前回のブログで、銀行にお金を預けるデメリットについてお話ししました。
となると、一体お金はどこに預ければ良いのでしょうか?
今日はお金を増やしていくための3つの鍵についてお話ししていきたいと思います。
もしよろしければ、こちらの方をお勧めしますので、ぜひ読んでみることをお勧めします。
今まで紹介した本とはまた違ったお話が書いてありますので、とても勉強になります。
まず初めにお伝えします。
お金を増やすための3つの鍵。
それは、
- 株式投資の利益を知ること
- 複利を知ること
- 投資信託を理解すること
まずは、株の利益のもらい方についてです。
株式で収益を得る場合、2つのお金の貰い方があります。
それはキャピタルゲインと言うものとインカムゲインと言うものです。
キャピタルゲインについて。
キャピタルゲインとは、売買差益と呼ばれています。
所有していた株の価値が買った時よりも上がった状態で株を売ることです。
おそらく、世の中の株のイメージはこのようなものではないでしょうか?
大きなリターンを得られる可能性がありますが、その分損失のリスクも大きいのが特徴なんです。
対しまして、インカムゲインについてです。
インカムゲインとは、資産を所有することで、定期的に得られる利益のことを指します。
インカムゲインは運用益とも言われています。
株であれば、配当金や株主優待といったものがこれに該当します。
売買をするわけではなく、保有しているだけなので、比較的安全性が高いのが特徴です。
株を所有している間は、定期的に利益を得ることができます。
ですが、リターンは小さくなってしまいます。
また、会社の業績が悪化した場合など、配当がない場合や、資産価値の変動で損益が変動する場合もあります。
どちらを狙えばいいのか?
狙うべきは配当金の方、つまりインカムゲインです。
そのインカムゲインで超長期で投資し、お金を増やし続けていくことが投資信託では可能になります。
お金を増やす3つの鍵、その2つ目は複利についてです。
これは利子のもらい方についての話になります。
利子のもらい方は2つあります。
単利と複利です。
単利と言うのは、運用したお金の元本の金額のまま運用すると言う事。
複利は運用したお金の元本+利益を再投資して新たな利益を得る方法です。
単利は元本のみに金利が適用され続けます。
つまり、金利5%で1,000,000円預けた場合、2年目は1,100,000、10年後は1,500,000円となります。
複利は元本+利益を再投資して、その合計金額をもとに利益を得る方法です。
つまり、金利5%で1,000,000円を複利で運用した場合。
1年目は1,050,000円ですが、2年目は1,050,000円に対して金利5%が適用されると言う仕組みです。
すると、2年目は福利の場合1,102,500円と言う結果になります。
2500円+になりました。
これが超長期になるとどうなるかと言うと、10年目には単利の場合1,500,000円に対して、複利は1,628,895円。
その差額は128,895円なんです。
よく複利は雪だるま形式でふくれ上がっていくと言われています。
例えば、1,000,000円を金利5%で20年運用した場合、単利は2,000,000円。複利は2,653,298円。
その差額は653,298円なんです。
単利と複利はこのように、長くなればなるほど、大きな差が生まれてきます。
これが複利の仕組みです。
お金を増やす3つの鍵、最後は投資信託についてです。
投資信託とは投資家から集めたお金で、運用の専門家が株や債券を売買し利益を出すこと。
特徴は、投資の対象は個別の株ではないんです。
株のセット販売なんです。
デパートのイメージが近いです。
個別のお店を買うのではなく、デパートそのものを買う。
これが投資信託の特徴になります。
売買自体はもちろん利益が確定していないため、元本割れの可能性もあります。
投資信託には運用方法によって大きく変わってきます。
2つの運用方法があります。
アクティブファンドとインデックスファンドというものです。
アクティブファンドと言うものは、ファンドマネージャーと呼ばれるお金を運用するプロが市場の平均よりも高い運営成果を出すために運用する投資信託です。
有名なファンドマネジャーが運用しますが、運用は成功した、失敗者に問わず高い手数料が取られます。
簡単に言えば、ハイリスクハイリターンと言うことになります。
もう一つ、インデックスファンドについてです。
株の指標やチャートに沿って機械的に運用する投資信託です。
株の平均的な指標に連動し、自動的に運用されるので、手数料はとっても安いのが特徴です。
指示に沿って自動的に運用されるので、短期間では大きな儲けは期待できません。
ローリスクローリターンの商品となります。
どちらがいいのかといいますと、結果はインデックスファンドになります。
なぜなら、アクティブファンドは人が運営しているのに対し、インデックスファンドが機会が運用するからです。
いくらお金のプロとは言え、ど市場の平均以上の成績を上げるのは、実は困難であることが証明されています。
確かに長期にわたって成績を上げているアクティブファンドもありますが、大抵の場合は成績が悪く、市場の平均を上回ることができないのです。
インデックスファンドは市場の平均と同じような値動きになるように、銘柄が構成されています。
簡単に言えば、株式市場全体の成長に投資すると言うことになります。
先ほど伝えたように、デパートを一括購入するようなものです。
その内容は、ファンドマネージャーが都度調査をして買い付けているため、銘柄選びや確認、入れ替え作業も全て全部やってくれます。
イメージとしては、デパートの中で売り上げが出ないお店は廃退し、そこに新しい店が出てくる。
デパート自体を購入しているので、私たちは何もする必要がなく、デパートそのものが運営されていくといった形になります。
この入れ替え作業がお金のプロがやるのか、機械的にされていくのかが、アクティブファンドとインデックスファンドの違いです。
そしてアクティブファンドは、インデックスファンドには勝てません。
以下にアクティブファンドよりインデックスファンドが優れている3つの理由を説明します。
まず1つ目の理由は、分散投資ができているということ。
投資の鉄則は分散投資です。
例えばデパートの中に500店舗があれば、その500店舗全てに分散投資していると言うことになります。
この分散投資はアクティブファンドもインデックスファンドも変わらないのでクリアです。
理由2つ目は運用成績です。
インデックスファンドは1975年に初めて設定されました。
当時は、株価指数が人間にかなうわけがないと言われていました。
しかし、結果はどうでしょう。
世界でも、最も有名なアクティブファンドの純資産額をインデックスファンドが追い越しているのです。
プロが運用するよりも、機械的に指標に沿って運用する方が利率が良いのが明確になったということです。
3つ目の理由は手数料です。
アクティブファンドは成績がよかろうが、悪かろうが、高い手数料をとってきます。
ファンドに勝つために、銘柄を調査するために、運用コスト、すなわち手数料がかかってしまいます。
およそ1%から2%ほどの手数料が取られるでしょう。
投資で狙いたい金利と言うものは、年間で5%です。
なのに、その中から1〜2%を取られると言うのは高すぎるにもほどがあります。
対して、インデックスファンドの手数料は0.1%未満という商品もあります。
手数料が圧倒的に安いのが特徴です。
これはインデックスファンドが圧勝です。
手数料の目安としては、0.5%と言う数字を覚えておくと良いでしょう。
手数料が0.5%よりも下の数字を狙ってインデックスファンドを購入するのが最も効率が良いです。
だいぶ長くなってしまいましたが、お金を増やす3つの鍵についてご説明させていただきました。
株を理解して複利を理解する。
そして、投資信託を理解する。
投資信託の商品はインデックスファンドを購入する。
このことをわかってる人はあまりいません。
が、どのお金の本にもここにたどり着くような説明がなされています。
ぜひ一度勉強してみてください。
以下の本を購入してみると、とても勉強になるかと思います。