いていない戦い」が存在します。

そこで努力するのは、美談でもなんでもなく、ただの「戦略ミス」です。

 

 

「探索」と「深化」の黄金比

「じゃあ、才能がない凡人は諦めろってこと?」

違います。

「勝てる場所(ゲーム)」が見つかるまで探し続けろ、ということです。

 

これを「探索と深化(Explore/Exploit)のトレードオフ」と言います。

 

1. 探索(Explore):いろいろなことを試す。デートをする。

2. 深化(Exploit):勝ち目がある分野が見つかったら、そこに全リソースを突っ込む(結婚する)。

 

最初は、手当たり次第に試してください。

そして、「他の人には辛いけど、自分には楽しいこと」や「なぜか人より早くできること」が見つかったら、
そこを一気に掘り下げる(深化)。

 

もし、自分に合うゲームが見つからなければ?

自分でゲームを作ればいい」んです。

既存の土俵で戦うから負けるんです。

ルールの方を変えてしまえば、あなたが最強になれます。

 

 

成功の最大の敵は「失敗」ではない

さて、自分に合った「勝てる習慣」を見つけたとしましょう。

そこで待っているラスボスは何だと思いますか?

 

失敗?

批判?

いいえ。

 

退屈(Boredom)」です。

 

習慣が定着し、スキルが身につくと、行動は「自動化」されます。

すると、脳は刺激を感じなくなり、飽きてきます。

「もっと新しい刺激が欲しい!」と浮気心が芽生える。

 

ここで、
「飽きたからやめる」のがアマチュア
「飽きても、退屈でも、淡々と続ける」のがプロフェッショナルです。

 

マサチューセッツ工科大学の野球チームの話が象徴的です。

「一流の選手と普通の選手の違いは?」という問いに対し、コーチは答えました。

一流の奴らは、退屈な反復練習を延々と続けられる奴らだ

 

 

「フロー状態」を科学的に作る方法

「精神論はわかったけど、退屈なもんは退屈なんだよ!」
という人のために、
YouTubeメンバーシップ限定記事では、
モチベーションを極限まで高める「ゴルディロックスの原理(難易度設定の黄金比)」と、
マンネリ化を防ぎながら熟練者になるための「意図的な練習(Deliberate Practice)」の公式を解説します。

 

パチンコやスロットがなぜハマるのか?

その脳科学的なメカニズム(変則報酬)を知れば、
退屈な作業を「中毒性のあるゲーム」に変えることができます。

 

▶ 有料記事『【保存版】天才たちも使っている「ゴルディロックスの原理」とは? 退屈地獄を「フロー状態」に変えるモチベーション管理術』はこちら

▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

【追伸】
「退屈でも続けるのがプロだ」
この言葉に感銘を受けた僕は、妻に宣言しました。

「今日から僕は、毎日同じ時間に、同じメニューの夕食を食べることにする。
イチロー選手が毎日カレーを食べていたように、僕もルーティンを守るプロになる!」

妻は、冷ややかな目で僕を見つめ、言いました。

「了解しました。
では、向こう10年間、あなたの夕食は『ゆで卵2個とブロッコリー』で固定します。
栄養バランスは完璧です。
文句を言ったら『アマチュア』認定しますからね」

…どうやら僕は、
自ら「食の楽しみ」という人間らしさを放棄する契約を結んでしまったようです。
#ディストピア飯

 

それでは、次回のブログでまたお会いしましょう!

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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