【衝撃】「利益ゼロ」の会社が、なぜ「超優良企業」より株価が高いのか?9割が知らない「期待値」の正体

【衝撃】「利益ゼロ」の会社が、なぜ「超優良企業」より株価が高いのか?9割が知らない「期待値」の正体

 

どうも!

「情熱大陸」のテーマ曲を聴くと、勝手に歩くスピードが速くなる、効率脳アドバイザーSHOです。

 

さて。

今日は『「利益ゼロ」の会社が、なぜ買われるのか?』というテーマでお話ししたいと思います。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

その株、「雰囲気」で買ってませんか?

先日、妻が新しい掃除機を買ってきました。

僕が「機能(スペック)」重視で選んだ、
吸引力抜群の“ゴツい”掃除機(A社)ではなく、
見た目がシュッとしている“オシャレ”な掃除機(B社)を。

「なんでそっちを選んだの? A社の方が性能は上だよ?」
と聞くと、妻はこう言いました。

 

「だって、こっちの方が置いてあるだけでテンション上がるじゃん」

 

機能(現在)よりも、
それを置いた時のワクワク(未来)を選んだわけです。
#理屈じゃないのよ

 

実はこれ、株式市場でもまったく同じことが起きています。

 

多くの投資家は、
「実力(利益)」がある会社よりも、
「ワクワク(期待)」させてくれる会社に、
法外な値段をつけることがあります。

 

今日は『13歳からの金融入門』から、
この人間の脳のバグとも言える
PER(株価収益率)」のパラドックスについて解説します。

 

 

「利益ゼロ」なのに、なぜ株価が高い?

投資の世界には「PER」というモノサシがあります。

「株価 ÷ 1株あたりの利益」で計算される、
いわば「株の割安・割高チェッカー」です。

 

・PERが低い(15倍以下)=「お買い得」
・PERが高い(20倍以上)=「割高」

 

 

基本はこれだけです。

しかし、現実はもっと奇妙です。

 

本の中で紹介されているデータを見てみましょう。
(※2014年時点のデータです)

 

① ウェルズ・ファーゴ(巨大銀行)
・PER:12倍
・めっちゃ利益を出してる超優良企業。
・でも、人気はそこそこ。

② イルミナ(DNA解析マシン)
・PER:82倍
・利益に対して、株価が高すぎる。

③ テスラ(電気自動車)
・PER:計算不能(利益ゼロ)
・利益が出ていない(赤字)ので、そもそも計算できない。
・なのに、時価総額(会社の値段)は290億ドル

 

おかしくないですか?

しっかり稼いでいる銀行(ウェルズ・ファーゴ)が評価されず、
利益すら出ていないテスラが、
熱狂的に買われている。

もしあなたが「数字」だけを見るロボットなら、
間違いなく「ウェルズ・ファーゴ」を買うでしょう。

でも、人間はテスラを買うんです。

なぜか?

ここに「脳の罠」があります。

 

 

脳は「現実」より「期待」にドーパミンを出す

脳科学的に言うと、
僕たちの脳は「手に入ったモノ(確定した利益)」よりも、
「これから手に入るかもしれないモノ(不確定な未来)」に対して、
より多くのドーパミン(興奮物質)を放出するように設計されています。

 

「毎日コツコツ稼ぐ銀行」にはワクワクしないけれど、
「世界を変えるかもしれない電気自動車」には、
脳汁が出てしまう。

 

つまり、高いPERや、
利益ゼロでもつく高い株価の正体は、
投資家たちの「妄想代(ドリーム・プレミアム)」です。

 

投資家たちは、
テスラの「今の車」を買っているわけじゃありません。

イーロン・マスクが見せる「夢」にお金を払っているんです。

 

だから、
「利益が出てないから買わない」というのは、
ある意味で正しいけれど、
それだけだと「大化けする株」を逃すことにもなります。

 

しかし、逆に言えば、
「夢」だけで投資するのは、
ただの「ギャンブル」であり「推し活」です。
#投資じゃないよ

 

 

「夢」から覚めるための“冷徹な目”を持て

PERはあくまで「人気投票」の結果です。

クラスで一番人気のある子が、
一番勉強ができる(稼げる)とは限らないのと同じです。

 

では、僕たち賢明な投資家は、
「人気(PER)」に惑わされずに、
どうやって企業の「本当の実力」を見極めればいいのでしょうか?

 

・人気(PER)の裏にある、ごまかしの効かない「基礎体力」はどう測る?
・株価を意図的に吊り上げる「自社株買い」のカラクリとは?
・プロが見ているトレンド判定機「52週移動平均」とは?

 

「人気」や「雰囲気」で大切なお金を溶かしたくない人のために、
プロが使う「企業分析ツール(レントゲン写真)」を4つ用意しました。

 

僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、
この『13歳からの金融入門』の第8章から、
PERの先にある「本物の分析スキル」を
徹底的に解説します。

 

これを読めば、
「なんとなく」で株を買うことが怖くてできなくなります。
でも、それが「投資家になる」ということです。

 

▶ 有料記事『【実践・完全版】投資家の「嘘」を見抜く4つの分析ツール。「EBITDA」から「自社株買い」の裏側まで徹底解説』はこちら

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【追伸】
掃除機の件には続きがあります。

僕は妻に言いました。

「いいかい? このA社の掃除機は吸引力がB社の1.5倍で、
バッテリーの持ちも2倍なんだ(PERでお得なんだ)。
こっちを買わないなんて、非合理的だよ」

すると妻は、
買ってきたオシャレな掃除機(B社)を撫でながら、
冷たく言い放ちました。

「あのね、この子が家にあるだけで、
私が『掃除しようかな』って思う回数が
週に3回増えるの。
その『稼働率』を含めたら、
どっちが“高スペック”かしら?」

…ぐうの音も出ませんでした。

どうやら我が家では、
妻という「CEO(最高経営責任者)」の
「ガイダンス(見通し)」が
常に市場予想を上回るようです。
#完敗です

 

それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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