【悲報】あなたの「やる気」が無意味な理由。なぜシカゴ大学は「紙切れ1枚」で志願者を6倍にできたのか?

【悲報】あなたの「やる気」が無意味な理由。なぜシカゴ大学は「紙切れ1枚」で志願者を6倍にできたのか?

 

メリークリスマス!

「明日から本気出す」と言い続けて38年。
今では「明日」という概念すら怪しくなってきた効率脳アドバイザーSHOです。
#カレンダーを燃やしたい

 

さて。

今日は、
『どれだけ熱意があっても、"摩擦"があるだけで人の行動は0になる』
という、残酷かつ希望に満ちたお話をします。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

名門大学の悩み

皆さんは、米国の名門「シカゴ大学」をご存じでしょうか?
ノーベル賞受賞者を多数輩出している、世界トップクラスの頭脳が集まる場所です。

 

そんなシカゴ大学ですが、2000年代初頭、ある悩みを抱えていました。

「志願者が少なすぎる」

 

当時の出願者数は約5,000件。
ライバルのハーバードやプリンストンに比べて圧倒的に少なかったのです。

もちろん、大学側も手をこまねいていたわけではありません。
キャンパスを美しくしたり、パンフレットを豪華にしたり、いわゆる「魅力(燃料)」を増やす努力をしていました。
でも、数字はピクリとも動かない。

 

ところが2009年、新しい学長がある「決断」をした途端、事件が起きます。

翌年の出願数が、なんと5,000件から一気に3万300件へと激増したのです

 

一体、何をしたと思いますか?
学費を無料にした?
入学したらハワイ旅行をプレゼントした?

違います。

 

「コモン・アプリケーション(共通願書)に参加した」
たったこれだけです。

 

それまでシカゴ大学を受けるには、独自の面倒なエッセイや手続きが必要でした。
それを「他の大学と同じ願書で出せるシステム」に変えただけ。

大学のカリキュラムも、教授の質も、ブランド力も、何ひとつ変わっていません。
ただ、「手続きの手間(摩擦)」を消しただけで、人は6倍も動いたのです。

 

 

命よりも「めんどくさい」が勝つ

「いやいや、大学の出願なんてそんなもんでしょ?」と思ったあなた。
もっと恐ろしい話をしましょう。

 

アフリカのケニアでの実話です。
そこでは汚染された水が原因で、多くの子供たちが命を落としていました。

解決策はシンプルです。
「塩素」を入れること。

 

塩素は安価で、どこでも手に入り、数滴垂らすだけで水を浄化できます。
NGO団体は各家庭に塩素ボトルを配り、「これを使ってください!命が助かります!」と懸命に訴えました。

 

しかし、塩素を使ってくれた家庭はわずか6〜14%
ほとんどの人が、命を守るための簡単な行動すらしなかったのです。

 

なぜか?
彼らが愚かだったから? 健康に関心がなかったから?

違います。
調査の結果、信じられない理由が判明しました。

 

「蛇口(ひねる部分)が固かったから」
「水汲み場まで行くのが少し遠かったから」

 

嘘みたいな話ですが、これが人間の正体です。
家に帰って塩素を測って入れるのが「ほんの少し面倒」だった。
ただそれだけの理由で、人は命のリスクさえ放置してしまうのです。

 

そこで研究チームは、水汲み場のすぐ横に、
適量の塩素が自動で出る「ディスペンサー」を設置しました。
家で測る手間をゼロにしたんです。

するとどうなったか?
利用率は一気に61%まで跳ね上がりました。

 

 

僕たちは「努力」を過大評価している

この2つの事例から分かることは一つです。

 

僕たちが行動できないのは、
「やる気(燃料)」が足りないからではありません。
「摩擦(ブレーキ)」がかかっているからです。

 

・英語の勉強が続かないのは、テキストを本棚から出すのが面倒だから。
・ジムに行かないのは、ウェアに着替えるのが面倒だから。

 

行動経済学のデータによれば、
「臓器提供」の同意率ですら、この「摩擦」で決まっています。

 

「提供したくない人はチェックしてください(オプトアウト)」方式のオーストリアでは、同意率が99%
「提供したい人はチェックしてください(オプトイン)」方式のドイツでは、同意率が12%

 

国民性なんて関係ありません。
「チェックを入れる」という1秒の労力が、生死を分ける決断すら左右しているのです。
#人間ちょろすぎ

 

 

北風になるな、道路を舗装しろ

結論です。

もしあなたが、自分や他人を動かしたいなら、
「頑張れ!」と応援したり、ご褒美(燃料)をぶら下げるのはやめてください。

それは、サイドブレーキを引いたままアクセルを踏むようなものです。

 

やるべきは、
「障害物(摩擦)」を取り除くこと。
これ一択です。

 

YouTubeメンバーシップ限定記事では、
この「摩擦の法則」をさらに深掘りして、
「相手に気づかれないように、あなたの望む行動へと誘導する具体的なロードマップの作り方」
を解説します。

 

・なぜ、Netflixは「次へ」ボタンを自動化したのか?
・上司に企画を通すための「1クリック」の魔法
・「デフォルト」を変えるだけで、相手を意のままに操る方法

 

あなたの人生の「摩擦係数」をゼロにする技術です。

 

▶ 有料記事『【悪魔的】努力ゼロで成果を出す「デフォルト」と「ロードマップ」の設計図』はこちら

▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

【追伸】
「摩擦を減らせば、人は勝手に動く」
この教えを胸に、僕は妻に対して「家事手伝いキャンペーン」を実施しました。

普段、妻は僕に「お皿洗って!」と命令します(燃料の投下)。
でも僕は動かない。
そこで僕は考えました。
「僕が動かないのは、洗剤のフタを開けるのが面倒だからだ(摩擦)」と。

僕は最新の「自動センサー式洗剤ディスペンサー」を高値で購入し、キッチンに設置しました。
これで摩擦はゼロ。僕は喜んで皿を洗うはずです。

結果、どうなったか?

妻が言いました。
「そのディスペンサーを買うお金で、食洗機を買うための積立ができたわね。
来月のお小遣いから引いておくから」

…どうやら僕は、
家事の摩擦を減らすつもりが、
夫婦関係に巨大な「摩擦」を生んでしまったようです。
#余計なことしかしない

 

それでは明日のブログでお会いしましょう!

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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