自分の人生を自分のものにするか。
はたまた周りに影響されながら、悔しい人生を歩むのか。
この2つの分岐点の違いは、私はあくまで1つだと考えています。
それは問題の本質をしっかりと捉えているかどうかです。
この問題の本質をしっかりと捉えているかと捉えていないかによって生き方そのものがだいぶ変わってきます。
では、その本質とは一体何でしょうか?
これはこの本の中に書かれていることです。
そして、この本に書かれている内容でもあり、コーチング的な視点でもあります。
三角柱をご存知でしょうか?
もしわからなければ調べていただきたいのですが、人生で起こる問題の全てはこの三角柱で解決することができるということです。
その考え方とは、三角柱が目から見える範囲というのは2面しか見えません。
その2面が外側から見える問題です。
一面は困難なこと、もう1面は大変な私。
世の中の多くの方はこの2面だけを見て苦しんでいる自分がいます。
ですが、その三角柱の裏面をひっくり返すと問題の本質が見えてきます。
その裏面に書かれてある文字とは一体何なのか?
それは「じゃあこれからどうするのか?」ということです。
多くの方が表面上の問題で悩んで苦しんでもがいています。
ですが、ではこれからどうするのかという本質的なことになかなか着手できない人が多いと思います。
我々が直面する問題はとどのつまりこの三角柱の裏面にあることでしか本質ではありません。
出会ってしまった困難や問題に対して「辛い辛い」だけでは何も変わりません。
かわいそうな自分がいるけれども「じゃあこれからどうするのか」しか問題では無いのです。
この考え方はコーチング的な考え方にとても似ています。
コーチングもゴールを設定し、そのためにどんなリソースがあるのかということを掘り下げます。
理想と現状のギャップを確認し、理想にたどり着くまでのリソースを徹底的に掘り下げる。
そして、実行し修正していく。
コーチングは上記の流れで展開していきます。
三角柱の話もこれとほとんど同じではないでしょうか?
そこで、よく見かけるのが「わからない」と嘆いている人です。
「一体どうすればいいのかがわからない」といつ問題に直面している人たちです。
手も足も出ないと思いますか?
いいえ、違います。
わからないのではなくインプットが足りない。
もしくはインプットをしていない。
インプットをしようとしていない。
だから、インプットをしなくてはならないと言うのが正解です。
その問題の対処方法がわからなければ問題の対処方法を自ら学びにいく、手に入れにいくと言うのが正解なのです。
多くの方はここでつまずいてしまうのです。
ただし、1つここで忠告です。
多くの方が問題を乗り越えられない原因と言うのは「行動をしない」というこの1点につきます。
問題を乗り越えられない人たちの特徴ともいえます。
めんどくさいから行動をしない。
新しい世界が怖いから行動をしない。
様々な心理がそこに働いてはいますが、行動をしないことには何も変わりません。
これは覆しようのない事実なのです。
非常にシンプルな話です。
問題に直面したら「じゃあどうする?」を考え、そしてそのプランを実行すること。
そうでなければ問題は解決できないのです。
誰かが解決するのを待っていても何も始まりません。
そもそも誰かが助けてくれる保証もあるわけがありません。
1人でぼーっと突っ立っていてもほどの美男美女でなければ誰かが手を差し伸べてくれるなんて事はありえないのです。
人生残酷ですが、問題は至ってシンプルです。
「じゃあこれからどうする?」
ただ、これだけを考える。
そして、行動をする。
結果を修正する。
いかがですか?
難しい問題ではありません。
ぜひ問題解決の1つの参考にしてみてください。