銀行に貯金してもデメリットしかない理由

いまだに圧倒的に多い考え方があります。

それはお金は銀行に貯金すれば安心だという考え方です。

 

「銀行にさえ預けておけばいい。」

「銀行に預けておけば間違いない」

「銀行に預けておけば安心だ」

 

よくこのようなフレーズを聞いた事は無いでしょうか?

そして今、あなたはこの考えについてどう思いますか?

本当に銀行にお金を預けていれば間違いは無いのでしょうか?

 

現代、お金についてのいろんな知識が振り返っています。

YouTubeで検索すれば、ある程度のお金の知識はつく時代になっています。

なのに、銀行に預けると言う謎のこの絶対的な信頼感は、一体どこから生まれているのでしょうか?

 

この考え方はだいぶ昔から来ています。

1970年、銀行の金利は5.75%でした。

1990年銀行の金利は6.08%でした。

※このデータは、野村アセットマネジメントお金を育てる研究所から抜粋してます。

 

簡単に言えば、金利がめちゃめちゃ高かった時代があったんですね。

つまり、銀行にお金を預けていれば、めちゃくちゃお金が増えたと言う時代だったんです。

 

この名残から銀行に預けておけば間違いはないと言う考え方が強く根付いて、現代でもそれが当たり前のような風潮になっているのです。

 

ですが、現代の金利は何%でしょうか?

先程の野村アセットマネジメント、お金を育てる研究所のサイトのデータによると、2022年の3月末では0.003%と言う金利です。

 

私がお金の勉強をしてきた中では、銀行の金利は0.001%となっています。

 

銀行に貯金する、ということ。

 

これを別の言い方に直すと、「銀行にお金を預ける」ということになります。

銀行にお金を預けると言う事は、逆を言えば、銀行にお金を貸していると言うことです。

 

つまり、銀行にお金を預金すると言う事は立派な投資に該当します。

 

お金を預ける=お金を貸して、利子を得る

 

銀行は「お金を貸してくれてありがとう!」と利子つきでお金を預かるわけです。

我々もタダでは貸しません。

もちろん、貸した分、利子を頂戴します。

 

何のおかしくもない当たり前な図式になりますね。

 

あなたが週5日、汗水流して、一生懸命働いて、その大切なお金を銀行に貸す。

銀行は多くの人から『預金』と言う名の商品で資金を集める。

その資金でお金を借りたい人や会社に貸すことで、銀行は利子を得て利益を出す。

もちろん、お金を貸してくれたあなたにも利子を渡してくれます。

 

そう。

0.001%で利息をつけてくれるのです。

 

あなたは一生懸命働いたお金を育てたいとは思いませんか?

 

せっかく働いたお金を全く育たない、小さな部屋にずっと閉じ込めておく。

銀行に預けると言うのはそういうことになります。

 

例えば、1,000,000円を預けたら1年後、銀行が「お金を貸してくれてありがとうございました」あなたに0.001%の金利を追加してくれます。

 

1,000,000円を預けて1年後手元に増える額はたったの10円なんです。

これは割に合うことでしょうか?

大切な1,000,000円を1年も預けて結果、10円だけもらうというのはなんとも辛い話です。

 

ここで、金利を少し変えて考えてみましょう。

例えば、先程の0.001%と言う金利が5%だとしたらどうでしょうか?

 

1,000,000円を預けて複利で15年間運用するとその金額は2,000,000円になります。

いいですか?

1,000,000円を15年預けておくだけで2倍に膨れ上がるんです。

 

もしその1,000,000円を48年間複利で運用すると10倍になります。

そう。

10,000,000円です。

 

投資の考え方はなんでしたか?

投資と言うのはローリスクローリターン

超長期で見ることです。

 

 

もちろん、48年と言う年月を待つ事は、かなり気が遠いでしょう。

ですが、理論的にはこういうことになります。

 

1,000,000円を置いたままと言うわけでもないでしょう。

毎月30,000円やら5000円やらで少しずつ貯金したりしていますよね?

これを銀行ではなく、お金が育つ場所に毎月お金を入れていくと、銀行に預けるよりも大分結果が変わるということです。

 

 

銀行は引き出しや振込の際に高い手数料を取ります。

個人のお金の収支も把握しているので、銀行側に都合の良い商品ばっかりを売り付けてきます。

 

今の銀行ではお金を増やすと言う利点は全くなくなってしまったので、なかなか銀行のメリットを見つけるのは難しいかもしれません。

 

また、預金保険制度に加入している銀行が破綻した場合、元本10,000,000円までとその利息が保護されるペイオフ制度というのがあります。

 

簡単に言えば、銀行が潰れた場合、一人当たり10,000,000円までとその利息が保護されますよと言う制度です。

 

つまり、10,000,000円以上預けていた場合、10,000,000円以上はなくなってしまうわけです。

(10,000,000円と言う金額はなかなか現実味がありませんね。)

 

そして、銀行が潰れると言うことも、あまりにも現実味がありません。

ですが、決してそのリスクは0ではありません。

インターネットで調べたところ、2003年のりそな銀行の経営が破綻しそうになったそうです。

 

つまり、世の中何が起こるかわからないと言うわけです。

 

このように銀行にお金を預けると言う事は、決してプラスだけではないと言うことを理解しておくと良いでしょう。

 

お金を育てると言う意味でも、いろんな金融の本を読み漁ってみると良いかもしれません。

 

私も、銀行、証券口座を活用して資産運用をしています。

 

お金が育つ場所についてはこちらの本をぜひ読んでみることをおすすめします

わかりやすくどのようにお金を育てていけば良いのかがわかりますよ。

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