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【悪用厳禁】なぜ、あなたは誘導尋問に気づかないのか? 100%当たる質問「薄れゆく否定」と「シャーロックの罠」
新年、明けましておめでとうございます!
朝、目覚まし時計を止めようとして、なぜか隣にあったエアコンのリモコンを連打し、「なんで音が止まらないんだ!」とキレ散らかしていた効率脳アドバイザーSHOです。
#温度設定が下がるだけ
さて。
今日は『なぜ、あなたは誘導尋問に気づかないのか?』というテーマでお話したいと思います。
これまでのブログでは「誰にでも当てはまること」を言うテクニックを紹介してきましたが、今日はもっと攻めた内容です。
「相手に質問しているのに、予言しているように見せる技術」についてネタバラシをします。
本題に入る前にコチラの共有です。
そんなこんなで本題です。
名探偵の限界と「シャーロックの戦略」
皆さんは、コールド・リーディングと聞いて何を思い浮かべますか?
多くの人は、「シャーロック・ホームズのように、相手の外見から情報を推理することだ」と誤解しています。
確かに、イアン・ローランドの著書にも「シャーロックの戦略」という項目があります。
・指先や袖口についたチョークの粉(教師?)
・油汚れや染み(自動車整備工?)
・右手の親指、人差し指、中指のタコ(書き仕事?)
・片方だけなくしたイヤリング(急いでいた?)
こういった細かい観察から、相手の職業や生活習慣を推理する技術です。
しかし、プロのサイキックは、この技術をそれほど重要視していません。
なぜなら、「リスクが高すぎる」からです。
例えば、あなたの服に「白い粉」がついていたとします。
「あなたは教師ですね!」と自信満々に言ったら、「いいえ、日曜大工でペンキを塗っていただけです」と返されるかもしれない。
その瞬間、予言者はただの「勘違い野郎」になります。
だから彼らは、もっと確実で、もっと卑怯な手を使います。
「言葉のトリック」で、あなたから答えを聞き出すのです。
絶対に外さない悪魔の質問「薄れゆく否定」
今日皆さんに持ち帰っていただきたい最強のツール。
それが「薄れゆく否定」です。
これは、「否定形の疑問文」を巧みに使うことで、あなたがYESと答えてもNOと答えても、「私は知っていた」という顔をするテクニックです。
例えば、サイキックがあなたの職業を探りたいとき、こう言います。
「……職業の話に移りますが、あなたは子どもを相手にする仕事をされていない?」(否定形)
ここでのポイントは、語尾のイントネーションです。
質問なのか独り言なのか分からないように、曖昧に投げかけます。
これに対するあなたの反応は2パターンしかありません。
パターンA:あなたが実際に教師だった場合
あなた:「いえ、実は教師をやっています」
サイキック:「(即座に)だと思いました。子どもへの親近感が強く出ていますから……」
パターンB:あなたが教師ではなかった場合
あなた:「はい、していません」
サイキック:「そういうのって、あなたの役割じゃありませんから……さらに〜」
分かりますか?
相手が「否定」した場合は、「そうですよね、違うと思ってました」と肯定し、
相手が「肯定」した場合は、「やっぱり!そう出ると思ってました」と肯定する。
どっちに転んでも、
「サイキックの見立ては正しかった」
という事実だけが残るように設計されているんです。
#後出しジャンケン最強説
質問を予言に見せる「ベールをかけた質問」
もう一つ、面白いテクニックを紹介します。
「ベールをかけた質問」です。
普通に「お仕事で旅行に行きますか?」と聞けば、それはただの質問です。
しかし、これに「ベール(覆い)」をかけて、「情報を提供しているフリ」をすると、予言に変わります。
イアン・ローランドはこう説明しています。 単刀直入に聞くのではなく、「私にはこう見えているのですが、あなたに関係ありますか?」というスタンスを取るのです。
例えば、「仕事で旅行するかどうか」を知りたい場合。
【悪い例(ただの質問)】
「あなたは仕事で、頻繁に旅行をしますか?」
【良い例(ベールをかけた質問)】
「……いま私には、ここからある印象を受けています。 『移動』あるいは『旅』のイメージが強く見えます。 これが現在の仕事に関わることなのか、あるいは過去のことなのか、ハッキリとは分かりませんが……カードはそれを示唆しています。 これを聞いて、あなたの中で思い当たるフシはありますか?」
こう言われると、相談者は勝手に脳内で検索を始めます。
「あ、来週出張があります!」
「昔、旅行代理店で働いていました!」
相談者が答えを出した瞬間、サイキックは言います。
「それです! 私に見えていたのは、まさにその光景です」
実際は何も見えていません。
「曖昧なボール」を投げて、相手がそれを「どう打ち返してくるか」を待っているだけなんです。
結論:会話の主導権は「問い」にある
まとめます。
1. シャーロックの戦略:観察は有効だが、リスクがあるため補助的に使う。
2. 薄れゆく否定:「〜ではないですよね?」と聞けば、YesでもNoでも正解にできる。
3. ベールをかけた質問:質問を「不思議なイメージ」として提示し、相手に答えを探させる。
彼らが巧みなのは、
「情報を当てている」のではなく、「情報を引き出している」という点です。
しかも、相手には「引き出された」と気づかせずに。
この技術は、ビジネスのヒアリングや、初対面の人との会話でも強力な武器になります。
「質問攻め」にするのではなく、「仮説」や「イメージ」として投げかけることで、相手は警戒心を解き、自ら情報を語り出してくれるのです。
YouTubeメンバーシップ限定記事では、
さらに高度なテクニックとして、
「専門用語をマシンガンのように浴びせて相手を思考停止させる『専門語のたたみかけ(ジャーゴン・ブリッツ)』」や、
「ロシアの人形(マトリョーシカ)のように、言葉の意味を多重構造にして、どんな答えも正解にする『ロシアの人形』」について解説します。
・なぜ、難しい言葉を使う詐欺師ほど信用されるのか?
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知れば知るほど、言葉の世界がいかに奥深く、そして危険かが分かります。
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【追伸】
「薄れゆく否定(絶対に外さない質問)」を学んだ僕は、
昨夜、不機嫌そうな妻に対して実践しました。
僕:「ねえ、君は……僕に対して、何か怒っているわけではないよね?」
これは完璧な布陣です。
もし「怒ってないよ」と言われれば、「だと思った。君は心が広いから」と返せばいい。
もし「怒ってるわよ!」と言われれば、「やっぱり……そんな気配を感じていたんだ」と返せばいい。
妻は包丁を置き、ゆっくりと振り返って言いました。
「その質問の意図は、『私が怒っていないことを確認して安心したい』というあなたの保身ですか?
それとも、『怒っていることを前提に、その理由を聞く覚悟ができている』という表明ですか?
YESかNOでお答えください」
…どうやら僕は、
生半可な心理テクニックを使った結果、
「究極の二択(デスゲーム)」に引きずり込まれてしまったようです。
#論理的詰み
それでは、明日のブログでお会いしましょう!
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
