自然の中を散歩しましょう。
グリーンエクササイズをしましょう。
いろいろな書籍を見ても自然をしっかりと感じることがとても大切だということがよく書かれています。
今、このブログを見ているあなたは意図的に自然と触れ合うことができていますでしょうか?
今日はなぜ自然という環境が我々の体に影響与えるのか?
ということについてお話ししたいと思います。
ぜひこちらの本をご参照ください。
まず1番最初に環境について少しお話をさせてください。
なぜなら、自然という環境の力。
つまり、環境がどのようにして我々に影響与えるのかということを知っておくと、その後の話もスムーズです。
Googleの環境実験について。
2016年のGoogleで環境の影響力について研究です。
Googleのニューヨークオフィスで社員400人を対象としました。
内容は、ごくシンプル。
社内のスナック置き場とドリンクバーの距離の変化で、人の行動に変化が起きるのかを検証しました。
1つ目は、スナック置き場とドリンクバーの距離が1.8メートルと近い場合。
2つ目は、スナック置き場とドリンクバーの距離が5.5メートルと遠い場合。
果たして、どんな影響があるのでしょうか?
結果は、スナック置き場とドリンクバーの距離が1.8メートルと近くに置いた場合の方がお菓子を食べる量が5.5メートルに比べてなんと69%も高いという結果になったのです。
69%という数字はとんでもない数字だと思います。
他にも面白い研究があります。
例えば、サラダバーを社員食堂の入り口に置いて、野菜の摂取量を調べたところ、野菜の摂取量は増加したそうです。
デザートを入れるお皿を小さなお皿に変えることで食べ過ぎが減るのか実験したところ、食器のサイズを変えれば食欲が減ることも判明しました。
なんとも面白い研究です。
つまり、環境が人に当たる影響は凄まじいということです。
人は環境の力に抗えないということです。
では、自然が我々に与える影響を見てみましょう。
自然という環境そのものの力は一体どんなものなのか?
そもそも私たちの今の生活には自然があまりにも足りていません。
あまりにも生活が豊かになりすぎて、自然がものすごく遠い環境になってしまったのです。
人はそもそも大自然の中で生きてきた生き物です。
群れを作り、狩りをする。
そういった大自然との触れ合いは、実は人の副交感神経というリラックス系の神経が活発になっていたのです。
副交感神経はリラックスの神経で疲れや心身のダメージを回復させる働きがあり、昔の人たちは大自然の中で来ていたため、回復に大きな効果を発揮していました。
しかし、現代は自然がありません。
すると、人の感情のシステムが常に崩れている状態となっているのです。
それは体内の炎症という形で不調につながっていく恐ろしい状態なんです
ここまでお話すればもうおわかりでしょう。
自然が足りなくて不調を来たすわけですから、意図的に大自然の中に身を置くことによってこの感情システムを調整しようというわけです。
ですが、自然といっても、なかなか身近ではないかたもいらっしゃると思います。
そういう時は偽物の自然でも十分に効果があります。
例えば、YouTube等で、自然の音を流したり、自然の画像を流したりすること。
これを5分見るだけでも、実は効果があるのです。
後は観葉植物なんかもいいでしょう。
実は、観葉植物を部屋に置くことによって、幸福感が47%アップすることがわかっています。
観葉植物は、天然の空気清浄機のような役割も果たしているのでまさに一石二鳥です。
最後にここでもう一つお勉強しましょう。
なぜここまで自然が人体に大きな影響を与えるのでしょうか?
それは、自然の大気に微生物が含まれているからです。
その微生物を自然の中で取り込むことによって、私たちの免疫システムに影響与え、腸内環境が改善するのです。
腸内環境が改善すれば身体を守り、体の不調が整うのです。
腸内環境については、以下のブログで詳しく説明してのでぜひ見てみて下さい。
腸内環境なくして人は生きれないのです。
また、年に2〜3回のアウトドアもぜひお勧めします。
だったそれだけで体重の減少、内臓脂肪の減少、糖尿のリスクも57%改善したというので、驚きの結果です。
人は環境に大きく左右される生き物。
さらには、自然はもともと人間にとって切っても切り離せない影響を与えていた。
私達の生活にはあまりにも自然がなく、マイナスの影響ばかりです。
今一度、自然と触れ合うことによって、自分の体内の調整を行うと良いでしょう。
ぜひ大自然と触れ合ってみてください。