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なぜ「自分のため」に使うより「他人のため」にお金を使った方が、あなたは“2倍”幸せになるのか?
どうも!
妻に「君のために高級ディナーを予約したよ(利他的行動)」
と伝えたら、
「どうせ“ポイント5倍デー”だったんでしょ(利己的動機)」
と、すべて見透かされていた効率脳アドバイザーSHOです。
#脳は快感を求めている
脳科学・心理学・習慣設計をベースに、「人生のムダを減らす技術=効率脳」を毎日発信しています。
ここは「楽しく学ぶ」をコンセプトに、脳科学や心理学に基づいた“人生の攻略法”を届けるブログです。
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お金で「幸福」は買えますか?
さて、これまで
「お金と幸福度」というテーマを
追いかけてきました。
「宝くじ(大金)が当たっても、
“快楽順応”のせいで幸せにはなれない」
「お金のことを考えただけで、
人は“利己的”になる」
…なんだか、
「お金=悪」みたいな話ばかりでしたよね。
「じゃあ、お金で“幸せ”になるのは
無理なんですか!?」
いえ、そんなことはありません。
科学はついに、
「お金で“幸せ”を買う、
最も確実な方法」を
発見しました。
それは、
「ブランド品を買う」ことでも
「高級車を買う」ことでもありません。
答えは、
あなたの直感とは“真逆”の行動です。
衝撃の実験:「自分買い」vs「他人買い」
カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で、
ある衝撃的な実験が行われました。
【実験】
参加者に「5ドル」または「20ドル」を渡し、
2つのグループに分けました。
Aグループ(自分買い):
「そのお金を、
“自分のため”に使ってください」
Bグループ(他人買い):
「そのお金を、
“他人のため(寄付やプレゼント)”に
使ってください」
そして、その日の夕方、
全員の「幸福度」を測定しました。
さて、
「自分のため」に好きなモノを買ったAグループと、
「他人のため」にお金を使ったBグループ、
どちらが“幸せ”になっていたと思いますか?
【結果】
なんと、
Bグループ(他人買い)の方が、
Aグループ(自分買い)よりも
【圧倒的に】幸福度が高くなっていたのです!
さらに驚くべきことに、
使った金額(5ドルか20ドルか)は、
幸福度に「まったく関係ありませんでした」。
「金額」ではなく、
「“誰のため”に使ったか」という
“使い方”こそが、
幸福度を決めていたのです。
#幸福は「利他」にあり
なぜ?脳は「あげる」=「もらう」と勘違いする
「いやいや、おかしいでしょ!」
「“もらう”方が嬉しいに決まってる!」
そう思いますよね。
では、なぜ僕たちの脳は、
「あげる」方が幸せになるのでしょうか?
その答えは、
「脳スキャン(fMRI)」の実験が
教えてくれました。
【脳スキャン実験】
研究者が、
人が「自発的に寄付をする」時の
脳の反応を調べました。
【結果】
人が「寄付(利他的な行動)」をした時、
脳の「腹側線条体(ふくそくせんじょうたい)」
という部分が、強く活性化しました。
…「腹側線条体」って、何でしょう?
実はこの場所、
僕たちが「美味しいものを食べた時」や
「お金を“もらった”時」に、
“快感”を感じる場所と
【まったく同じ】だったのです。
つまり、こういうことです。
あなたの脳は、
「他人にあげる(利他)」という“良いこと”と、
「自分でもらう(利己)」という“快感”を、
区別できません。
脳にとっては、
「他人に親切にする」こと自体が、
「高級チョコを食べる」ことと
同じ“ご褒美(快感)”なのです。
だから、
「他人のため」にお金を使ったBグループは、
脳が“快感”を感じまくり、
幸福度が爆上がりしたのです。
#あげるは、もらうと同じ
「税金」ですら“快感”になる
この「利他の快感」は、
「自発的な寄付」だけではありません。
別の脳スキャン実験では、
「強制的な徴収(=税金)」として
お金がフードバンクに渡るのを
見た時ですら、
脳の「報酬センター」は活性化したのです。
「税金払いたくない!」
と僕たちは思っていますが、
もし、その税金が「誰の役に立っているか」を
“ハッキリと実感”できさえすれば、
僕たちの脳は「納税」にすら
“快感”を感じられるように
設計されているのです。
「お金で幸せを買う」最終結論
いかがでしたか?
僕たちは、
「お金」で「モノ」を買おうとしていました。
しかし、科学的な答えは違いました。
お金で買うべきは「モノ」ではなく、
「“他人”への貢献」だったのです。
それこそが、
あなたの脳の“快感スイッチ”を押し、
幸福度を最大化する
唯一の「お金の使い方」だったのです。
…しかし、
この「善意」には、
非常に厄介な「ワナ」があります。
なぜ、
「300万人の子供が飢餓です」
という“統計”よりも、
「この“一人の少女”を救ってください」
という“写真”の方が、
何百倍も寄付金を集めてしまうのでしょうか?
なぜ、
「“1円でも”助かります」
という“あの言葉”は、
僕たちの寄付への「心の壁」を
いとも簡単に破壊してしまうのでしょうか?
僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、
この「善意」と「幸福」のメカニズムを
最大化するための、
「最強の心理ハック術」を徹底的に解説します。
これはあなたが「お金」の奴隷から解放され、
「お金」を使って“本物の幸福”を手に入れるための講義です。
▶ 有料記事『【実践・完全版】「お金」で“幸福”を買うための全技術。「統計」より「一人の少女」が心を動かす脳の仕組みと、「1円でも助かります」が最強の寄付ワードである理由』はこちら
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【追伸】
僕もさっそく、
「“他人のため”にお金を使うと幸せになる」
という実験をしてみました。
妻に「愛してるよ」と、
現金1万円をプレゼントしました。
僕の脳は「腹側線条体」が活性化し、
とてもハッピーになりました。
…しかし、その1万円で、
妻は「あなたの健康のため」と言って、
超マズい「高級青汁(1万円分)」を
買ってきました。
どうやら僕の「利他的行動」は、
時差で僕の「利己的幸福(味覚)」を
破壊することがあるようです。
#ブーメラン幸福
それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
