人生を変えたいと強く願っていてもなかなか変わらない。
そう思う時はありませんか?
今の自分、自分の人生が大好きという方はそういないと思います。
ですが、本当に自分の人生を変えたいのであれば、今までと違った行動を考え方をしなければ変わるわけがないのです。
今までにない自分の行動と思考。
思い込み、信念、捉え方。
なぜ、変わりたいと思っているのに人は簡単に変わることができないのでしょうか?
それは人にはそもそも変化を恐れる習性があるからです。
人には恒常性機能というのが備わっています。
ホメオスタシスともいいます。
おそらく一度は聞いたことがある言葉でしょう。
例えば、体温が上昇したら発汗して体温を下げるなど。
体を一定の状態に保つためにこのような機能が備わっています。
そして、これは心理的にも影響を与えています。
心理的ホメオスタシスといいます。
今の自分の習慣や現状を変えない。
つまり、現状を維持したいという心理です。
これは良いことも悪いことにも当てはまります。
悪い習慣ですら人はそれを維持しようとするのです。
体に悪い習慣でさえ守りに入ります。
なぜ悪い習慣さえ守ってしまうのか?
それは悪い習慣をやめた後のリスクを回避するためです。
悪い事していても「既にわかっている未来」とやめたことで手に入れる「未知の未来」。
やはり心理的ホメオスタシスが働き「未知の未来」を恐れ、心理的にいつもの行動をとってしまうのです。
これが人が変わらない理由です。
変わりたいと思っていてもそもそも備わっている機能のせいで変わることができないのです。
もちろんこの機能は自分の人生を守るのにのに大いに役に立っています。
ですが、このからくりを知った上で自分の行動を変えるというのは自分の人生を変えるためにもとても有効な手段です。
そして、ここで1つお勧めしたいのがストレスを受け入れろということです。
ストレスは本来リスクに立ち向かうために湧き上がるものです。
敵に遭遇した時、ストレスホルモンが分泌され、心拍と血圧が上昇しすぐに自分を動かせるように体が反応します。
脳に血流が行き渡り、困難に立ち向かうように体を調整します。
ストレスには本来このような機能が備わっているのですが、ストレスはそもそも悪いものだという認識が強く根付いています。
そのため、私たちはストレスを避けやすい傾向にあります。
リスクを回避するために心理的ホメオスタシスが働き、ストレスをなるべく避けようとしてしまう。
これでは人生が変わらないのは当たり前なのです。
そのため、ストレスはまず受け入れると言うことを自分の信念としてみてください。
大きなストレスでなくても構いません。
小さなストレスから受け入れるのです。
- 新しい何かをしてみる
- 新しいグループに飛び込んでみる
- 気になったらとりあえずやってみる
- めんどくさそうなグループにも入ってみる
- やったこともないスポーツをしてみる
- 食べたことのない料理を食べてみる
めんどくさいと思ってしまう事は、自分にとってはストレスです。
ですが、それをやることによって何が得られるのかを考えてみるのです。
このようなストレスを回避することによって、一体今までいくつもの機会を逃してきたのだろうか?
そう自分に問いかけてみてください。
そのストレスを受け入れて挑戦しない限りは自分の世界は変わらないのです。
それを受け入れることによって、どんな経験を得られるのだろうか?
どんなチャンスが転がり込んでくるのだろうか?
どんな新しい自分に出会えるのだろうか?
人間に備わっている変化を恐れる性質をしっかりと理解し、どんどん新しいことに挑戦するのです。
ストレスは自分を変えるために必ず必要なものです。
ぜひいろいろなことを試してみてください。