【脳科学】なぜ「わかっちゃいるけど止められない」のか? 感情の暴走を0.5秒で鎮火させるEQの技術

【脳科学】なぜ「わかっちゃいるけど止められない」のか? 感情の暴走を0.5秒で鎮火させるEQの技術

 

どうも!

「深夜のラーメンは毒だ」という理性の声を、「でもスープは野菜エキスだから実質サラダだよね」という感情の声がかき消し、気づけば完飲している効率脳アドバイザーSHOです。

 

さて。

今日は『なぜ私たちは「わかっちゃいるけど止められない」のか?』という、全人類共通の悩みを、脳科学でハックします。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

「気づく」と「できる」の間にある深い谷

前回、「自分の感情に気づこう(自己認識)」という話をしました。

でも、ぶっちゃけ「気づいたところで、止められなくない?」と思いませんでしたか?

 

「あ、俺いま上司にムカついてるな」と気づいても、
次の瞬間には「ふざけんな!」と口が動いている。

 

「この仕事は重要だ」とわかっていても、
スマホを見る手が止まらない。

 

 

そう、「自己認識(気づく)」と「自己管理(止める)」の間には、グランドキャニオン並みの深い谷があるんです。

 

 

EQ(心の知能指数)の第2ステップである「自己管理スキル」とは、
感情を押し殺して我慢することではありません。

「感情という暴れ馬の手綱を握り、自分の行きたい方向へ誘導する技術」のことです。

 

今日はこの暴れ馬を乗りこなすための、とっておきの「思考ツール」を一つ紹介します。

 

 

脳内戦争を「可視化」して終わらせろ

私たちが失敗する時、脳内では常に戦争が起きています。

 

【感情軍(大脳辺縁系)】
「あいつムカつく! 今すぐ言い返せ! スッキリしようぜ!」
「面倒くさい! 後回しにしようぜ!」

 

【理性軍(前頭葉)】
「いや、ここで怒ったらパワハラになるぞ…」
「今やらないと後で困るぞ…」

 

 

この戦争を頭の中だけでやると、100%「感情軍」が勝ちます。

なぜなら、感情は脳の原始的な部分から来るので、声がデカくてエネルギーが強いからです。

 

 

そこで使うのが最強の武器、

テクニック2:「感情と理性のリスト」を作る
です。

 

 

やり方はシンプルすぎて拍子抜けするかもしれませんが、効果は絶大です。

紙の真ん中に線を引いて、書き出すだけ。

 

左側:【感情が叫んでいること】
(例:あいつはバカだ、許せない、今すぐ文句を言いたい)

 

右側:【理性が囁いていること】
(例:彼にも事情があるかも、怒鳴ると信頼を失う、ここは一旦引くべきだ)

 

 

ポイントは、「書く」という行為です。

書くためには、論理を司る「前頭葉」を使わざるを得ません。

つまり、ペンを持って書いている時点で、あなたの脳の主導権は「理性」に戻っているのです。

 

紙の上に並べてみると、不思議なことが起きます。

「感情」を無視するわけでもなく、「理性」だけで我慢するわけでもなく、
「両方の言い分を聞いた上での、最適な第三の案」が見えてくるんです。

 

 

物理的に脳を「緊急停止」させる奥義

リスト化は強力ですが、
「そんな紙とペンを出してる余裕なんてねーよ! 今すぐ爆発しそうなんだよ!」
という緊急事態もあるでしょう。

 

そういう時のために、
脳の仕組みを利用した「物理的な緊急停止ボタン」を持っておく必要があります。

 

本書『EQ 2.0』の第6章には、なんと17個もの自己管理テクニックが掲載されています。

ですが、正直言って全部覚えるのは不可能ですし、効果が薄いものもあります。

 

そこで、僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、
この17個の中から、「即効性」「科学的根拠」に優れた
「脳を強制ハックする5つの奥義」だけを厳選して解説します。

 

・怒りの寿命はたった6秒? 脳を論理モードに切り替える「魔法のカウントダウン」

・1日5万回繰り返される「脳内トーク」を書き換える「セルフトーク制御術」

・カフェインの罠と、最強のメンタル安定剤「スリープ・ハイジーン」

 

これらは精神論ではありません。

「右手を上げれば右手が上がる」のと同じ、人体のメカニズムを利用した「操作手順」です。

知っているだけで、あなたの「自制心」は別人のように強くなります。

 

▶ 有料記事『【EQ自己管理編】怒りを「6秒」で消し去る技術。全17のメソッドから厳選した「脳の緊急停止ボタン」5選』はこちら

▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

【追伸】
「感情と理性のリストを作れ」

この教えに従い、僕は「新しいゲーム機が欲しい」という衝動に対してリストを作成しました。

左側(感情):
「欲しい! 新作やりたい! ストレス発散になる! 今買わないと後悔する!」

右側(理性):
「今月は金欠だ。妻に怒られる。やる時間がない。貯金すべきだ」

リストを見比べた結果、僕は妻にプレゼンしました。
「見てくれ。感情側の『文字数』と『熱量』が理性側を圧倒している。
よって、我が家の幸福度最大化のために、購入が可決されました」

妻は冷ややかに言いました。
「却下。
我が家は民主主義ではなく『財務独裁制』です。
あなたのリストはシュレッダーにかけられました。
ついでに、あなたの今月のお小遣いも『財政緊縮』の対象となります」

…どうやら理性による統治への道は、
独裁者の前では無力なようです。
#革命失敗

 

それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事