【悲報】「テストで100点取ったら1000円」は無駄金だった。ご褒美と罰(アメとムチ)が子供をダメにする科学的理由

【悲報】「テストで100点取ったら1000円」は無駄金だった。ご褒美と罰(アメとムチ)が子供をダメにする科学的理由

 

どうも!

「今日中に宿題終わらせたら、夕飯は焼肉だぞ!」と子供を釣ろうとしたものの、
「えー、焼肉よりYouTubeがいい」と即答され、
僕の提案(および財布の中身)がYouTube以下の価値だと突きつけられた、
インセンティブの敗北者、効率脳アドバイザーSHOです。
#Googleに勝てるわけない

 

さて。

今日は、
『なぜ、ご褒美で釣っても成績は上がらないのか?』
『なぜ、厳しく罰しても子供は言うことを聞かないのか?』
という、全米の親と上司を震撼させた「モチベーションの不都合な真実」について話します。

ポール・タフ著
『私たちは子どもに何ができるのか』(英治出版)
を元に解説します。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

 

「厳罰化」は犯罪を増やす?

まずは「ムチ(罰)」の話から。

アメリカの学校ではかつて「ゼロ・トレランス(不寛容)」という方針が大流行しました。

「ナイフを持ってきたら即退学」「授業を妨害したら即停学」

とにかく厳しく取り締まれば、規律が守られると思ったんですね。

 

しかし、結果はどうだったか?

シカゴの調査によると、停学処分を受けた生徒の学習意欲は下がり、なんと逮捕率や刑務所に入る確率が上がってしまったのです。

 

理由はいたってシンプル。

問題行動を起こす子供は、すでに家庭などで過度なストレスを抱えています。

そこに「罰」という追加のストレスを与えても、彼らの自制心は回復しません。

むしろ、教師への不信感(敵対心)を煽り、暴走を加速させるだけだったのです。

 

「厳しくすれば直る」というのは、大人の自己満足に過ぎません。

 

 

「ご褒美」で成績は買えない

「じゃあ、アメ(ご褒美)ならいいでしょ?」
と思いますよね。

ハーバード大学の経済学者ローランド・フライヤーは、数億円もの予算をかけて大規模な実験を行いました。

 

「本を読んだらお金をあげる」
「テストの点が良かったら携帯電話をあげる」

子供たちを「お金」で釣ってみたのです。

 

結果は衝撃的でした。

たしかに「本を読む量」は増えました。

しかし、「テストの点数」には何の影響もありませんでした

 

子供たちは「お金」のためにページをめくる作業はしましたが、
「内容を理解しよう」「賢くなりたい」とは1ミリも思わなかったからです。

 

ご褒美は、一時的に人を動かすことはできますが、
「学ぶことへの情熱」までは買えないことが証明されてしまったのです。

 

 

「やらされ仕事」の限界

これを心理学では「外発的動機づけ(外からの刺激)」と呼びます。

「怒られたくないからやる」「お金がもらえるからやる」。

これらは、単純作業には効きますが、勉強やクリエイティブな仕事には逆効果になることが多いです。

 

デシとライアンという心理学者は言っています。

「ご褒美を与えすぎると、人間は本来持っていた『楽しいからやる(内発的動機づけ)』という気持ちを失ってしまう」。

 

つまり、
「100点取ったら1000円あげる」と言った瞬間、
子供にとって勉強は「知る喜び」から「1000円稼ぐための労働」に成り下がります。

そして、お金がもらえなくなったら、二度と勉強しなくなります。
#副作用がデカすぎる

 

じゃあ、どうすれば子供(や部下)は勝手にやる気を出すのか?

実は、人間が本気で動くためのスイッチは「お金」以外に3つあります。

 

YouTubeメンバーシップ限定記事では、
この「内発的動機づけ」に火をつけるための「自己決定理論(SDT)」の具体的な使い方を解説します。

 

・なぜ、命令されるとやる気がなくなるのか? 「自律性」の魔法

・「勉強しなさい」の代わりに言うべき、最強のキラーフレーズ

 

「ご褒美貧乏」になる前に、ぜひ知っておいてください。

 

▶ 有料記事『【やる気の正体】アメもムチも捨てろ。子供が勝手に勉強中毒になる「3つの心理的栄養素」と、自己決定理論の実践法』はこちら

▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

【追伸】
「ご褒美は逆効果」
この理論を知った僕は、子供たちへの「お小遣い制度」を廃止し、
「学ぶ喜び」を説くことにしました。

僕:「いいか、勉強というのは、世界の解像度を上げるための冒険なんだ。お金のためじゃないぞ」

息子(小4):「ふーん。じゃあ、パパはなんで毎日必死に仕事してるの? 冒険のため?」

僕:「えっと…それは…家族を養うためのお金を稼ぐためで…」

息子:「なんだ、パパも『外発的動機づけ』で動いてるんじゃん。
ダサっ。
僕は冒険より、フォートナイトの課金アイテムが欲しいので、労働(肩叩き)します」

…どうやら僕の説得力は、
日頃の「社畜としての背中」によって、
完全に無効化されていたようです。
#まずはパパが楽しめ

 

現場からは以上です。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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