【なぜ、あの先生の言うことは聞くのか?】子どもの尊敬を勝ち取る「権威」の心理学

【なぜ、あの先生の言うことは聞くのか?】子どもの尊敬を勝ち取る「権威」の心理学

 

どうも!

昔、保育園の先生の一言で息子が昨日まで断固拒否していたブロッコリーを完食したと聞き「俺の言葉の価値って…ブロッコリー以下…?」と自分の無力さを噛み締めている、効率脳アドバイザーSHOです。
#育児における無力感は成長の証らしい

脳科学・心理学をベースに、「人生のムダを減らす技術=効率脳」を毎日発信しています。
このブログはブロガー、YouTuber、そしてNLPコーチである僕が、様々な知見に触れ、頭の中であれこれ考えて発見した“心のバグ技”や、脳科学に基づく“人生のチートコード”をあなたに授ける。ここは、あなたの『人生』という名のクエストを、科学の力で攻略していくための秘密基地。あなたを、この物語の主人公にする、そんな場所です。

 

 

本題に入る前に、僕のプロジェクトの共有です

僕の目的は「つまらない勉強はしない。楽しく学べるコミュニティを作る」こと。YouTubeではその入り口を、メンバーシップ(効率脳ラボ)ではその“奥の院”を共有しています。
現在ラボは、僕と直接“壁打ち”ができる、数名の研究員だけの秘密の場所。この最も熱量の高い空間で、一緒に人生のバグ技を探しませんか?

 

 

家では王様なのに外では“聞く耳”を持つ子どもたち

さて。
今日は『子どもの尊敬を勝ち取る「権威」の心理学』という、ちょっと珍しいテーマでお話ししたいと思います。
これは、僕が主宰する「効率脳ラボ」のワンシーンのチラ見せです。

冒頭のブロッコリーの話、あなたも似たような経験ありませんか?
家では、あれだけ「やだ!」「いらない!」と反抗するのに、保育園や習い事の先生の言うことは、まるで魔法がかかったように素直に聞く。

その報告を聞いた時の、親としての嬉しさと、一抹の寂しさ。
そして、心の奥底で渦巻くこの感情…
「え、俺(私)って、もしかしてナメられてる?」

 

安心してください。

あなたの愛情が足りないわけでも、熱意が空回りしているわけでもありません。
原因はただ一つ。
あなたが、家庭内で「権威」という名の“最強の武器”を、装備し忘れているだけなのです。

 

 

なぜ僕らは“白衣を着た医者”の言葉を無条件に信じてしまうのか?

少しだけ、子育てから離れてみましょう。

あなたが病院に行った時。
ヨレヨレのTシャツを着た医者と、パリッとした白衣を着た医者。
どちらの診断を信じますか?

中身は同じ人物だとしても、僕たちの脳は、無意識に「白衣の医者」を選びます。
実際に「これは特効薬ですよ」と白衣の医者から渡された“ただのラムネ”の方が、ただのラムネより効く、という実験結果もあるくらいです(プラセボ効果)。

これこそが、人間の脳に深く刻まれたバグ。
その名も「権威の原理」です。

僕たちの脳は、白衣や肩書、立派な制服といった「権威のシンボル」を前にすると、「この人の言うことは、たぶん正しいんだろう」と、思考をショートカットして、自動的に信頼モードに入ってしまうのです。
#脳は制服に弱い

 

 

あなたは家庭で「怖いボス」になっていませんか?

「なるほど!じゃあ家でも権威的になればいいんだ!」
と思ったあなた。

それが、最大の落とし穴です。

 

この「権威」には、2つの種類があります。

 

① 怖いボス(権威主義)
「いいからやれ!」「なんで出来ないんだ!」と、恐怖と罰で人を支配する存在。
部下(子ども)は、見ている前では従いますが、見ていないところではサボります。

心の中では常に不満を募らせ、いずれ必ず反乱を起こします。

 

 

② 頼れるリーダー(威厳)
「これをやる理由はね…」とビジョンと理由を語り、一貫した行動で信頼を得る存在。
部下(子ども)は、その人を尊敬し、自らの意志で「この人のために頑張りたい」と協力するようになります。

 

さて。
あなたが毎日、食卓で、リビングで、玄関で発している言葉。
それは、どちらの声に聞こえているでしょうか?

僕たちが家庭で装備すべきは、恐怖の鎧ではなく、信頼のタクトなのです。

 

 

 

今日から「リーダー」になるための、たった2つの約束

「でも、リーダーになるなんて難しそうだ…」

大丈夫。

今日から始められる、具体的なアクションが2つあります。

これだけで、あなたの言葉の“価値”は劇的に変わります。

 

 

約束①:「なぜなら…」を必ず言う
子どもに何かを指示する時、必ず「理由」をセットで伝えましょう。
「早く寝なさい!」ではなく、「早く寝ないと、明日の朝、大好きなパンを食べる元気がなくなっちゃうからね。だから、もうベッドに行こうか」というように。
この一手間が、「命令」を「提案」に変え、子どもの納得感を生みます。

 

 

約束②:言ったことは、必ずやる
「後でね」は、子どもにとって「永遠に来ない未来」です。
「ゲームは1日1時間」と決めたなら、親であるあなたも、子どもの前でダラダラとスマホをいじるのはやめましょう。
親の「有言実行」の姿こそ、言葉の重みを生む最高の“権威シンボル”なのです。

 

 

 

結論:子どもの上に立つな。子どもの“道”を照らす灯台になれ

もう、お分かりですね。

僕たちが目指すべきは、子どもを力で押さえつける「怖いボス」ではありません。
子どもが人生の道に迷った時に、いつでも頼れる「頼れるリーダー」です。

 

しかし、これはまだ壮大なプロジェクトの入り口に過ぎません。

 

「理屈で反論してくる思春期の子どもには、どう“理由”を説明すればいい?」

「イヤイヤ期の2歳児に、どうやってリーダーシップを発揮する?」

「そして、すでに失ってしまった“尊敬”を、どうやって取り戻せばいいのか?」

 

その具体的なロードマップと明日から使える声かけの全技術を僕が運営しているYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事で共有しています。
僕たちと一緒に、子育てという名の最高のエンタメを攻略しませんか?

 

▶ 有料記事『もう怒鳴らない。子どもの心に届く『威厳』の作り方。親子の信頼関係を築くための教科書』はこちら
▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

【追伸】
ちなみに、この「リーダーシップ」、夫婦関係で試す際はまず相手の言い分を全部聞いてからにしましょう。
でないと、家庭内でのあなたの権威はブロッコリー以下になる可能性があります。
#経験者は語る

 

それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事