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「なんか不安」「理由もなく焦る」…その正体を脳科学で説明
どうも、効率人生研究家のSHOです。
おかげさまで、YouTube登録者数は2000人を突破!(目標は1万人)
毎日、脳科学・心理学・認知科学をベースに「人生をアップグレードする技術」を発信しています。
「別に問題はないはずなのに、心がざわつく」
「なぜか急に、焦りのような感覚に飲まれる」
…そんな経験、ありませんか?
それは、怠けているからでも、考えすぎだからでもありません。
“あなたの脳”がそう感じてしまう、ある「仕組み」があるのです。
この記事では、理由のない不安や焦燥感の正体を「脳科学」の視点から解き明かしていきます。
仕組みを知れば、無駄に自分を責める必要がなくなり、安心を取り戻す第一歩になるはずです。
1. 不安は「予期」によって作られる
不安の多くは、「過去」ではなく「未来」からやってきます。
特に私たちの脳は、「まだ起きていない出来事」を無意識にシミュレーションし、その中で最悪のパターンを想像してしまうのです。
この状態を「予期不安」と呼びます。
つまり、不安を感じるあなたは“壊れている”のではなく、むしろ“脳が正常に働いている証拠”でもあるのです。
脳内では危険を感知する「扁桃体」が反応し、それを制御する「前頭前野」が働きます。
しかし、この前頭前野が疲れていたりストレスを受けていたりすると扁桃体の暴走を止めきれず不安が拡大してしまいます。
「今は大丈夫なのに、なぜか不安」
そんなとき、脳は「未来のミス」や「まだ起きていない最悪の事態」を勝手に想定している可能性があるのです。
2. 正体なき焦りは“センサー過敏”な脳の信号
次に、漠然とした焦りやモヤモヤの正体について。
これは、“脳のセンサー”が過敏になっているサインかもしれません。
たとえば部屋が少し散らかっていたり、通知音が頻繁に鳴ったり、気温や湿度が不快だったり。
そうした“小さな違和感”の積み重ねが脳内の「間脳」や「内受容感覚」を刺激しソワソワ感として表れるのです。
特に現代人はSNSやニュースで常に情報の嵐の中にいるため、交感神経が優位=「緊急モードの脳」になりやすい状態です。
この状態は「曖昧な脅威への過敏な反応」と呼ばれ、はっきりとした危険ではないけれど、脳が勝手に警戒状態になってしまうのです。
3. 「安心できない脳」になっているサイン
「休日なのに休まらない」
「ゆっくりしているのに、なんとなく落ち着かない」
それは、「脳の安全確認回路」が過活動になっているサインです。
たとえば、やらなきゃいけないことが“頭の中だけ”で整理されていなかったり、人間関係で“ハッキリしない”モヤモヤが残っていたりすると、
脳は常に「これは安全か?」「もう大丈夫か?」と、確認作業をやめられません。
この状態は心理学で「ゼイガルニク効果」とも呼ばれます。
完了していないタスクや未処理の感情は、脳内に“緊張”として残り続けるのです。
逆にいえば、「やることを紙に書き出す」「感情を言語化する」など、脳に「これは処理済み」と教えるだけで、安心感が戻ってくる場合もあります。
さらに重要なのは、「安心は外側の状況ではなく、脳の内側で生まれる」ということです。
何もかもが整っていないと落ち着けない──それは、完璧主義ではなく、“脳が安心を感じる条件”をまだ自分の中に明確に持てていない状態とも言えるのです。
▼この先は「脳を安心状態に戻す方法」へ
ここまで読んでくださったあなたは、「なんとなく感じていた不安や焦り」が、実は“脳の仕組み”によるものだったと知ったはずです。
しかし、ここで終わってしまっては意味がありません。
次回の【有料記事(SHO’s Study Log)】では、脳科学に基づいた「安心を再設計する習慣」を以下のように解説していきます。
- 情報の渋滞を止める「入力の制限術」
- 不安をリセットする“1分呼吸”の実践
- ゼイガルニク効果を逆手に取る「頭の棚卸し法」
- 脳が安心を感じる言葉と環境の整え方
- 「何もしない時間」をスケジュールに入れる技術
これらを通じて、“安心できる脳”を設計し、日常の不安や焦燥感を「整える力」に変えていくことができます。
▶ 続きの有料記事はこちらから
【“安心する脳”のつくり方|5つの習慣で「不安・焦り」を整える】
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今のあなたに、本当に必要なのは「安心の土台」です。
それを一緒に科学し、構築していきましょう。
今日のまとめ
- 不安は「未来予測の暴走」で起こる
- 焦燥感は“センサー過敏”な脳の反応
- 安心は「外側」ではなく「脳内の認識」で生まれる
心が揺らいだとき、思い出してください。
不安はあなたのせいじゃない。
脳が、“あなたを守ろうとしているサイン”なのです。
それを知っているだけで、人生は少しだけ、軽くなります。
それでは、今日ものこの言葉を。
今日1日をモノにしよう。
ブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました!