【魔法の付箋】「褒める」でも「叱る」でもない。相手の才能を爆発させる『たった一行のメッセージ』とは?

【魔法の付箋】「褒める」でも「叱る」でもない。相手の才能を爆発させる『たった一行のメッセージ』とは?

 

どうも!

「子供を褒めて伸ばそう!」と決意し、
娘が描いた謎の絵(どう見てもジャガイモ)を
「すごい! 天才的な構図だ! ピカソの再来だ!」と褒めちぎったら、
「パパ、これママの顔だよ」と真顔で返され、
褒めれば褒めるほど家庭内の空気が凍りつく地獄を味わった、
効率脳アドバイザーSHOです。
#ママごめん
#ピカソは悪口じゃない

 

さて。

今日は、
『相手をやる気にさせる最強のフィードバック術』
について話します。

「厳しく言うと凹むし、優しく言うと調子に乗る」
そんな悩みを持つ親御さんやリーダーの皆さん。
実は、スタンフォード大学などの研究チームが、「これを添えるだけで、子供(部下)が劇的に努力し始める魔法の言葉」を発見しています。

今回も、ポール・タフ著
『私たちは子どもに何ができるのか』(英治出版)
から、驚きの実験結果を共有します。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

たった一枚の「付箋」が奇跡を起こした

心理学者のイェーガーとコーエンが行った、ある有名な実験があります。

彼らは中学校の生徒たちに作文を書かせ、教師に赤ペン(批評)を入れてもらいました。

 

そして返却する際、生徒を2つのグループに分け、それぞれ違うメッセージが書かれた「付箋(ふせん)」を貼りました。

  • グループA(普通のフィードバック):
    「君にフィードバックを与えるために、このコメントを書いた」
  • グループB(賢いフィードバック):
    「ある言葉」を書いた。

その後、生徒たちに「作文を書き直して再提出するチャンスがあるけど、どうする?」と聞きました。

 

結果はどうだったか?

グループAの修正率は40%程度でした。

しかし、グループBの修正率は、なんと80%近くまで跳ね上がったのです。

特に、成績の低い生徒やマイノリティの生徒ほど、劇的な効果がありました。

一体、どんな魔法の言葉が書かれていたのでしょうか?

 

 

「期待」と「確信」をセットにする

その付箋に書かれていたのは、たったこれだけの言葉です。

「私は君に高い期待を抱いているから、このコメントを書いたのだ。そして、君ならその期待に応えられると私は知っている」

 

これだけです。

これを「賢明な介入(ワイズ・フィードバック)」と呼びます。

 

なぜ、これが効くのか?

普通の「ダメ出し」は、子供にとって「攻撃」や「否定」に聞こえます。

「先生は僕が嫌いなんだ」「どうせ僕には無理だ」と、脳が防御態勢に入ってしまうのです(これをステレオタイプの脅威と言います)。

 

しかし、この魔法の言葉には2つの重要な要素が入っています。

1. 高い基準(High Standard): 「私は妥協しない。高いレベルを求めている」というプロ意識。

2. 確信(Assurance): 「君にはその能力がある」という絶対的な信頼。

 

「厳しいことを言うのは、君を攻撃したいからじゃない。君には才能があると信じているから、あえて高いハードルを用意したんだ」

このメッセージが伝わった瞬間、子供にとって「厳しい指摘」は「愛のある応援」に変わるのです。

 

 

「すごいね」はもういらない

私たちはつい、子供のご機嫌を取るために「すごいね〜」「頑張ったね〜」と安易に褒めてしまいます。

でも、子供は敏感です。

「あ、これ適当に言ってるな」「本当は期待されてないんだな」と見抜きます。

 

今日から、子供や部下に修正をお願いする時は、こう言ってみてください。

 

×「ここは直した方がいいよ」(ただの指摘)
×「すごいすごい、でもここはこうしよう」(お世辞サンドイッチ)

「ここはもっと良くなる。あなたには、もっと高いレベルのアウトプットができる能力があると、私は知っているからね」

 

信じて、期待する。

それが、相手の眠っているエンジンに火をつける唯一の方法です。

 

YouTubeメンバーシップ限定記事では、
この「個人のフィードバック」を超えて、
「チーム全体を最強の組織に変える方法」について解説します。

  • クラスや職場を「ただの集まり」から「家族(クルー)」に変えるELスクールの秘訣
  • 男たちが円になって本音で泣く? 犯罪率を激減させた伝説の儀式「BAM」

 

あなたのチームが、互いに信頼し合い、自発的に動き出す「奇跡の空間」に変わるヒントをお届けします。

 

▶ 有料記事『【チーム作りの教科書】お客様(Passenger)を全員クビにしろ。組織を「運命共同体(クルー)」に変えるELスクールの魔法と、男たちの対話集会』はこちら

▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

【追伸】
「高い期待と、それを達成できるという確信を伝える」
このワイズ・フィードバックを、家事分担で揉めている妻に実践してみました。

シンクに洗い物が溜まっているのを見て、僕は付箋にこう書いて貼りました。

『君に高い期待(シンクをピカピカにすること)を抱いているから、あえて僕は洗わない。
君ならその期待に応えられる能力があることを、僕は知っている』

1時間後。
その付箋は、僕の枕に貼り直されていました。

『あなたに高い期待(自分のことは自分でやること)を抱いているから、あえて私は洗わなかった。
あなたが今すぐ洗わないと、今夜の夕飯がなくなる未来が来ることを、私は知っている』

…どうやら、
「信頼」と「丸投げ」を履き違えると、
即座に「報復」というフィードバックが返ってくるようです。
#使い方が違う
#すぐ洗います

 

現場からは以上です。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

参考書籍

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事