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人間関係の悩みがラクになる考え方|アドラー心理学の“課題の分離”を実践する
どうも、効率脳アドバイザーSHOです!
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なぜ人間関係はこんなにも悩ましいのか?
「職場で上司の機嫌をうかがってしまう」
「友人に誘われて断れず、疲れてしまう」
「家族の期待に応えようとして苦しい」
そんな経験、ありませんか?
人間関係のストレスは単なる“相性”や“性格の問題”ではなく「自分と他人の課題がごちゃごちゃになっている」ことが原因であることが非常に多いのです。
心理学者アルフレッド・アドラーは、こう言いました。
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
そしてその悩みに対処するためのシンプルで強力な考え方が「課題の分離」です。
「これは誰の課題か?」
たとえば…
- 部下がミスを繰り返す
- 子どもが宿題をやらない
- ママ友の誘いを断るのが怖い
こうした悩みに共通しているのは「相手の行動や感情を自分が何とかしなければいけない」と思い込んでしまっていること。
でも、それって本当にあなたの課題でしょうか?
ここでアドラー心理学の問いが効いてきます。
「この問題を放置したとき、最終的に困るのは誰?」
この問いを自分に向けてみると、
「子どもが宿題をしないことで困るのは子ども自身」
「部下がミスして評価が下がるのは部下自身」
「誘いを断られて嫌な気分になるのはママ友」
つまりそれは、他人の課題なんです。
一方で、あなたの課題は…
- どう接するか
- どう対応するか
- 自分の感情をどう扱うか
この「境界線」を明確に引くことが心理的ストレスを減らし、相手との健全な関係性を築く第一歩になります。
「他人の課題」は手放し「自分の課題」に集中する
「課題の分離」とは冷たく突き放すことではありません。
むしろ、“他者を信頼すること”なのです。
「この人は、自分の課題を自分で解決できる力がある」と信じて、干渉ではなく見守る姿勢を持つ。
アドラーが繰り返し強調したのは「人は信頼されることで成長する」ということ。
親が子どもにすべてを指示するのではなく、
上司が部下にすべてを管理するのではなく、
友人の気分をすべて背負い込むのではなく、
「自分がやるべきこと」に集中し、
「相手がやるべきこと」は尊重して任せる。
それが「課題の分離」の本質です。
よくある誤解:「課題の分離=冷たい人」は間違い
「それって冷たい態度じゃないの?」
「放っておくってこと?」
そんなふうに誤解されがちですが、それは全くの逆です。
課題の分離は「信頼しているからこそ、過干渉しない」という態度です。
相手の課題に無理に介入してしまうと、その人が自分の力で解決するチャンスを奪ってしまうことにもなります。
もちろん、関係が大切だからこそ「助けたい」と思うこともあるでしょう。
そのときは、こう考えてみてください。
「これは本当に助けるべき“共同の課題”なのか?」
たとえば子どもが明らかに助けを必要としているとき。
部下が自力では乗り越えられない仕事を抱えているとき。
そうした場面では「課題を一緒に引き受ける」ことも大切です。
ただしその際も、相手が「主体」であるという軸を忘れないことがとても大切になります。
実践のコツ:3ステップで「課題の分離」を習慣にする
考え方だけでなく、日常に落とし込むための
簡単なジャーナリングワークをご紹介します。
STEP① モヤッとした瞬間を切り取る
「なんか疲れた」「気を遣いすぎた」と感じた場面を思い出して書き出します。
STEP② 自分の課題と相手の課題に分けてみる
「自分が管理できることは何か?」「相手が責任を持つべきことは何か?」を言語化。
STEP③ 今後どう対応したいかを書いてみる
無理に変えるのではなく、自分にとって気持ちいい距離感を決めておく。
これを繰り返すだけでも「他人の問題に飲み込まれにくい脳」を作ることができます。
ここから先は「人間関係に強くなる」実践フェーズへ
ここまで読んでくださったあなたはきっと「他人に振り回されない生き方」を本気で望んでいるはずです。
でも、理解だけでは変わりません。
必要なのは「仕組み」と「実践」です。
✔ 上司の評価が気になって仕方ない
✔ 子どもや部下にイライラしてしまう
✔ 誘いを断るだけで罪悪感がある
✔ 距離を取りたいのに、相手にどう伝えたらいいかわからない
そんなあなたに向けて、次回の有料記事では「関係別・課題の分離テンプレート集」をお渡しします。
- ✔ 「これは誰の課題か?」を判断する3つの質問
- ✔ 上司・部下・友人・家族との距離の取り方例文
- ✔ 自分の課題に集中する思考トレーニング
- ✔ 書き出しワーク付きジャーナリングシート
- ✔ 「助けたいけど干渉したくない」時の判断基準
▶ 有料記事『アドラー心理学・課題の分離テンプレート実践編』はこちら
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まとめ
- 人間関係の悩みの多くは「課題の混同」から生まれる
- 「その問題を放置したら誰が困る?」で課題を分ける
- 課題の分離は「冷たい」のではなく「信頼」の態度
- 他人を助けすぎず、自分を犠牲にしない関係が大切
- 書き出しワークで「他人と自分の境界線」を見える化
人との距離に悩んだときは「これは本当に自分の課題なのか?」と立ち止まってみてください。
あなたが背負わなくてもいい荷物は、ちゃんと手放していいんです。
それでは、今日もこの言葉で締めましょう。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!