「もう振り回されない心」になる練習|“反応しない脳”の作り方

「もう振り回されない心」になる練習|“反応しない脳”の作り方

 

どうも、効率脳研究家のSHOです!

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「なんでこんなにイライラするんだろう…」
「気にしなきゃいいのに、頭から離れない…」

そんな経験、ありませんか?

実はその“苦しみの正体”は、外の出来事ではなく、あなたの脳の“反応グセ”にあります。

本記事では、ベストセラー『反応しない練習』をもとに、現代人の心を軽くする「反応しない脳」の作り方を解説します。

忙しい毎日、SNS、人間関係…脳が疲れ切ってしまう前に、“心の反応”を手放す習慣を身につけていきましょう。

 

1. 苦しみは「反応」から始まっている

たとえば、SNSを見ていて誰かの投稿にイラっとしたとします。

このとき実際に起きたのは「投稿を見た」だけです。

 

でも脳内では、
「なんでこんな言い方するの?」
「自慢か?マウントか?」
と自動的に反応が走り、感情が生まれます。

 

つまり私たちは、「出来事」そのものではなく、“反応した思考”によって苦しんでいるのです。

 

この構造はすべてに当てはまります。

  • 職場で無視された →「嫌われてる?」
  • 子どもが反抗的 →「私の育て方が悪い?」
  • 予定が崩れた →「なんでこうなるの…」

 

事実に「意味」を乗せてしまうクセ。
それこそが、脳の反応グセです。

 

2. 感情を“実況中継”してみよう

ここでおすすめなのが、感情を「実況中継」すること。

例:「いま私は怒っているな」
  「不安が来たけど、大きくはない」

これは、草薙龍瞬氏が提案する「客観視トレーニング」にもつながります。

感情を「私自身」だと同一視するのではなく
「今、怒りがある」と第三者的に見つめるだけで、脳は“少し距離を取る”ように反応してくれます。

この「距離」があるだけで、反射的な言動を防げたり、後悔するような行動をしなくなったりするんです。

これはまさに、“心のスペース”をつくる技術

 

3. 判断グセが「反応のスイッチ」になる

苦しみの多くは「良い・悪い」「正しい・間違ってる」という判断から始まります。

ですが、その基準は本当に絶対的なものでしょうか?

 

実は多くの場合、「自分の思い込み」にすぎません。

・電車でうるさい=「マナーがなってない」
・同僚の態度が冷たい=「嫌われてるに違いない」
・返事が遅い=「無視されてる」

…でも、それは“解釈”であって、事実とは限らないのです。

 

この思考の流れに気づき、「今、判断してるな」と認識するだけで、無駄な感情のスイッチをオフにできるようになります。

 

 

4. 「期待」と「執着」を手放すと自由になれる

私たちは、いつも無意識に何かを「期待」しています。

・相手がこうしてくれるはず
・こんなふうに伝わってほしい
・もっと自分を理解してほしい

でも現実は、思い通りにはいきません。

そのギャップが「怒り」や「失望」の正体です。

 

だからこそ、必要なのは「期待を手放す」という発想。

 

草薙氏は言います。
「期待するのではなく、自分がやるべきことに集中せよ」と。

これは「諦める」とは違います。

むしろ、相手に振り回されず自分の人生のハンドルを握り直すという意味での解放です。

 

5. 怒りの正体は「自分の正しさ」だった

「なんであの人は、あんなことを言うんだ」
「普通、そういう時は謝るべきでしょ?」

こうした怒りの裏側には、実は“自分の中の正しさ”があります。

 

でも、それは“自分の基準”であって、相手の基準とは限りません。

ブッダは「正しさへの執着こそが、対立を生む」と説きました。

つまり、「私はこう思う。でも相手には相手の考えがある」と距離を取れるかどうか。

これが、怒りを手放すための視点の切り替えになります。

「正しさ」ではなく、「穏やかさ」を選ぶこと。
それが、心の余白を生み出す選択です。

 

6. 心配グセを止める“今ここ”の集中力

「来週の面接、うまくいくかな…」
「このまま続けて、意味あるのかな…」

心配とは、“まだ起きていないこと”に反応してしまう脳のクセです。

脳は空白を埋めようと勝手に未来を予測し、不安シナリオを作り出します。

 

だからこそ大切なのは、意識を「今、ここ」に戻す力

たとえば…

・深呼吸しながら、今聞こえる音に集中する
・目の前の作業に意図的に5分だけ集中する
・「この瞬間に集中」とつぶやいてみる

こうした“ミニマインドフルネス”を習慣にするだけで、
心配グセは自然と弱まっていきます。

 

7. 「反応しない脳」が人生を軽くする

ここまでの内容をまとめると…

  • 苦しみの正体は「反応」だった
  • 感情に気づき、距離を取る練習が有効
  • 判断・期待・正しさへの執着が苦しみを生む
  • 「今ここ」に集中するだけで、不安は和らぐ

「反応しない」は、冷たい生き方ではありません。

むしろ、自分の心を守る優しさと知性の選択です。

 

どのように生活で実践するのか?

ここまで読んで「なるほど」と思っても実生活でどう実践すればいいのか迷うこと、ありますよね。

そこで次回の有料記事では、

  • 感情が湧いたときの“3ステップ反応停止法”
  • 判断や期待に気づく「思考のラベリング」技術
  • 続けるための習慣化テンプレート(朝・夜3分)
  • 反応グセの見える化ワーク

これらをすべてテンプレート化して、すぐに日常で使える形にしてお届けします。

有料記事『反応グセを止める脳の再設計|感情の反応3ステップ&習慣テンプレート』はこちら

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最後に|「今日1日をモノにしよう」

忙しさやストレスに負けそうな日でも“心の反応”を整えるだけで、人生は驚くほど軽くなります。

今日から少しずつ、自分の反応に気づいてあげましょう。

あなたの人生は、あなたの選択で整えられる。

 

「今日1日をモノにしよう!」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

参考書籍

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