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酒を飲むと心がしんどい理由|腸が乱れるとメンタルも揺らぐ話
どうも、効率脳研究ラボのSHOです
「脳と習慣を味方にして、人生を効率よく整える」ことをテーマに毎日ブログやYouTubeで、セルフマネジメントの研究成果を発信しています。
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目標は1万人に向けて、コツコツ積み上げ中です。
さて、今回のテーマは「酒を飲んだ翌日、なんとなく心がしんどい理由」についてです。
「体はそんなに二日酔いって感じじゃないのに、気持ちが重い…」
「なんだかやる気が出ない、モヤモヤする」
──そんな経験、ありませんか?
実はその“しんどさ”、肝臓や脳のせいだけじゃないんです。
鍵を握っているのは、腸。
腸内環境が乱れると、脳と心のバランスにも影響が出る。
最近の研究ではそれが「腸脳相関」と呼ばれ注目されています。
今回の記事では、
- アルコールが腸内環境に与える影響
- 腸が乱れるとメンタルまで揺らぐ理由
- “飲んだ翌日の落ち込み”を防ぐ具体策
──このあたりを、科学的根拠をにじませながら、やさしく解説していきます。
「ただ疲れてるだけ」じゃなかった。
そんな気づきが、このブログから生まれるかもしれません。
1. アルコールは“腸のバランス”を静かに壊す
酒は楽しい。
でも、腸にとってはストレスです。
アルコールを摂取すると、腸内にいる善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れやすくなります。
特に影響を受けやすいのが、腸内のバリア機能。
アルコールは、腸の粘膜を刺激し、腸の“すき間”を広げてしまうことがあります。
これがリーキーガット(腸漏れ)と呼ばれる状態です。
腸内環境が乱れると、こんな変化が起きやすくなります。
- 悪玉菌が優位になる
- 炎症物質が腸内で増える
- 消化・吸収・免疫機能が乱れる
腸は、私たちの体の“内側の外界”とも言える器官です。
そこが荒れると、「なんか不調」な感覚が全身に広がってしまうんです。
これはメンタルだけでなく、肌・眠り・免疫にも影響します。
腸の状態が悪い日は、どんなに栄養を摂っても吸収されにくくなり、どんなに休んでも「なんかだるい」が取れません。
酒を飲んだ翌日の“調子の悪さ”は、実は腸がサイレント悲鳴をあげているのかもしれないということです。
2. 腸が炎症を起こすと、心も炎上する
腸が乱れると、気分まで不安定になる。
そんな“なんとなく”を、科学はすでに証明しはじめています。
アルコールが腸粘膜を刺激し続けると、腸に慢性的な炎症が起こりやすくなります。
その結果、腸のバリアが壊れて、不要なものが血液中に漏れ出す──
これが「リーキーガット症候群」と呼ばれる状態です。
すると、体は“軽い炎症モード”になり、メンタルにもじわじわと悪影響を及ぼします。
なぜなら、腸は「感情系ホルモンの生産工場」だからです。
- セロトニン(幸せホルモン)の約90%は腸で作られる
- GABA(リラックス系神経伝達物質)も腸内環境の影響を受ける
腸内環境が乱れると、これらの“心の安定成分”の生産量が減ってしまいます。
すると、ストレスに弱くなったり、気分の波が大きくなったりします。
つまり、腸が荒れると、脳も乱れる。
メンタル不調って、じつは“心”じゃなくて腸の声かもしれないのです。
この腸と脳のつながりは、近年「腸脳相関(Gut-Brain Axis)」と呼ばれ、数々の研究で明らかになっています。
あなたが「なんか最近、情緒が不安定…」と感じる日は腸内細菌がバランスを崩している可能性があるということです。
気分が落ちてるときこそ、脳より腸を見てあげること。
それが、効率脳研究ラボの“心のケア術”です。
3. 二日酔いが“ただの頭痛”じゃない理由
酒の翌日、身体は元気。
でも、なぜか心が沈む。
それも、もしかしたら“腸”が原因かもしれません。
一般的に「二日酔い」と言えば、
・頭が痛い
・吐き気がある
・体がだるい
──など、身体の症状を思い浮かべますよね。
でも最近は、「気分が落ちるタイプの二日酔い」を感じてる人も増えているんです。
・なぜかやる気が出ない
・自己否定っぽくなる
・理由もなくイライラする
この“心の二日酔い”の正体、実は──
腸内環境の乱れによるもの、かもしれません。
腸が炎症を起こすと、セロトニンやGABAなどの「心を整える物質」が減少します。
これが「脳の中身」ではなく、腸の状態が心を左右するというメカニズムです。
つまりこういうことです。
- 酒を飲む
- 腸が荒れる
- 感情ホルモンが減る
- 脳がストレスに弱くなる
- 「なんか気持ちが沈む」
この流れが“メンタル型の二日酔い”なんです。
ですが、これを知っていれば防げくことが可能になり、整えることもできます。
心が落ち込んでるときほど、見直すべきは「腸のコンディション」。
脳を責める前に、腸に優しくしてあげましょう。
4. 腸の盾をつくるなら、まず“発酵と繊維”
荒れた腸には、守ってくれる味方が必要です。
飲みすぎたあとに気分が沈むのは、腸が弱って“感情ホルモン”を作れていないからです。
だからこそ必要なのが、腸を回復させる2つの栄養素です。
確認してみましょう。
✅ 腸の盾その①:発酵食品
- 納豆、キムチ、ヨーグルト、味噌など
これらにはプロバイオティクス(善玉菌)が含まれ、腸内細菌のバランスを整えてくれます。
✅ 腸の盾その②:食物繊維
- 海藻類、ごぼう、きのこ、オートミールなど
これらはプレバイオティクス(善玉菌のエサ)として働き、腸内の“良い菌”たちを元気にしてくれます。
プロバイオティクス × プレバイオティクス = シンバイオティクス(最強コンビ)
これを意識するだけで、腸は確実に変わっていきます。
もちろん、暴飲暴食やストレスの少ない生活も大事ですが、まずは「ひと口の納豆」と「ひと握りの海藻」から。
腸に優しい習慣は、気分を守る“盾”になる。
飲みすぎた翌日は、まず腸に感謝して整えてあげましょう。
「気分の波」は腸がつくってた
僕自身、飲みすぎた翌日に
「やる気が出ないな…」
「なんか心が重い…」
そんな感覚になること、何度もありました。
昔は、「これは意思が弱いせいだ」と思ってたんです。
でも調べてみたら、脳じゃなくて腸が原因かもしれないと知った。
それだけで、ちょっと楽になったんですよね。
自分のせいじゃない。
体と心をつないでる“腸”が悲鳴をあげてただけ。
「気分が不安定」
「元気が出ない」
そんなとき、頑張るんじゃなくてまず腸を整えるって考え方をしてみてください。
これは、僕が人生を楽にした習慣のひとつです。
まとめ|腸が整えば、心も整う
- アルコールは腸内環境を乱しやすい
- 腸が炎症を起こすと、セロトニンやGABAが減少
- 結果、“気分が沈む”というメンタルの波が起きる
- 発酵食品と食物繊維で「腸の盾」をつくることができる
気分が落ちるのは、自分のせいじゃない。
「腸が不調なだけ」と知るだけで、心は少し軽くなる。
効率脳研究ラボでは、こういった“脳・腸・心”を整えるヒントをこれからも発信していきます。
この記事が少しでも役に立ったら、
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最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。
また次回のブログでお会いしましょう!